秋保石の調査が行われました
2021年9月7日
9月7日(火)に、白沢カルデラプロジェクト実行委員会*が、カルデラの痕跡を求めて秋保石の切り出し場所と磊々峡、そして秋保町馬場にある白岩の調査を行いました。
ご案内役は、東北大学総合学術博物館教授・髙嶋礼詩氏で、まず最初に、秋保里センターのトイレの外壁に使われている秋保石を触ってみることから始まりました。
ご案内役は、東北大学総合学術博物館教授・髙嶋礼詩氏で、まず最初に、秋保里センターのトイレの外壁に使われている秋保石を触ってみることから始まりました。

白沢カルデラとは、北は泉区根白石、西は青葉区作並、南は太白区秋保にまたがる広大なカルデラで、今から800万年~600万年前の火山活動により形成されたと言われています。その地層は、広瀬川や名取川の上流域で見ることができ、今回は、名取川にスポットを当てて調査しました。
髙嶋教授からは、カルデラが形成される過程や、火山活動の違いによってできる岩石が違うことなど、興味深いお話を沢山うかがうことができました。
髙嶋教授からは、カルデラが形成される過程や、火山活動の違いによってできる岩石が違うことなど、興味深いお話を沢山うかがうことができました。

秋保石の切り出しを行っている山の頂上部。
際は垂直に切り落ちていて危険なため、普段は立ち入ることができません。
際は垂直に切り落ちていて危険なため、普段は立ち入ることができません。

磊々峡も秋保石でできています。

白沢カルデラの西隣の深野カルデラがあった、秋保町馬場の白岩。
とてももろい岩質で、年々崩れていくそうです。
※白沢カルデラプロジェクト実行委員会
青葉区まちづくり活動助成事業「白沢カルデラ・広瀬川流域ジオパーク構想」を推進するため、7月20日に会員40名ほどで立ち上げた。活動は、講師による座学のほか、現地調査などを行っていく。
ここまでが本文です。