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タイトル:真美沢公園の四季

真美沢公園の四季 第三十八回 ツグミ

2023年2月19日

真美沢公園は、以前あった八乙女の広域の水田地帯に向けて3段のため池があった里山が連なる地域に、仙台市北部を住宅地として団地が切り開かれた中で里山とため池といったセットで残されたと思われます。最後まで残されたため池の水を利用していた水田も商業地や住宅地に変わり、里山とため池が、自然豊かな地域資産として残されています。

第三十八回 ツグミ

だるまさんが転んだと胸を反らすポーズが愛らしい

英名:Thrush

 

ツグミは、日本全国で普通に見られます。夏季にシベリア中部や南部で繁殖し、冬季になると群れて日本へやってきます。冬にやってくる鳥というと水鳥=水辺の鳥ばかりを思い浮かべてしまいますが、ツグミは、見た目そのまま山野の鳥です。日本へ着くと山林でしばらく群れて行動をしたのち、徐々に散らばり、平地から山地にかけての森林、草原、農耕地などに、或いは都市部などに移動し冬を越しています。

渡りのルートで最大なのが能登半島に入ってくる群れとのこと。日本全国に広がり、ふつうにみられる野鳥になっています。翌年の35月頃には再び群れとなって、繁殖をするためにシベリアへと北上していきます。真美沢沼でも餌を探し、くつろんでいるところを捉えました。

 ツグミは、全長24 cm程、翼開長39 cm、体重75100g、色彩の個体変異が大きいです。目~頬にかけてのクリーム色の縞模様、頭頂部~首の後ろが黒褐色、背中は茶褐色、喉から胸部は淡い黄色。胸部から腹部の羽衣は羽毛の外縁が白い地色に、黒や黒褐色の大きな斑点が散らばるうろこ状の模様なのが見分けの特徴です。尾は茶褐色から黒褐色、翼は黒褐色で羽縁は赤褐色。嘴は黒色に下嘴の基部に黄色が入ります。外見は個体差がありますが、複雑で美しい模様の身体が特徴的です。

オスメスともにほぼ同色です。でも、「背中の色」と「胸のまだら模様」でオスかメスかを見分けることができるとのこと。身体の色や模様が濃く、はっきりしているほうがオス。色が薄いほうがメスです。またメスはオスに比べて翼や背中の褐色味が強く出ます。

飛ぶ様子は、直線的で翼を数回羽ばたいては体につける動きを繰り返すことで、省エネ飛行を行い、長距離の渡りを実現しています。ツグミを古くは「跳馬」と呼んでいました。開けた土地でぴょんぴょんと跳ねて餌を探している格好からのネーミングです。ツグミの特徴はその時の容姿、遠くから気づかれないよう見ていると、跳ねるように歩いては立ち止まって胸を張って斜め上45度に視線を置いて胸を反らして静止して、また歩いてを繰り返します。その独特のポーズを面白く見ることができます。まるで「だるまさんが転んだ」をやっているように見えますよ。胸張った視線の先は、オオタカなどの狩猟する大型の鳥への警戒からくるものです。

 ツグミは「クィクィ」もしくは、「キュイキュイ」「キュッキュー」と美しくさえずりますが、残念ながら日本でそれを聞ける機会はほとんどないとのこと。日本国内では、地鳴きといって「ジジッジジッ」といった鳴き声を聞くことができかもしれません。というのも、名前の由来『ツグミ』は、日本に渡って来て、基本的には鳴かないため「口をつぐんでいる」ことから『ツグミ』読んでいるのです。でも、冬が終わり北上をする前には、しきりに鳴くようになってくるとの情報も、聞けたらあなたはラッキーということになります。

 

ツグミは雑食性のため、基本的になんでも食べますが、特に昆虫を好んで食べます。下草が枯れて植物の小さな果実や昆虫が隠れているのでしょうか、散策路沿いで、跳ねながら食べているようでした。上の写真は、採餌の途中で毛づくろいをしている様子です。

 4月になるとシベリアへの北帰行です。その前に、長距離を飛ぶために、たくさん食べてエネルギーを蓄えようとしているのでしょうね。

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