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長命ケ丘市民センター老壮大学「長命大学」
2024年5月19日
長命大学講座レポート
2024年5月19日
第1回 開講式「風薫る5月のコンサート」
今年度の長命大学は講師に仙台フィルハーモニ管弦楽団の長谷川康氏(バイオリン),木立至氏(オーボエ),ピアニストの東歩美氏を講師にお迎えしてのスタートとなりました。
楽器の使い方や解説,高価なバイオリンはどっち?の聴き比べクイズなど,飽きさせない進行で,あっという間の1時間でした。
間近で見る演奏者の手の動きや,迫力の美しい音色に演奏中に涙が出ましたという感想もいただき,感動と笑いのスタートとなりました。
第2回 講話「人生の締めくくりに向けて備えよう」~もしもの時の意思表示書とは~
2回目の長命大学は,仙台市健康福祉事業団の地域介護講座として,講師にはひかりクリニック院長 清治邦章先生をお迎えし開催しました。人生の終末期や,病気やケガでどんな医療ケアを望むのか周囲に伝えることが難しくなった時のために,今からできることは何かを考え,仙台版の「もしもの時の意思表示シート」を受講生全員で書き込みをしました。「死」について考えるのは怖くて大変な事,しかし無意味ではないことを先生の診療経験をもとに教えていただきました。終了後には,家族の分も,と追加で「もしもシート」を持ち帰られる方が大勢いらっしゃいました。
第3回 講話「家紋基礎講座」~家紋が伝える一族の歴史~
講師にグラフィックデザイナー・家紋姓氏研究家の厚綿広至氏をお迎えし開催しました。日本に3万から5万あると言われる家紋について、その種類や苗字による傾向を詳しく解説していただき、またデザイン性の高い家紋も紹介していただきました。誰しもが関係がある家紋ですが、知らなかったことを多く学ぶことができました。また、伊達家に10種類近くある家紋についても解説していただきました。
第4回講話「自然災害から身を守るために~災害時に生き抜くために必要な知識」
講師に防災士・元山形地方気象台長の川原田義春氏をお迎えしました。近年各地で起きている地震,大雨災害等について,ご自身の実地調査や経験に基づいたお話をいただきました。「地震や大雨の話は,数学や物理の話になりがちなので,理数系でなくともわかりやすく解説をすることを心がけて話します」と最初にご挨拶をいただきましたが,実際とてもわかりやすく,ニュースや気象情報でもわかりにくかったことが,よく理解できました。「うちは大丈夫」と思いがちですが,長年住んでいても「これまでとは違う」と感じたら避難行動に移ることの大切さを教えていただきました。
第5回「長命大学 落語会」
大規模改修による休館のため,今年度最終回となる長命大学は「落語を楽しむ会 貝ヶ森」から三人の噺家の方々においでただきました。社会人落語家の剋家清生さん,貝ヶ森の講座で6年間落語を学んできた嵐々亭 嵐乱さん,可亭左悪さんがそれぞれ小咄を披露してくださいました。師匠である清生さんには大いに笑わせていただき,嵐乱さん,左悪さんはアマチュアとは思えない堂々たるお話しぶりでした。受講生の中には笑いが止まらなくなる方もおられ,「こんなに笑ったのは久しぶりです」という内容の感想をたくさんいただきました。長命大学はしばらくの間お休みになりますが,最終回は大いに笑って終了することができました。
ここまでが本文です。