おいしさいっぱい 食材宝庫六郷
2020年3月12日
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おいしさいっぱい 食材宝庫六郷【全4回】
2020年3月12日
◆◇◆第1回◆◇◆
「六郷地域のコメの生産×米の食べ比べ」
令和元年11月2日(土)
10:30~11:30
講師:加藤 新一 氏
試食:米の食べ比べ
・ひとめぼれ(六郷産)
・ササニシキ(六郷産)
・まなむすめ(六郷産)
・だて正夢(宮城県産)
・つや姫(山形県産)
講師の加藤さんは子どもの頃から六郷の米づくりに直に携わってこられた方です。昭和30年頃と現在の六郷の米作りを照らし合わせながらお話が進みました。六郷は古くから農業が日々の生活のすぐ隣にある暮らしが続いてきた地域です。参加者の地域の方々からも,米づくりを基点に昔を懐かしむエピソードが続々と飛び出しました。手作業で行われ,現在よりもずっと手間のかかっていた昔の米づくりでは,親戚や地域の仲間が集まり共同作業で行われてきたそうです。「米で地域のみんながつながっていた。昔は集団で助け合って生活していた。」という言葉が印象的でした。
後半は六郷産を含む5つの品種の米を食べ比べました。はじめは品種名を伏せた状態で味見し,それぞれで異なる風味や食感を楽しみました。
◆◇◆第2回◆◇◆
「仙台井土ねぎ物語」
令和元年11月23日(土)
10:30~12:00
講話:井土生産組合 大友 幸夫 氏
調理実演:加藤 新一 氏
試食:井土ねぎ満喫メニュー
・焼ねぎ3種
・ねぎの白和え
・刻みねぎのふりかけごはん
・ねぎのお吸い物
六郷の誇るブランド野菜「仙台井土ねぎ」。毎年の六郷市民まつりでの販売ではあっという間に売切れてしまうほどの人気です。その井土ねぎを生産している「井土生産組合」の大友さんに,生産現場のお話をお聞かせいただきました。井土地区には震災前は102軒の農家がありましたが,現在は11軒になってしまいました。井土地区は広範囲が危険区域になり,多くの住民が転居を余儀なくされてバラバラになってしまったそうです。4mの津波により農機具も流され,何もなくなってしまったところから,農業法人を15人で立ち上げてスタートしました。震災前はレタスの産地だったそうですが,葉物野菜は塩害で大打撃を受けました。様々な作物の試行錯誤を繰り返し,かろうじて育ったのが玉ねぎとねぎだったそうです。様々な困難を乗り越え,井土生産組合は2019年に日本農業賞と農林大臣賞を受賞しました。井土ねぎは東京オリンピックでの使用認証(グローバルギャップ認証)を取得したそうです。地域産物の魅力を改めて実感し,関心がさらに膨らんだ参加者からは,井土ねぎと他の品種との違いや保存方法,どこで手に入るのかなど,質問がいくつもあがりました。
後半は井土ねぎを実際に使った料理をみんなで試食しました。ねぎで出汁を取ったお吸い物や味付けを変えた焼ねぎなど,様々な調理法によるねぎ料理の数々によって,井土ねぎの「甘とろやわらか」な特徴を満喫しました。
◆◇◆第3回◆◇◆
「米から手づくり味噌」
令和元年12月7日(土)
10:00~11:30
講師:坂井農産
ビニール袋に入れた大豆をつぶし,糀(こうじ)と混ぜて味噌をつくりました。混ぜ込む糀は六郷産の米を,講師の坂井農産さんが前もって加工してきてくれたものです。大豆はゆでて柔らかくなっていましたが,形がなくなるまでつぶすには根気よくこね続ける必要があります。子どもたちも助け合いながら一生懸命取り組みました。参加者のほとんどが初めての味噌づくり体験だったようです。大豆・糀・塩のシンプルな材料で味噌ができることに驚いたという人もいました。味噌づくりを通して伝統的な日本の食文化の魅力と地域の自然の恵みを存分に享受することができました。これから熟成させて,食べられるのは2020年の秋になります。丹精こめてこねた味噌。できあがりが楽しみですね!
◆◇◆第4回◆◇◆
「六郷産の野菜で時短・ヘルシーメニュー」
令和2年2月29日(土)
10:00~12:30
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止になりました。
ここまでが本文です。