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タイトル:お知らせ

写真コンテストの入賞作品決定!

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2018年1月8日

絆づくり田んぼアート開始から5年を数えるにあたり初めて開催された写真コンテスト。審査委員長に在仙でプロの写真家である宍戸清孝氏をお迎えし、応募総数56点の中から4点の入賞作品が決定しました!ご応募いただきました皆様、大変ありがとうございました。
また、今回ご応募いただきました作品全56点を展示する写真展を次の通り開催いたします。いずれも絆づくり田んぼアートの1ページを飾るに相応しい作品ばかりですので、是非会場の仙台市広瀬文化センターまでお越しください。
◎会場「仙台市広瀬文化センター 1階ロビー(←クリックするとアクセス情報が表示されます)」
◎会期「平成30110日(水)~21日(日)※初日10日の10時から入賞作品の表彰式を行います。」

☆最優秀作品
タイトル「仲良し」 撮影者:金田 勝利

【講評】
2014年の夏休みの朝、ラジオ体操の後に友達と2人で立ち寄ったのでしょうか。2人の向こうに気持ちのいい空と見事な田んぼアートが広がっています。表情は見えませんが、その背中だけでも2人の仲のいい様子が分かります。特に効果的だったのはTシャツの背中に描かれた黄色い傘をさした女の子とその周囲で楽しそうな様子の犬の絵です。タイトルの「仲良し」に彩りを添え、2人の表情を想起させるアイテムになってくれました。

☆優秀賞
タイトル「イチニ・イチニ」 撮影者:西川 英夫


【講評】
朝の陽射しを浴びて「気持ちいい朝だよ~」とでも言いたそうなカカシたち。遠景で全体を表現する写真もあるが、このように近景で稲を刈る直前の田んぼを表現する方法もあります。あぜ道にカメラを構えながら、稲の香りがしていたかもしれませんね。私がスズメだったら手前の可愛いカカシの腕に止まって「大丈夫、僕は稲を食べないからね」と言い、後ろのカカシはダースベーダーのようだとからかうかもしれない。そんな空想が広がる田んぼアートの表情を伝えているのではないでしょうか。

☆優秀賞
タイトル「田んぼアート草取り」 撮影者:瀧原 昇

【講評】
何よりも田んぼアートの作業を通じて、親子が楽しみながら活動している様子が伝わってきます。普段、口に入るお米はどのような人々がどんな手間をかけて、どのように育ち、苗から稲に、稲からお米になるのか。田んぼアートはそれらの過程を知ることができる命の授業だと思います。アートは人間の持つ感性や生きる力を育み、心を豊かにする効用があります。親子で生き生きと学ぶ姿に心あたたまるように感じました。

☆審査委員長賞
タイトル「田んぼアート2017仙台」 撮影者:赤間 正人

【講評】
「家族と一緒に田んぼアートを見物に来た記念に撮影しておこうよ」と言う声が聞こえてきそうな作品ですね。お子さんの表情から深い愛情を注がれ健やかに育っていることが伝わってきます。私も思わず微笑んでしまいました。親子の思い出を一瞬に刻んだ作品になりました。
この瞬間を切り取る技が写真の魅力であり基本です。ある人物から「無意識部から溢れるものでなければ、多くは無力か詐欺である」という宮澤賢治の言葉を教えられました。
この作品は少女が左手のピースサインを決めた瞬間ではなく、決めた後の瞬間を写しています。決めポーズを撮ることがよしとされる常識に惑わされず、無意識の喜びを押さえていることに、この言葉を思い出しました。
地域だけではなく県内、東北へと多くの人々に、田んぼアートの魅力を伝えるポスターになりうる作品であると思います。


【総評】
初めて審査を担当させていただく機会に恵まれましたことに感謝申しあげます。今回のご縁は阿部啓二さんとの出会いがきっかけでした。2017年3月、仙台市天文台で写真展を開催した際、阿部さんが訪ねてきてくださいました。私は30年近く、銀座ニコンサロンで米国日系二世をはじめとしたドキュメンタリー写真展を開催しています。長年、ニコンのカメラ技術者を務められた阿部さんは、日本写真界に造詣が深く、私の写真家としてのライフワークもご存じでした。阿部さんの飾らない人柄に話が弾むなかで、一緒に写真の魅力を発信する機会を持てればと考えるようになりました。そうした最中、今回のお話をいただき、快諾させていただいた次第です。
さて、今回の写真コンテストには56点の作品が集まりました。田んぼアートと一言でいっても、捉える視点や瞬間は無限に存在すると思います。田んぼアートだからこういうシーンを撮るべき、写真はこういう瞬間を押さえるべき、という「常識」に囚われてしまうと、写真が窮屈になってしまいます。そういう意味で、今回の受賞作品にはそれらの「常識」を破った「瞬間」や「視点」があったと思います。
写真は技術が先と考えがちですが、私はそう思いません。若い頃、ニューヨークで貧乏暮らしをしながら、一台のカメラを友に、モノクロフィルムを入れて撮影を繰り返しました。技術のなかった私は、繰り返し丁寧に撮影することしかできません。それでも、今、見なおしてみると、技術がなかった故のきらめきがあるように感じます。今はデジタル撮影で便利になりましたが、その分、便利さの代償として、しっかり見つめて考える作業を無くしてしまったような気がします。
写真は多くの人と人を結ぶ力を持ちます。それぞれの視点の違いを認め合い、多様性を重んじることが大切です。今後、より多くの方々が田んぼアートに興味を持っていただき、さらに多くの写真が集まり、若い方々からご年配の方々まで多くの方々が田んぼアートと写真を鍵に交流され、地域がますます発展されることを祈っております。それぞれの素晴らしい想いを込めた写真に乾杯!



 


 

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