「斎藤産土美術館」は農業の傍ら独学で絵画を学んだ斎藤良平氏がお造りになった私設美術館です。館内には昭和30年代の農民の暮らしや年中行事などが　描かれた多数の作品や 当時使用していた農具などが展示してあり、中でも幅２２メートル、高さ３メートルの「百姓昔日１２ヵ月」は565人の農民の一年間が生き生きと描かれており、圧巻でした。
当時の農民の暮らしや年中行事は、現在に引き継がれているものや現在はもう見ることができない風景まで、様々な形で郷土にかかわる生活の歴史を教えてくれました。参加された方々から、素晴らしい作品だった、子や孫にも農民の１２カ月の生活を伝えていきたいという声が聞かれ、実りある時間が過ごせたことがわかりました。