伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌 1(R5年10月)
ミズアオイとは
令和5年10月5日(木) 宮城県準絶滅危惧種ミズアオイの種を採取に行きました。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌2-1(R5年10月)
9月に美しい花を咲かせたミズアオイは、その後結実し10月ごろには実が熟してきます。 開花が終わり、実が出来たミズアオイは、種子が成熟するとともに長い茎が萎れて折れ曲がり水 面に浸かります。水に濡れた実は3つに裂けて、ひとつの実の中から200粒程の種子が水中にばら 撒かれます。種子の一部は水流に流されて広がりながら、翌年の春まで水底で休眠し、翌春暖か くなる4月頃に発芽します。種子の大きさは1.5mmほどしかなく、成熟した種子は茶色い色をし ています。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌2-2(R5年10月)
栽培しているミズアオイの場合は、実が黒く熟したら割れる前に摘み取り、実を指で摘んで割り中の茶色い種子を取り出します。熟していない実は緑色で、中の種子も白い色をしています。その状態では発芽能力が落ちますので、必ず黒く熟した実を摘み取るようにしましょう。茶色に成熟した種子を取り出したら、種子を水道水で洗浄し、種子以外のゴミを取り除きます。 その後種子を蓋付きの瓶やタッパーなどの容器に入れ、容器を水道水で満たして翌年の春まで冷 蔵庫で保管します。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌3(R6年4月)令和6年 ミズアオイの種まきを行いました。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌4-1
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌4-2
春、4月になり外に置いた水が凍る事がなくなったら、冷蔵庫に保管していた種子を蒔きます。種蒔き用の用土は荒木田土か赤玉土を使用します。腐葉土の混ざった用土は水に漬けると濁りが取れにくいので避けます。
赤玉土は肥料分が含まれないので発芽率が良いですが、その後の成長は緩やかになります。荒木田土は肥料分があるので、発芽後の成長が早くなります。赤玉土に植える際には本葉が伸びはじめたら追肥を入れて下さい。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌5
7月になり梅雨が明けた頃、細長い水中葉の中心からハート型の水上葉が伸びはじめます。そう なったら株ごとに分けて、一株ごとにビニールポットなどに定植します。その後は9月の開花まで 肥料をたくさんあげて、なるべく株を大きくします。また、株元には常に水を張り、水を切らさ ないように十分注意してください。9月頃から一株に一房、青紫色の美しい花が咲いてくれるで しょう。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌6 5月24日の様子
5月 発芽してから子葉が育ってきました。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌7(R6年6月1日)
ミズアオイの葉は水の中でスクスクと育った芝状の水中葉から、笹の葉によく似た形の浮葉に変わってきました。浮葉は水面を覆うほどにたくさん出ており、茎もしっかりとしてきて水面から立ち上がった葉もあります。土の中の根もしっかりと増えてきましたので、そろそろ植え替えが必要になってくるかもしれません。今後、いよいよミズアオイの本葉であるハート型の抽水葉が出てくるでしょう。
(写真真ん中に見える赤い葉は、ハスの新芽です。)
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌8(R6年6月26日)
例年より11日遅く梅雨入りが発表された仙台ですが、ミズアオイの苗は連日の暑さで元気に育っています。ハート形の抽水葉に変わった苗から、大きな鉢に植え替えしました。
株分けする際は一鉢に2〜3株程度を植え付け、肥料を多めに追肥しておきます。鉢ぎゅうぎゅうに育った苗を分ける時になるべく根を切らないように株分けしたいところですが、ある程度成長した苗は根の先が切れても植え替えに耐え、しっかり成長を続けてくれます。
この先は水切れ、肥料切れに注意して、9月の開花時期までに株を大きく成長させていきます。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌9 (R6年7月12日)
昼間は、オンブバッタが葉を食い荒らす事がありますので、あまりに被害が出るようでしたらネットをかけるなどして対策しましょう。
株が成長するに従い葉からの蒸散が増えて水切れを起こしやすくなります。根元が乾燥すると即枯れてしまいますので、常に鉢には水をたっぷりと溜めるよう心がけましょう。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌10(R6年8月3日)
ミズアオイの鉢は、水中にまでたくさんの細かい根を伸ばしてぐんぐん水を吸い上げて成長しています。水を切らさないように毎日鉢いっぱいに水を足しています。
成長の良い株は、葉柄に花芽ができてきました。
ミズアオイの仲間のコナギは今の時期からたくさんの青い花を咲かせていますが、ミズアオイの開花はもう少し先になります。
たくさんの花を咲かせるように、どんどん肥料をあげましょう。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌11(R6年8月5日)
今年は気温が高い日が続いたのと、肥料を多く与えて一株づつ植え付けした効果で早く成長したようです。
ミズアオイの花は綺麗な青紫色で、開いた花は1日で萎みますがその上から新しい蕾を伸ばし、ひとつの株で1週間ほど花を楽しめます。
鮮やかな花にはハナバチの仲間が訪れ、しきりに花粉を集めていました。受粉された花は1ヶ月後には実となり、種が採れます。
ミズアオイの花畑
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌12(R6年8月27日)
花芽ができるにつれて草丈も伸び、立派な株に成長しました。
ミズアオイは一日花ですが、株の先からどんどん花芽を伸ばして次々と咲いています。
開花後に肥料を追肥したのが効いているのか、ハート型の葉も大きく生き生きとしています。
8月4日に開花したミズアオイは、その後毎日咲いてくれています。
花芽ができるにつれて草丈も伸び、立派な株に成長しました。
ミズアオイは一日花ですが、株の先からどんどん花芽を伸ばして次々と咲いています。
開花後に肥料を追肥したのが効いているのか、ハート型の葉も大きく生き生きとしています。
伊達武将隊 松尾芭蕉さんのミズアオイ生育日誌12-2(R6年8月27日)
8月初めに開花した株は実がふくらみ果穂が垂れてきました。受粉後1ヶ月程で実が成熟すると果穂が水面まで垂れ下がり、種子が弾けて水中に散布されます。
果実が黒く変色してきた頃に回収して種子を取り出し、来年の春まで水に浸けて冷蔵庫で保管します。
それはある方からの1通のメールから始まりました。
本日のコース下見で橋の下で見つけた青い花は、ミズアオイという全国的にみても生息地が少ないとても貴重な水草でした。発見場所は群落としては小さいですが、ミズアオイが残る田子地区はとても素晴らしいと思います。
この貴重なミズアオイも、マガンとともに田子の自然として後世に伝えられたらよいですね。写真を撮りましたので、お送りいたします。ブログ等でご活用ください。
田子今昔物語Ⅱ
「まち」の魅力ー再発見しよう まちの風景・歴史・自然・すてきなところ
2021年3月作成
3月に完成しました『今昔物語Ⅱ』リーフレットを市民センター窓口にて配布中です。
田子今昔物語Ⅱ2面
田子今昔物語Ⅱ3面
田子今昔物語Ⅱ4面
田子今昔物語Ⅱ5面 案内地図
田子今昔物語Ⅱ6面 福田町の由来
足軽屋敷図の拡大は次の画面にあります。
田子今昔物語Ⅱ案内面 福田町足軽屋敷図
田子今昔物語Ⅱセピア色の写真館
田子今昔物語Ⅱ裏表紙
2019年7月17日
サイクリングロードから見た宮城野大橋
水車堀の菜の花
田子二丁目公園のモニュメント「響き」
田子の水鏡
ここまでが本文です。