令和2年度 柏梁学院
2021年1月19日
令和2年度 柏梁学院 講座のご報告
2021年1月18日
第1回、9月2日(水)開講式。
令和2年度の柏梁学院は、88名(男性29名・女性59名)でスタート、ウィズ(with)コロナに伴い、新しい方法で講座運営をしていくことになりました。2つのグループに分かれ同日に、Aグループ:9:30~10:30・Bグループ:11:00~12:00、で開催。開講式はホールにて、その後に柏梁学院生会を行い、クラブ活動の申し込みは会議室へという流れで、3密にならないように気をつけました。合計参加者62名。
第2回、10月7日(水)「ライフワークとしてのボランティアと市民活動」開催。
仙台市市民文化事業団の職員として、「せんだい演劇工房10ーBOX」工房長、「せんだい3.11メモリアル交流館」館長を歴任し、現在は「せんだいメディアテーク」でご活躍中の 八巻寿文 氏を講師にお迎えし、仙台の演劇を支え、震災で止まっていた神楽の復興に携わったことなどを優しい語り口でお話しいただきました。合計参加者48名。
第3回、11月11日(水)30周年記念講座「コロナ騒動をめぐる日本人論と日本の歴史」開催。
東北大学名誉教授 平川 新 氏 を講師にお迎えし、コロナ禍で自信を持って生きていくために、これまでの日本人論のあり方を大胆に見直されたお話を伺いました。コロナ騒動を契機に、日本の政府や国民の対応について、マスコミ、評論家、識者などから、さまざまな論評がなされましたが、その特徴と問題点についても触れられました。合計参加者58名。
第4回、12月2日(水)手話ソングとしの笛のコンサート「~聞こえなくても内なる思いは音楽になる~」開催。
サインまつもと&しの笛あんぼ 氏を講師にお迎えし、季節柄クリスマスソングや懐かしの歌を演奏していただきました。聞こえないということはどういうことかのお話も伺いました。手話ソングで“りんごの唄”や“ふる里”を体験しながらのワークショップは大好評でした。合計参加者41名。
第5回、1月6日(水)「仙台の詩人 スズキ・ヘキ~人と作品~」開催。
仙台文学館 学芸員 庄司潤子 氏を講師にお迎えし、明治に生まれ、大正・昭和期に仙台の児童文化活動をしながら「童謡専門誌『おてんとさん』」を創刊し、地元仙台の児童文学に多大なる貢献をした本名 鈴木榮吉 について学びました。初めて知る人が多く、もっと作品を知りたいとの声が多くありました。合計参加者33名。
柏梁学院生会共催 柏梁学院30周年記念講座 ビデオ上映会 1月20日(水)10:00~11:15開催。
昨年の11月11日に開催した30周年記念講座のビデオ上映会で、内容は演題「コロナ騒動をめぐる日本人論と日本の歴史」、東北大学名誉教授 平川 新 氏 の講座でした。申込者が14名で、柏梁学院生と地域の参加者が半々くらい、老壮大学である柏梁学院のことを知っていただく機会になりました。引き続き開催した「お茶っこサロン」(11:15~11:30)はお互いの交流の場ともなりました。
第6回、2月3日(水)歴史探訪クラブ共催「続・ふるさとの地名あれこれ」開催。
日本地名研究所 理事 太宰幸子 氏を講師に迎え、受講生の要望もあり昨年度に引き続いてのお話でした。「みやぎのアイヌ語地名」の本を上梓されたこともあり、地域のアイヌ語由来の地名に歴史の重みを感じた講座となりました。「アイヌ語の豊かさを知り、古くから残っている地名の大切さを知りました。」との感想がありました。合計参加者48名。
第7回、3月3日(水)「withコロナ生活で気をつけたいこと」開催。講座終了後閉講式。
国見地域包括支援センターから保健師と社会福祉士のお二人を迎え、コロナ禍で増えた詐欺への注意と、こもりがちになる生活に対応して自宅で簡単にできる体操をご指導いただきました。あまり身体を動かせていない生活の中で、それにつけこんだ詐欺などの様々な事例を教えていただき、「大変参考になりました。」との感想が多く上がっておりました。参加者62名。
柏梁学院は毎年文集「あゆみ」を発行しております。
今年度は記念すべき30周年記念号です。
ここまでが本文です。