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更新日:2025年4月11日
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奥州仙台おもてなし集団 伊達武将隊 松尾芭蕉さんの田子のミズアオイ育成記録
松尾芭蕉さんの田子のミズアオイ解説
(1)田子市民センターとミズアオイの馴初めについて
宮城県準絶滅危惧種のミズアオイはどんな植物でしょうか。
夏の終わりの9月ごろ水辺をきれいな青紫色に彩るミズアオイは、昔から日本に生息する水草(抽 水植物)の仲間です。「水葱」(みずなぎ)の別名で万葉集にも登場し日本人に古くから親しまれてきたミズアオイは、青紫色の花 が染物に利用され、若葉を食用にされてきました。 しかし、田んぼや水路でよく見られたミズアオイは水田雑草として扱われ、除草剤の使用や水路 の改修により生息環境が悪化し、今では全国的にもほとんど見られなくなってしまいました。 2011年、東日本大震災の被害にあった福島県、宮城県、岩手県の一部地域では、それまで観察さ れなかった場所にミズアオイの群落が出現した例が報告されています。それは、津波によって河川 や用水路の土が掘り返され、土の下に眠っていたミズアオイの種子が表面に現れて長い眠りから 目覚め発芽したのではないかと考えられています。 ミズアオイをはじめとする日本在来の水草は、長い歴史の中で日本人の生活と共に種を繋ぎ、水 辺に暮らす生き物たちのゆりかごとして大切な役割を果たしてきました。しかし、近年の環境破 壊によって多くの水草の仲間が絶滅の危機に瀕しており、大きな問題となっています。
2)ミズアオイと田子市民センターのなれそめは、1通のメールから始まりました。奥
奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊 松尾芭蕉 2023年9月15日発見
本日のコース下見で橋の下で見つけた青い花は、ミズアオイという全国的にみても生息地が少ないとても貴重な水草でした。発見場所は群落としては小さいですが、ミズアオイが残る田子地区はとても素晴らしいと思います。
この貴重なミズアオイも、マガンとともに田子の自然として後世に伝えられたらよいですね。写真を撮りましたので、お送りいたします。ブログ等でご活用ください。(原文)
3)宮城県準絶滅危惧種ミズアオイの種を採取に行きました。令和5年10 月
田子市民センター「田子の魅力発信広報部」の受講生有志の方たちと芭蕉さんとで、関係各所に許可を取り、準絶滅危惧種という貴重な「ミズアオイ」の種を採取に行きました。採取した種は、地域の小学校や地域の環境学習に役立たせたらと活動していきます。
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