めざそう花と緑のエコタウン
2021年3月27日
令和2年度「めざそう 花と緑のエコタウン」を開催しました
2020年12月3日
今年度、当初全7回の予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、内容を「落ち葉堆肥づくり」に絞り、全3回で実施しました。
1回目は12月3日(木)に行いました。堆肥にするのは、中山中学校の地域清掃において、中山中学校・中山小学校の生徒・児童と地域住民の皆さんが集めた落ち葉です。
はじめに、講師から「そもそも堆肥とは」「堆肥の使用目的」「堆肥のつくりかた」について講話を聞き、中庭に出て、堆肥づくりの実技を行いました。地域清掃で集められたたくさんの落葉を中庭に広げ、水をかけ、米ぬかと馬糞を加えて満遍なく落葉を混ぜます。それを木枠の中に入れて踏み固め、積み上げていきました。本日の実技はここまでですが、これから微生物の働きで落ち葉が分解、発酵していきます。(数日後、積み上げた落ち葉の温度は60度まで上がりました。これは堆肥づくりが上手くいっている状態だそうです。)
2回目は1月14日(木)、3回目は2月25日(木)に「堆肥の切り返し」を行いました。積み上げた落ち葉の通気性を良くし、発酵むらをなくすため「切り返し」は、良い堆肥にするため必要です。積み上げた落ち葉の木枠を外して隣に置き、落ち葉を外に出ながら、また木枠に積み上げていきます。こうすることで、固まった落ち葉に空気が入り、まんべんなく発酵が進みます。
実技の後は、堆肥を使った花や野菜の育て方、土づくりのコツなどについて、講師に質問しながら、様々な話題で受講生同士も情報交換を楽しむ機会になりました。「早速、自宅でも(落ち葉で堆肥づくりを)やってみた。」という受講生もおり、堆肥が最も良い状態で出来上がるのは約1年かかりますが、講話と実技、情報交換で、資源循環を楽しく学ぶことができました。
受講生の感想
・町内の落ち葉を集めて「堆肥をつくる」に参加して、「土作り」の大変さ、大切なことがわかりました。
・講義、実習を思い出しながら、4分の1規模の柵をつくり自分でもやってみました。
・今回思いがけない堆肥作りに参加し作り方を学ぶことができました。他にも、交流会での皆さんのお話し、参考になりました。
・有機肥料のみで野菜作りをしているので落ち葉堆肥を作りたいと思い参加しました。また、いろいろな植物の育て方も教えていただきありがとうございました。運動不足になりがちな時期だったので、準備体操で、実技の前にやったストレッチ最高でした。ご指導ありがとうございました。
・堆肥作りは毎回楽しみにしています。植物には欠かせない肥料です。また参加したいです。
・講座の成果を日々の暮らしの中に生かしていただいたら幸せです。ありがとうございました。
・講義プラス実習、質疑応答大いに勉強になった。来春の草花、野菜づくりが楽しみ。
ここまでが本文です。