『福室100景いいトコガイド』
仙台市の東
七北田川を擁する農業地帯だった福室
歩いてみると様々な顔が見えてきます。
そんな福室の魅力を写真で紹介します。
2020年5月29日
福室100景
室町時代とは歴史を感じます・・・「中埜山誓渡寺」
栄地区… 多賀城市と隣接するこの一帯は、かつて湿田地帯でした。
昭和45年以降住宅地となり、JR仙石線中野栄駅があり利便性もよいことから、マンション、アパートも多くなりました。
1回目は「中埜山誓渡寺」です。
室町時代開山と言われる臨済宗妙心寺派の寺院。
もとは出花にありましたが、享保10年(1725)に現在地に再度開山されました。
山門は茅葺で瑞巌寺塔頭物を移築しました。門前には3基の宮城三十三観音の碑があります。特に、寛政年間のものは大きく、ご詠歌すべてが刻まれています。観音信仰の盛んな土地柄だったのかもしれません。
「宮城三十三観音供養碑」・・・正面に「宮城三十三番札所観世音菩薩乃塔」ご詠歌1番から9番まで、左側に10番から21番、右側に22番から33番までとおさめの歌が彫られています。細い行書体で極めて美しく彫られています。小梨五助は石工の名工の一人です。
「大悲観世音菩薩」(宮城三十三番札所碑)
「宮城三十三観音供養碑」
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