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タイトル:講座レポート

令和5年度 わくわく子どもの時間 第五回 真美沢公園の野鳥を観察しよう!

2024年2月24日

第五回 真美沢公園の野鳥を観察しよう

2024年2月24日

 黒松わくわく子どもの時間は、情報端末機器を通じての疑似体験や、個での学習機会が増加し、交流を通じての直接の体験学習機会が不足している現実に直視し、学校の授業や家庭では取り組めない、交流と体験学習の機会を伴った学びを開催し、子供たちの探求心や好奇心を刺激して、学びを育んでゆきます。 

 5回目の今回は、「真美沢公園で野鳥を観察しよう」です。普段真美沢公園を散策していると、野鳥が囀り(さえずり)飛んでいるのを幾度も見ることになります。そこで、日本野鳥会宮城支部にお願いし、野鳥観察会の開催の運びとなりました。たくさんの皆さんに、自然豊かで地域の宝である真美沢公園を利用してほしい。以外にも皆さんの住んでいるすぐ近くの森でたくさんの野鳥が住んでいることを知ってほしい。気軽に来て観察してほしいとの思いです。

 今回は18名の地域の皆さんに応募参加いただく予定でしたが、当日のキャンセルで3家族が欠席となり、10名の参加となりました。一枚目の写真は講師のご紹介とあいさつの様子です。講師は日本野鳥の会宮城県支部から2名の方に来ていただきました。野鳥観察の際、最初にしておかなければならないのが、双眼鏡の個人個人に合わせたセッティング。講師のアドバイスをいただきながら、センターのアカマツを対象にしてピント合わせしながら自分の目に合わせることができました。

 黒松市民センターを出て地下鉄駅の向いの歩道から、真美沢沼のほとり、斜面の林をターゲットに双眼鏡を使って、カラ類の野鳥を見ることに挑戦しました。

 向かったのは、東黒松西口からの小径です。本来桜の咲く先にある四阿(あずまや)の脇から入っていきたいのですが、現在工事中なので、迂回して公園に入っていきます。桜の開花までには工事が終わり、通りながら、ソメイヨシノやシキザクラ、早咲きのカワヅザクラが観れるようになったらいいなと思いました。昨年の黒松口のソメイヨシノの満開は330日でした。今年はさらに早まりそうです。

次のポイントは真美沢沼です。観察できたのは、水鳥のオカヨシガモ、コガモ、マガモ、カイツブリに加えて、普段観察できなかったホシバジロやハシビロガモも観察できました。「動かないでじっとしていて~。」と、心で叫びながら観察を続けています。名前を教えてもらえるだけでなく、鳴き声やどんな野鳥なのかもお話しいただきました。先日の雪のせいでしょうか、普段いなかった水鳥も観察できてラッキーでした。

 次は、真美沢公園の林の中に入ります。真美沢公園はそのほとんどが国有林です。毎年初夏と秋に伐採作業や下草の刈込が行われていて、松枯れした樹木を伐採するなど、森の環境を壊さずに自然豊かな様になるよう手入れして下さっています。昨年秋に、森の中の樹木を間引きするように伐採されたことにより、小径からの眺めは、野鳥観察にはちょうど良い感じで樹木と樹木の間を飛び交う野鳥を観察できる環境となりました。ここでは、ヤマガラ、ヒガラ、キクイタダキ、アオジら、たくさんのカラ類を観察できました。

 天空の小径の四阿(あずまや)「望洋の四阿」に着きました。休憩を間に入れながら、観察します。真美沢公園の中で一番標高の高い場所で、見通しもより良くなりました。これまでのカラ類に加えてハシブトカラスやカケス、トビなどの大型の野鳥を見ることができました。

 真美沢公園のぎぼうしの小径にある四阿(あずまや)「たぬきの館」からは、先ほどのカケスに加えて、珍しいアオゲラを観察することができました。

 沢辺の小径を歩いていくと、真美沢公園の中で一番低いところになり見上げるように開けた空間に出ます。そこでは、主にカケスをみんなで捉えることができました。羽を広げた際の青い羽が印象的でした。

 八乙女中学校通用口あたりでも、野鳥観察に絶好の空間となりました。シジュウカラのオスメスが地上に降りて餌をついばんでいるのでしょう、しっかりと観察する機会となりました。


 最後に、東黒松東口の公衆トイレ前で、講師の皆様より本日の振り返りをしながらのお話です。観察できた野鳥をみんなで確認しました。23種類の野鳥を観察できました。住宅地の間にある森林と沼がセットになった公園ですが、以前あった水田に向けてのため池であったために人の手が入らない空間であったことが紹介されました。自然がしっかりと残されていることで、たくさんの野鳥を観察することができる公園なことを教えていただきました。雪が降らなかったら、また別の野鳥が姿を見せてくれるはずです。また来て観察してくださいとお勧めいただきました。

上左から、ジョウビタキ、同、ヒヨドリ、アカゲラ

オカヨシガモ、マガモ

アオサギ、ダイサギ、オカヨシガモ、コガモ

コゲラ、オオバン、カイツブリ、

 

 

 アンケートを書いていただきました。初めて参加の方が7名、2回目の参加の方が3名でした。寄せられた思いは、(抜粋して記します)以下のとおりです。

・多くの種類の野鳥がいることに驚いた。いろいろ季節にまた観察したいと思いました。

・見たことのない鳥が見れて楽しかった。

・カラスの仲間にもいろいろな種類がいることを知った。

・カモは1種類しか知りませんでした。たくさんのしゅるちがいること初めて見れました。

・初めて参加した子供が楽しそうで良かった。これから一緒に観察できそうです。

・今日のように雪の後だと、見られる鳥の種類が違うことを知りました。

・鳥が注意深いことがわかりました。

と、いただきました。ぜひ普段から、野鳥観察に真美沢公園に足を運んでいただけますようお勧めをさせていただいて、講座を修了しました。

 本日観察できた野鳥と、残念ながら声のみで確認できた野鳥は、水鳥でオカヨシガモ、カイツブリ、ハシビロガモ、ホシバジロ、コガモ、オオバン。陸鳥でスズメ、ハクセキレイ、ハシブトカラス、ハシボソカラス、コゲラ、シジュウカラ、キジバト、トビ、カケス、ジョウビタキ、ヤマガラ、ヒヨドリ、アオジ、キクイタダキ、ヒガラ、アオゲラ、ツグミです。皆さんもぜひお越しください。下見の時なども加えて、普段ならこれらに加えて、ダイサギ、アオサギ、カワウ、カルガモ、マガモ、メジロ、カワセミ、アカゲラ、モズなども姿を見せてくれていました。

  以前に捉えたアオサギの様子です。日本で最大のサギで、首が長いのが分かっていただけると思います。






 20231014日(土)わくわく子どもの時間 第四回 秋の真美沢公園をたんけんしよう

 黒松わくわく子どもの時間は、情報端末機器を通じての疑似体験や、個での学習機会が増加し、交流を通じての直接の体験学習機会が不足している現実に直視し、学校の授業や家庭では取り組めない、交流と体験学習の機会を伴った学びを開催し、子供たちの探求心や好奇心を刺激して、学びを育んでゆきます。

 第四回は、春に続いて、秋の真美沢公園をご紹介し、一緒に廻りながら地域の自然資産「真美沢公園」の豊かな自然の姿に触れていただき、折々に訪れていただける公園として紹介。楽しく学べる場であることを知ってもらおうと『秋の真美沢公園をたんけんしよう』を実施しました。オリエンテーリング形式で、問題に答えながら真美沢公園を一周していきます。本日は・・・

 それに先駆けて行われました、「真美沢公園元気プロジェクト」のイベントとして、今年取り組んできた、真美沢公園内の樹木・草花のうちそれぞれの小径沿いの主なものに銘板を設置する活動がなされています。・・・ 真美沢公園元気プロジェクトは、真美沢公園の魅力を発信し、利用促進に関する活動や、環境整備活動等を実施している中で、「銘板の公園内樹木・草花への取り付け」は、今年から取り組んでいるイベントです。

 本日は銘板作成の様々なプロセスの中で、銘板への樹木名・草花名の名入れに参加いただいた、八乙女小学校5年生の代表にも参加いただいて、銘板取り付けのセレモニーを実施しました。

真美沢公園を美しくする会のメンバーと一緒に銘板を、それぞれの樹木に設置しました。 

 次に…『秋の真美沢公園をたんけんしよう』が始まりました。今日は小学生児童11名、保護者の皆みなさま、9名、セレモニーに引き続いいて八乙女小学校の先生にも参加いただきました。講師として各ポイントで自然の様子をご紹介していただけるのは、真美沢公園元気プロジェクトにも参加いただいています「真美沢公園を美しくする会」の皆さんです。上の写真は、あいさつの様子や、自然の中を歩くにあたっての心構えなどが話されました。この後は、3グループに分かれて、設定された各ポイントを廻ります。各ポイントでは公園内の植物にスポットを当ててお話がなされます。この秋のたんけんしようのメインテーマは「植物が次の世代へ命をつなぐ工夫」です。

 いくつかのポイントをご紹介しましょう。

 第1のポイントは「オヤマボクチ」です。小径沿いに育っている草花よりも、背が高く1mほどに育ち、ピンポン玉ほどの大きさの蕾をやや下向きになりながら、やがて花を咲かせます。花の様子や果実をつけた様子が堂々として雄大さを感じさせてくれる植物です。

 昔、まだライターいいえ、マッチがなかったころ、葉っぱの裏の細かな綿毛を集めて、ホグチ(火口)として、火打石で火をつけていたことを教わっていました。

  第2のポイントは、樹木の木肌に特徴のある「ウリハダカエデ」です。ウリといって児童らは想像できるかどうか。マクワウリのような緑色に筋の入った木肌をしているカエデの仲間です。

 ドラえもんのタケコプターのような果実ができます。その果実は羽をもっていて、果実が落ちる際に風が吹くと、果実が遠くに飛ばされ、その中にある種が遠くで芽を出して新たな命が育つといった「風散布」で広がると聞いていました。

 第5番目は、この公園でなくてもよく見かける植物「オオバコ」です。オオバコのまっすぐに立つ茎に、花や果実ができています。果実は良く見ると上下に分かれるフタがあってその中に種があります。その棚は雨の後など、ねっとりとしてくっつきます。実はオオバコは人との関係で、種が広がっている植物と伺いました。歩いて踏まれた靴裏に種がくっついて、歩いていく先で種が落ちて広がります。

 また、オオバコは人に何度も何度も踏まれても枯れずに生き続ける工夫を聞きました。葉っぱを手に取って引っ張るようにちぎると、人の血管と同じ働きをする維管束が切れずにつながっているのです。オオバコはこの維管束が大変丈夫にできていて、踏まれても踏まれて切れたり枯れたりせずに花を咲かせ種を作っている。さらに人に歩いてもらって種を広げている「人散布」の植物と聞きました。

 6番目は「ひっつき虫」特集です。今日の探検で、小径やそのわきの下草の生えているところにも入って観察しています。そこで、歩いてきた皆さんの足元、ズボンのすそ、靴の上の靴下にくっついている物に注目します。すると・・・みんなのズボンには、写真のように、「何か」がくっついています。それらはすべて、①ひっかかってくっついていたり、②ねばねばしてくっついていたり、③踏まれてくっついていたりと様々です。指にとって一つ一つ観察すると、確認できただけで、「キンミズヒキ」「ミズヒキ」「アメリカセンダングサ」「チチミザサ」「ヤブタバコ」がくっついていました。シートをにらめっこしながらそれぞれの種のくっつく仕組みなどを聞いている様子です。ルーペで観察すると、❶触るとねっとりとしていることもわかりました。❷釣り糸の針のように、かんたんに抜けないように返しのついた様子も確認できました。

  最後に、拾ったドングリで「ドングリコマ」を作りました。しっかりと廻っているかな?

 

 最後にいろいろと各ポイントでおしえていただいた真美沢公園を美しくする会の皆さんから、これからも真美沢公園に来て観察してみてくださいと声をかけられていました。最後に、参加した皆さんからお礼を言って、分かれました。

 最後に、参加した皆さんからアンケートを頂きました。

 寄せられたアンケートには・・・・

「セミの抜け殻を見つけて良かったです」

「オオバコの次の世代への広がりが、人に踏まれて運ばれるなんて、人が助けているなんておもしろいと思いました」

「カエデの種を飛ばしてみて、よく飛ぶのと、飛ばないのがあった」

「美味しそうな実でも、おいしい実や、おいしくない実があること、冬が近づくとおいしくなる実があることがわかりました。ガマズミの実食べました。ちょっとすっぱかったけど後から甘くも感じました」

「たくさんのことを教えてもらいました。今後の生活で生かせたらと思いました。また来てみたいです」

「いろいろ教えてもらって面白かった。ありがとうございます。また参加したいです。」

一緒に参加した保護者の皆様からは・・・

「真美沢公園をはじめて散策し、先生方のお話も分かりやすく、あらためて自然の良さに気づきました。素敵な機会をありがとうございました」

「植物の種の飛び方や、子孫の残すための工夫がたくさん聞くことができて勉強になりました」

「何気なく歩いていていただけでは、気づけないことがたくさんありました。これからもいろいろと教えてもらいたいと思いました」

「アカマツばかりの森だと思っていたが、たくさんの週類の樹木や草花が生えていることに気づき、今後は意識して歩いてみたいと思いました」

「真美沢公園を美しくする会の皆さんの働きで、公園の自然の良さがもっと多くの皆さんに知ってもらえて、利用してもらえたらいいと思います。これからも活動よろしくお願いします」

 ・・・と様々に気付きを確認することができました。その中で、また来てみたい、観察してみたいと、実施したねらいに沿って学びや気づきを受け取っていただいたことがわかりました。

ご参加いただきありがとうございました。

 

 

2023年9月30日(土)  第三回 キンボールをたのしもう! 

 黒松わくわく子どもの時間は、情報端末機器を通じての疑似体験や、個での学習機会が増加し、交流を通じての直接の体験学習機会が不足している現実に直視し、学校の授業や家庭では取り組めない、交流と体験学習の機会を伴った学びを開催し、子供たちの探求心や好奇心を刺激して、学びを育んでいきます。

 第三回は、黒松児童館、八乙女児童館と市民センターが共催してキンボールをたのしもう!と題して、ニュースポーツキンボールに挑戦しました。講師は、宮城県キンボールスポーツ連盟より石岡様、佐々木様をお迎えして始まります。今日の参加いただいたお友達は、14名と3名の保護者の皆さん。生徒の皆さんは3年生から1年生、正直キンボールのほうが、体より大きくて、その大きさや弾むことになれることから挑戦します。まずは準備体操から・・・。

 キンボールは4人でチームを組みます。大きな弾むボールを協力して運んだり、打ち出したり、キャッチしたりするスポーツです。そこで、大きさや、柔らかさ、弾んでしまうことに、さわって体で慣れてゆきます。

 チームが相対する位置でボールを転がして、じゃんけん、負けると交代、勝ったらボールを転がして前に進むといった形や、

二人で協力して大きなボールをつかんで運ぶことに挑戦しました。

 ボールに慣れてきたところで、チームごとに打ち出す方と、捕まえる方に分かれて楽しみました。4人でバランスよく受け取らないと、床に落としてしまします。みんな一生懸命に取り組んでいました。皆で協力して協議する楽しみを感じてもらえるかな・・・。

 参加した皆さんに伺うと、「しっかりキャッチできたと思う人」の問いに、半分くらいのお友達ができたと回答していました。「この中で自分が一番たのしんだと思う人」の問いにはほとんどお友達が元気よくてをあげていました。

アンケートからの感想には・・・

・大きなボールもちゃんと工夫して挑戦すれば楽しく遊べるとわかりました。

・この大きなボールが1kgもあるなんてびっくりしました。

・ボールをつかむのが大変でした。けど、とても楽しかったです。

・初めてでもたのしく参加できました。

・チームで助け合ってすることが楽しかったです。またやりたいです。

・先生のお話がとても分かりやすくて、楽しく過ごせました。

保護者で参加いただいた方からは・・・

・子供と一緒の体験できてよかったです

・子供と一緒に挑戦して遊ぶことの楽しさを改めて感じるひと時でした。

・みんな生き生きしてとても楽しい時間を過ごせました。初心者でも安心して参加できるのが良かったです。

参加した生徒たちはみんな、チームのメンバーが協力して取り組むことの大切さに気付いている様子でした。講座の狙いが伝わっていることに安心しました。

 


2023年7月29日(土) わくわく子どもの時間 第二回 ミニ七夕かざりをつくろう!

 黒松わくわく子どもの時間は、情報端末機器を通じての疑似体験や、個での学習機会が増加し、交流を通じての直接の体験学習機会が不足している現実に直視し、学校の授業や家庭では取り組めない、交流と体験学習の機会を伴った学びを開催し、子供たちの探求心や好奇心を刺激して、学びを育んでいきます。

 

 第二回は、今の季節ならでは、仙台伝統の七夕にちなんで、ミニ七夕づくりを実施しました。

 

 仙台の七夕祭りの飾りの下を歩いたことはありますか?風が吹くと和紙が擦れた独特の音が聞こえて、少しだけ暑さを忘れてしまうほど心地よい音色ですよね。その仙台の七夕祭りには長い歴史があるのをご存じでしたか?そして、七夕飾りを飾る際には、必ず「7つ飾り」なるものをすべて吊るしていることも・・・。この7つ飾り一つ一つに願いや思いが詰まっていることも・・・。

仙台に住んでいるからこそぜひ知ってほしいと思い、七つ飾りをミニサイズで作りながら伝統に触れてもらい、はさみの使い方を学んで、クラフト工作の楽しさも味わってもらう一時です。

 本日、七夕かざりのつくり方を教えてくださる黒松市民センターで活躍中のクラフト作成サークル「クラフトM」の皆さんをご紹介しています。

 今日集まってくれたのは、小学校1年生から5年生までの13名の皆さん。そこで最初に、はさみの上手な使い方から学びました。ハサミできれいに切るコツです。真っすぐや階段状、波線や円の上手な切り方を教わりました。

 七つ飾りの工作が始まりました。最初は折り紙で鶴を折ります。

  鶴の折り方を教わっているところ。初めてのお友達がたくさんいました。

 次に吹き流し作りです。頭のぼんぼりづくり、束ねた千代紙を広げています。次に吹き流しのひらひらの部分を、はさみを使って最初に行った練習の成果を見せているところです。真剣な眼差しで取り組んでいるのが伝わってきて、教えているクラフトMの皆さんも、子供たちの思いに応えている様子がうかがえました。

 いま挑戦しているのは紙衣です。衣の裾の部分のはさみの入れ方は波線のはさみの練習が生かされ、切り口の曲がり具合はそれぞれに個性が発揮されていました。さらに七つ飾りの工作は次々と・・・。

 くずかごに投網と挑戦が続きます。

 最後に挑戦しているのが、巾着です。ふくらみやひだひだをつけるのに苦労していました。
 

 完成したミニ七夕かざりがこちらです。

 

 今日、最後に体験して気づいたこと、教えてもらって気づいたことをアンケートに書いてもらいました。お迎えに来た保護者の皆様の声も拾うことができました。

²  楽しかった。先生がやさしくて、また来たいと思った。楽しかったです。

²  じぶんはがんばったな。むずかしかったけど、楽しかったです。

²  紙を動かしてはさみを使うのがわかりました。

²  たくさんむずかしいことがあったけど、楽しかったことが良かったです。

²  鶴を初めておりました。つるはこうやってつくるんだと思いました。

²  いろいろ折ったり切ったりして、楽しかったです。初めてできれいでした。七夕の願いが叶いそうです。

²  くずかごのつくり方が分かった。

²  七夕かざりを全部作るのがとてもむずかしかったです。

²  もっと折り方が上手になりたい。

²  楽しかったです。次もまた参加したいです。

(会場内で拾った保護者の声では・・・)

²  子どもの様子を見て、ほんとに楽しかった様子がわかりました。

²  最後に来て見てましたけど、娘はほんとに楽しかっただろうと感じました。

²  本当に楽しかったみたいで、家でも一緒に作ってみたいです。

・・・といただきました。最後に時間が押してしましましたが、子供たちの取り組む姿勢や一生賢明さに救われました。

 




 わくわく子どもの時間 第一回 真美沢公園を探検しよう!

 黒松わくわく子どもの時間は、情報端末機器を通じての疑似体験や、個での学習機会が増加し、交流を通じての直接の体験学習機会が不足している現実に直視し、学校の授業や家庭では取り組めない、交流と体験学習の機会を伴った学びを開催し、子供たちの探求心や好奇心を刺激して、学びを育んでゆきます。

 第一回は、地域の自然資産「真美沢公園」の豊かな自然の姿に触れていただき、折々に訪れていただける公園として紹介。楽しく学べる場であることを知ってもらおうと『真美沢公園をたんけんしよう』を実施しました。オリエンテーリング形式で、問題に答えながら真美沢公園を一周しました。

 協力していただくのは、地域で活動されている「真美沢公園を美しくする会」の皆様です。真美沢公園を利用しやすい公園にと整備し、たくさんの人に訪れていただき、憩いの場、学びの場、体験の場として利用していただきたいと活動しています。白木会長よりご挨拶いただきました。

 探検シートや拡大鏡が参加者に配布されました。今日の参加者は、近隣の小学生とその保護者の皆さんで総勢23名。応募開始して翌日には定員に達するほど人気の講座となりました。真美沢公園に8個ほどのポイントを設置し、観て触って匂いを嗅いで…五感で真美沢公園の豊かな自然を感じていただきます。センターを出発です。

 それでは、講座の様子を紹介します。ただそこに育っているだけではない、それぞれの植物の工夫を感じ取っていただきます。参加者が体験した中からいくつかのポイントを紹介します。

 

 2番目のポイントを紹介します。木に、「赤い宝石」と言われているのと同じような果実…サクランボの様なものが実っています。でもサクランボとは違います。真美沢公園には、ソメイヨシノやヤマザクラの桜が春に花を咲かせてくれます。そして5月から6月にかけて、たくさんの果実をつけます。形はサクランボそっくり。完熟すると甘くなるよとも。そこに、たくさんの野鳥が来てその果実を食べに集まります。桜の木は、その実を食べてもらい、中の種をふんと一緒に別なところに落としてもらって広がるといった工夫をしていると聞きました。

 3番目のポイントは、イチゴのような小さな粒粒が集まった果実が赤から黒に、たくさん実がなっています。この木の葉は絹糸を採るカイコの食べ物となります。カイコが成虫になる際にまゆを作ります。そのまゆの糸が絹糸です。この木の名前はヤマグワです。

 木の周りには、たくさんの黒い果実が落ちています。食べようとした鳥たちが落としてしまった果実になります。黒くなると甘くおいしいことを鳥たちは知っていて食べに来ることも教わりました。人が食べることもできますが、粒粒の一つ一つに種があるのでざらつくことも教えていただきました。

 4番目は、いろいろな木が「天空の館」の周りに育っています。4種類の木を見て触ってその違いを感じてもらうのがテーマです。細かなザラザラでねじれている様子が見えるネジキ、すべすべの木の肌のリョウブ、ごつごつと深いしわのコナラ、灰色の木肌で網目のようなモミと、その違いを感じています。

 5番目は、戦国時代にメモとして使った葉です。木の葉の裏に細い棒で傷つけるように文字を書くと、その傷が次第に黒くなり文字が浮かんでくる葉です。郵便局の木という別名のついた、タラヨウです。ハガキは、この葉に書いて渡していた所から、葉に書く…はがきになったと教わっていました。郵便局に投函して着いたタラヨウのハガキも、切手に消印がちゃんと押されていました。みんなもつまよううじでタラヨウの葉に書いてみました。

 最後に、この真美沢公園と真美沢沼について、どんなところなのか紹介いただきました。

 この里山は、アカマツの林が基本とのこと。では何で「赤松団地」にならなかったのかと考えてしまいます。そこで黒松団地の始まったころの歴史を教えていただきました。当時の、住宅協会常任理事の芳賀さまが、北根黒松に象徴としてあった大きな「クロマツ」の木に見立てて、この地域にあったアカマツを「黒松」とみなしてつけたと、50周年記念誌の記述から教えていただきました。このあたりの仙台市北部丘陵地域では、クロマツの大木を地域の象徴として名前がついている所がいくつもあります「一本松」「三本松」「五本松」「瞑想の松」などと地域で愛されていたこともご紹介ただきました。

 

 今。皆さんが探検している真美沢公園、里山と真美沢沼セットで貴重な自然が残されています。黒松団地、旭ヶ丘団地、南光台、などが出来る前は、八乙女地域に広がっている水田に向けたため池が連なっていたとご紹介いただきました。真美沢沼の先には、黒松駅を中心にした大きなため池があって、その沼の底に駅が建てられたと伺いました。さらにその手前旭丘堤にも小さなため池があり、3つ連なったため池が水田を潤していたそうです。水田にできるおいしいお米を守るために、周囲の里山も含め開発されずにずっと江戸時代の最後から約300年もの間自然の姿そのままの里山であっと伺いました。

 

 そんな貴重な自然を受け継いだ真美沢公園とお聞きして、ますます大切にしたいと思わされました。

 参加者から頂いたアンケートから抜粋して紹介します。

・この小さな里山にたくさんの樹があるし、自然もいっぱいですごいと思いました。次の世代につなぐ樹の工夫に驚きでした。

・カナブンが集まる場所がわかりました。カブトムシもいるといいなと思います。

・イロハモミジのタケコプターのような種について、くるくる回り風に運ばれやすくなるというところがとても面白かったです。

・樹は虫につかれないように、分厚くなったり、剥がれたり、工夫していることがわかりました。

・食べられる実がたくさんあったことがわかりました。おいしかったです。

・いろんな実とかいろんな木の葉があって、観て楽しかったです。

・季節によって全く雰囲気が違って葉っぱや樹にも一つ一つ興味深い名前がついていた。ぬかしの方の知恵が素晴らしい。

・知らない樹の名前がたくさんあったけど、覚えることができました。

・葉っぱの手紙には驚きました。

・子供が、自然に興味があってたくさんいろんな話を教えてもらって楽しそうにしている姿がほほえましくて良かったです。

・ぱっはが大きくて(ホウノキの葉)すごかった。

・葉っぱでお面を作って楽しめました。

・近所にすんでいますが、始めて真美沢公園にきました。自然がたくさんあってわくわくしました。

・わくわくと探検できてすごく楽しかったです。

・文字の書ける葉があることがおどろきでした。

・クワの実がおいしかったです。

・モミジイチゴの実がとても甘くておいしかったです。

・いろいろな植物について知れて勉強になりました。

・自然そのもののような公園が市内に、家の近くにある事に驚きました。これからも来てみます。

・せつめいしてくれたみなさん、ありがとうございました。植物の工夫に感謝しました。

・たくさんのポイントで、わかりやすくやさしく説明してくれてわかりやすかったです。ありがとうございました。

・葉っぱにいろんな形や大きさがあるってわかりました。

・食べられる実がたくさんあることがわかりました。おいしかった。あまかったです。

・・・等といただきました。

 

参加者の反応を見ていると、普段から真美沢公園に来て自然に触れてもらえそうと感じました。ホームページご覧に皆さまも、ぜひ公園に足を運んでみてください。

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