「君もプチレスキュー」鶴谷中学校2年生【共助】心肺蘇生・AED訓練
2019年7月10日
「君もプチレスキュー」鶴谷中学校2年生【共助】心肺蘇生・AED訓練
2019年7月10日
「君もプチレスキュー」は、鶴ケ谷市民センターと、鶴谷中学校で共催にて各学年で行われ、3年間を通じて「中学生が地域の一員として避難所運営の際にボランティア活動に参加できるよう、必要な知識や技能について、講義や体験を通して学習してもらう」よう実施する講座です。
本日は、第二学年の生徒たちが、救命救急入門コースの講義と実技講習を受けました。
仙台市宮城野消防署鶴ケ谷出張所丹野さまは、生徒たちに「人が倒れた場面に遭遇した際に、救急車の到着を待っているだけではなく、傷病者の近くにいる皆さんが、直ぐに行動を起こすことを怖がらないでほしい。」と訴え、「倒れた人に3分以内に処置をはじめることで社会復帰率が70%になります。心肺蘇生の仕方とAEDの使い方を習得して、遭遇する際には活かして」と話しておられました。
「音が鳴らないひとは5cm押し切れてない。しっかり押して」の声がかかります。胸の胸骨を5cmも沈むくらいに力強く押すことに「戸惑った…」反応が体育館を包みました。丹野様の解説が続きます。街中で心臓マッサージをしていると、「あんなにへこませてかわいそう」という声があることや、マッサージを受けた患者が病院に着くと、胸骨が大きくへこんでいることも紹介されました。『それでも、身近な人の命を救う方が第一』強調されます。5cm押しても、通常の血流の半分以下であることを教わり、命を救うために必要な行為であることが生徒にも伝わりました。
鶴ケ谷中学校の職員室の前にも、AEDがあります。丹野さんは「それは飾り物ではありません。緊急の際には皆さんも使って対処してほしいです」と、学校生活の中でも全国でたくさんの生徒が命を失っていること、そしてAEDを使えれば助かった命がたくさんあることを紹介いただきました。「使い方は音声で案内されるので、安心して」と、生徒代表が、AEDを使ってみます。その中で「一つだけ、気を付けてほしい。心臓に電気ショックを入れる際は、誰もが被救護者に触れていないことをしっかりと確認してください」と。「触れてしまうと、もう一つAEDが必要になってしましますとも」強調しておられました。
◆参加した生徒たちの声をいただきました。
「今日の講座で今まで分からなかったAEDの使いかたについて、詳しく知ることができました。心肺蘇生法を正しいやり方でやると、思っていたより疲れてびっくりしました。心肺蘇生をやらないと意味がないことが分かったので、練習であっても真剣にやることが大切だなと思いました。今までは余り自分に関係のない事だと思っていたけど、今回の講義を通して、もっと救命について学ぶ必要があるのだと感じました。これからは救命講習会に積極的に参加して、もしもの時に備えておきたいです。」
「救命講習について楽しく出来て、よく理解できた。AEDの使用方法は思っていたよりも簡単で使用方法が分かった。自分は野球をしているので、遭遇するケースが多いかもしれない。周囲の大人の人と協力していき、積極帝にボランティアに参加していきたいと思った。」
「もし目の前でそんなことが起きたら、慌てずにできるようにしたいから。」
「もっと、内容の濃い講習を受けてもしものために、学びたいと思います。」「自主的に行動してみたり、協力したりしてレスキューしてみたいと思った。今回の事を生かしていざという時に行動できるように頑張りたい、身近の所で起こることなので、きちんと身に着けたいと思った。自分の力で少しの人でも救えたらいいなと思った。積極的に活動したい。」
「AEDの使い方を今まで知らなかったから、知ることができて良かった。講習はとても分かりやすく、楽しかった。心臓マッサージがこんなに大変だとは思っていなかったから、貴重な体験が出来た。ビデオはなんて書いてあるかわからなかったから残念でした。」
「今回の体験を通してたくさんの事を学べました。もし、目の前で人が倒れてしまった時、私達はどういった行動をとればいいのか分かりました。もし、こういった体験を通じていなかったら、本当に災害が起こった時、きっと私は何もすることができないと思います。しかしこの体験を通すことで災害が起こった時、どうしたらいいか覚えられました。今日はありがとうございました。」
「できれば人が倒れるなんてことはおきてほしくないが、もしものために今回体験した胸骨圧迫やAEDの使用法を生かして、一つでの多くの命が助かるようにしたい。そして改めて救命講習を受けてもっと救命の事について知っておきたい。そのうえで救命活動にも貢献したい。」
・・・学びを更に深めている様子が伺えます。
ここまでが本文です。