令和元年度「高森塾」
2020年3月1日
今年度「高森塾」のレポートです
2020年3月1日
令和2年2月21日(金)、令和元年度「高森塾」の最終回(第9回)を開催しました。最終回の内容は、受講生企画会で話し合って決めた「受講生による受講生のための歌の発表会」です。音楽講師の星久美子氏の伴奏で、第一部「歌の発表会」では、7つの班のメンバーが自分たちで決めた曲を受講生の前で披露してくれました。 発表曲は「翼をください」「ふるさと」「高校三年生」「365歩のマーチ」「人生いろいろ」「青い山脈」「学生時代」です。班のメンバーは、ちょっと恥ずかしがりながらも、味わいのあるすばらしい歌声を響かせ、素敵なミニコンサートになりました。
第二部「みんなで一緒に歌いましょう!」では、星久美子氏に歌唱指導をしていただき、全員で「虹と雪のバラード」「寒い朝」ほか3曲を一緒に歌いました。歌の合間に、星氏から曲のエピソードや時代背景などの説明もあり、思いをこめて楽しく歌うことができました。第二部終了後、今年度「高森塾」の閉講式を行い、天野館長の挨拶と全回出席者の紹介、次年度の講座案内のあと、和気あいあいとした雰囲気の中で今年度「高森塾」は閉講しました。
令和2年1月24日(金)第8回「食べる事!~人生100年時代を生きる~」 というテーマで、㈱明治北日本支社コミュニケーション課管理栄養士の細川里奈氏を講師に迎え、人生100年時代を元気に生きるために大切なことについて学びました。バランスの良い食事と十分な水分補給を行い、口の中をきれいにして食べる力を維持しながら、日常の中にウォーキングなど継続できる運動を行っていくことを心がけて生活することが、健康寿命を延ばすことにつながることがわかりました。
講話の合間に立ったまま行える軽い体操もあり、体をほぐしてリラックスしながら学習しました。講話の中で、効率よくタンパク質を摂取することができ、カルシウム不足を補い腸の調子を整える乳製品についての説明と、簡単に乳製品を取り入れる方法も教えていただきました。
第7回は、令和元年12月13日(金)「ゲームで学ぶ認知症~認知症456~」を開催しました。認知症インストラクターの立川真也氏と山﨑史香氏から、すごろく形式で認知症について学習しました。水戸市で推進している認知症の資料を参考に「認知症は誰にでも起こる可能性があり、あまり怖がらずに理解し、周囲に認知症の方がいたらみんなで支え合っていきましょう」とお話しいただきました。
次に、グループワークとして「認知症456(すごろく)」を体験しました。コマを進めていくと「物忘れが多くなった」「いつも同じ服を着ている」、「若いうちから体を動かそう」「介護保険の申請方法」など、主な症状や相談先、対応など様々な内容が出てきます。中には「立ったり座ったりを5回」などのコマもあり、誰かがそのコマで止まるとグループ全員が立ったり座ったりを行うため、あちらこちらで笑い声があがっていました。受講生から身内の介護経験の情報提供もあり、認知症を必要以上に怖がらなくていいこと、相談先もあるので一人で抱え込まないことなどについて、しっかりと学ぶことができました。
令和元年11月15日(金)、第6回は仙台市介護予防月間事業と共催で「お口の元気は体の元気」をテーマに、仙台市歯科医師会理事の小牧健一朗氏からご講話をいただきました。口腔機能低下症や口腔機能を整えることの重要性についてわかりやすくご説明いただき、摂食嚥下機能に関わる簡単なトレーニング方法も学びました。
講話のあとは、正しい歯磨きの仕方、歯ブラシの使い方から始まり、「お口の体操」や「唾液腺のマッサージ」などを、宮城県歯科衛生士会顧問の奥谷房子氏のご指導で実際にやってみました。日頃から意識して発音練習をすると良い「パタカラ」言葉など、口腔機能の低下を予防につながる方法を学び、早速やってみるという声が受講生から聞かれました。
第5回は、令和元年10月25日(金)ホールを会場に「なつかしのオールディーズコンサート」を公開講座として開催しました。出演は、PALETTEのみなさんです。「ダイアナ」「悲しき街角」などオールディーズの名曲のほか、「青い山脈」「高原列車は行く」や「長い髪の少女」「ブルーシャトー」など、幅広いジャンルの懐かしい曲の数々。すばらしい演奏と円熟味のあるトークに手拍子やハミングで会場一体となり熱く盛りあがりました。
演奏していただいたPALETTEは、男性5人女性1人のバンドです。2011年結成後、「元気で楽しく」を合言葉にホテルやレストラン、高齢者施設などで演奏活動を行っています。演奏ジャンルは、1960年代のロックンロールやポップスが中心ですが、昭和歌謡やグループサウンズなども演奏しているそうです。
第4回は、令和元年9月13日(金)ホールを会場に「いきいき・らくらく健康体操」というテーマで、日常生活の中で無理なく継続できる軽運動を行いました。講師は、高森地域包括支援センターの佐藤吉臣氏ほか4名の方々です。洗濯物を干しながら踵とつま先上げ運動、食器を洗いながらステップ運動、テレビを見ながら片足上げ運動など、時間があまりとれない時も「ながら運動」は簡単にできること、続けることで効果があることなどを教えていただきました。
ゲームのように楽しみながらできる運動もあり、あちらこちらで笑い声があがり、心地よい汗を流すことができました。
令和元年7月26日(金)「高森塾」第3回は、「地名が語るもの」というタイトルで、宮城県地名研究会会長太宰幸子氏を講師にお迎えして、「地名」について学習しました。私たちが見聞きする機会が多い「地名」について、その歴史や宮城県内の地名の特徴、地名からわかることなど、具体的な場所や事例を交えて詳しく教えていただきました。時折先生から出される質問に答えてくださる受講生の方も多く、時間の経過が早く感じた90分間でした。
特に、過去の自然災害を知らせる意味を持つ地名があること、要注意の地名など、防災にもつながってくる地名のところでは、うなずく方やメモを取る方が多く見られました。もっと地名について知りたいという声もあり、地名の重要性について知っていただく機会になりました。
令和元年6月28日(金)午前10時から90分間で、公益財団法人仙台市医療センターの「地域健康講座」のプログラムの中から選択したテーマで、「高森塾」第2回を開催しました。はじめに仙台市医療センターの法人事務局の畑中氏から、今年度「地域健康講座」等についてのご紹介がありました。
次に「こんな症状には要注意!!心臓病と血管病について」のテーマで、仙台オープン病院集中ケア認定看護師の小山内 佑氏からご講話をいただきました。心臓と血管の仕組み、心臓病と血管病、治療と予防、気をつけなければならない症状などについて丁寧にご説明いただき、受講生の方々は真剣そのものの表情で熱心にメモをとりながら受講していました。
令和元年5月24日(金)午前10時、今年度「高森塾」が開講しました。開講式のあと、終活カウンセラー協会公認終活カウンセラー上級インストラクターの髙島恵美子氏から90分間のご講話をいただきました。「終活は、人生の終焉を考えることをとおして自分を見つめ、今をより自分らしく生きる活動」で、年齢に関係なく「今」から始められるということを学びました。具体的な例を交えてのお話とクイズ形式で受講生の方々に参加していただきながらの学習は、笑い声もあがる和やかなムードで進行し、あっという間に時間が過ぎていきました。
ご講話のあとは、今年度「高森塾」のオリエンテーションです。受講生の方々は同じグループの方々と顔を合わせて自己紹介を行い、今年度受講生企画の回の内容についての話し合いと、グループ代表を決めていただいて終了、解散となりました。
ここまでが本文です。