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令和2年度原町みやぎの地元学
2021年1月31日
「平和について考える」授業を行いました
2021年1月31日
2021年1月29日(金)10:40-12:10
原町小学校の6年生が、リモート学習で「平和学習」に取り組みました。
はじめに、生徒たちは学校の多目的ホールで、戦災復興記念館の職員から、仙台空襲や戦時中のくらし、仙台が復興していく様子について映像を見ながら説明を受け、モンペや防空頭巾、日の丸弁当などを見せてもらいました。これらの資料は複製したものもありますが、千人針は復員してきた方が実際に着用していたもので、多くの女性が無事に帰ってくるように祈りを込めて玉結びを作ったという説明を聞き、大変興味を引かれたようでした。
その後、リモートで、市民センターにいる地域の方2人が、中国からの引き揚げの経験や戦後のくらし、戦後の学校の様子やその頃の遊びについて話しました。何日もかけて列車と船を乗り継いで中国から日本に帰ってきたこと、仙台空襲の時には空が真っ赤に染まり、仙台の町が焼き尽くされ遠くまで見晴らせたことなどの経験談を、子どもたちは熱心にメモを取りながら聞いていました。
話が終わって、感想や質問を募ったところ、「貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました」というお礼の言葉とともに、「お二人にとって本当の平和とはどういうことだと思いますか?」と質問がありました。それに対して「今のように、やりたいことが自由にでき、食べたいものを食べ、行きたいところにどこへでも行ける暮らし、これが平和ということです。私はそう思います。」と、力強く講師から返ってきた来たことが印象的でした。
2020年11月5日(木)13:35-15:15
宮城野区中央市民センターで活動している「宮城野原案内人の会」の会員4人が、日頃の活動の成果を、宮城野小学校3年生の「総合的な学習の時間」で披露しました。
児童たちは、夏ごろから「むかしの宮城野」について、自分たちで調べたり見学を通して勉強してきましたが、11月5日は「宮城野原案内人の会」の会員4人をゲストティーチャ—として招き、図や写真を見ながら説明を受けました。授業は、生徒から聞いてみたいという要望が多かった「永井家の桜」「宮城野萩」「宮城野神社の乳銀杏」「宮千代之碑」「二枚橋」「姥神社」「南の目館」を4人で分担し、各クラスを回ってお話する形で行いました。みんなは調べてもわからなかったことを質問したり、メモを取ったりしながら熱心に聞いていました。
2020年9月24日(水)10:45~11:30
原町小学校では、毎年、3年生以上が、地域の方から地域の歴史や昔の遊び、戦争のことなどを聞く学習をしており、市民センターはその授業のお手伝いをしてきました。ところが今年は新型コロナウィルス感染症拡大防止のために、地域の方を学校にお招きして授業をすることが難しい為、授業をどのように行ったらよいか学校と相談して、5年生はリモート授業を試みることになりました。
5年生は学校近くの万世橋のあたりで採掘していた「亜炭」をテーマに学習しており、今年も7月頃から自分たちで“調べ学習“をし、周りのおとなに聞いたり、本やインターネットで、亜炭について情報を集めてきました。
リモート授業に当たり、調べてもわからなかったことや、勉強して疑問に思ったことを質問票に記入して事前に提出してもらい、当日はそれをもとに、図や写真などの資料を使って、市民センターの講師と5年生の各教室をZOOMでつないで授業を行いました。
初めての試みでしたが、市民センターにいる講師やほかのクラスの様子を教室のテレビで見たり、教室のタブレット端末を使って講師に質問をするなど、普段とは違った授業に積極的に取り組んでいました。
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