令和5年度 地域で伝える平和学習
2024年2月11日
令和5年度 地域で伝える平和学習
2024年2月11日
■地域の小学校で「平和学習出前授業」を開催しました。(1/11(木)愛子小学校・1/18(木)広瀬小学校)
広瀬市民センターは、戦争の悲劇や戦災復興への努力とその成果、平和への思いを世代を超えて未来を担う子どもたちに語り継いでいくため、広瀬文化センター・戦災復興記念館と協力して、地域の小学校において「地域で伝える平和学習」を実施しています。
今年は仙台市立愛子小学校(1/11)、仙台市立広瀬小学校(1/18)6年生を対象に授業を行いました。
3時間目、戦災復興記念館職員から仙台空襲の説明、そして当時生活の中で使われていた防空頭巾、ゲートル、千人針、灯火管制カバー、鉄カブトや女性が着ていたモンペ姿の着物の説明を受けました。
4時間目は学童集団疎開をテーマにした紙芝居を作者の百束たき子さんに上演していただきました。
児童の皆さんはスクリーンに映る仙台空襲の説明を食い入るように聞いたり、、実際に資料に持って重さや固さを感じたり、どんな時に使われていたのか質問しながら手で触って感触を確かめたりしていました。初めて触るものばかりだったため、職員に積極的に質問し、メモしたりしながら聞いていました。
また、当時の国民学校(現在の小学校)の児童たちが仙台を離れ、宮崎町で集団で疎開生活を送った紙芝居を、食い入るように真剣に聞いていました。「欲しがりません勝つまでは」の合言葉のもと、我慢を強いられた戦時中の小学生の体験に理解を深めてもらう機会になりました。
■地域で伝える平和学習パネル展 【令和6年1月10日(水)~1月28日(日)】
広瀬文化センター1Fロビーで戦災復興記念館収蔵パネルの展示と戦争体験者が自分の戦争体験を語るDVD上映会を行いました。
パネルは仙台空襲直後の街中の様子の写真を土地区画整理事業後の地図と合わせて作られた貴重な資料です。
戦後79年になり、仙台の中心部が壊滅的な被害を受けたことも知らない人々が増えている今、パネル展を見た地域の方から「このように昔の写真を見れることは歴史を知る上でも大切です。定期的に開催してください。」「今のような世界情勢なので、なおさら小・中・高校生はじめ、若者に見てもらいたい。」「戦争を経験しないためにもこれからも毎年開催してほしい。」など感想を頂きました。
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