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タイトル:講座レポート

令和5年度 工業デザイン発祥の地をのぞいてみよう

2023年12月8日

工業デザイン発祥の地をのぞいてみよう

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工業デザイン発祥の地をのぞいてみよう

2023年12月8日

  • 第1回

令和5年10月28日(土)10:00〜11:30
第1回 講話「国立工芸指導所とはどんなところ?」
講話「国立工芸指導所が果たしたこととは?〜工芸指導所の意思を引き継いで〜」
講師:東北工業大学名誉教授 庄子 晃子さん、産業技術総合研究所東北センター所長 蛯名 武雄さん
ファシリテーター:東北工業大学工学部都市マネジメント学科教授 近藤 祐一郎さん


「工業デザイン発祥の地」の記念碑が宮城野区にあります。昭和3年に国立工芸指導所が設立された場所であり「見る工芸から、使う工芸」へと日本の工業デザインに多大な影響を与えた機関でした。産業技術総合研究所東北センターの源流が国立工芸指導所になり、名称は変わっても取り組みは継承されています。国立工芸指導所が設置された背景や当時どのようなことが行なわれていたのかを庄子先生からお聞きし、どのように引き継がれ現在はどんなことをしているのかを蛯名所長から伺いました。記念碑の存在や国立工芸指導所が何をしていた場所なのかを詳しく知ることができ、受講生にとって有意義な時間になったようです。

  • 第2回

令和5年11月11日(土)10:00〜11:30
第2回 日本を代表する工業デザイナーを輩出している国立工芸指導所。
講話「日本の近代デザインの発祥の地」と言われるゆえんは?
講師:TORCH代表、プロダクトデザイナー、宮城大学事業構想学群特任助教 小松 大知さん

 日本を代表する工業デザイナーと言われる人たちが国立工芸指導所に所属していました。昭和8年に顧問としてドイツの建築家ブルーノ・タウトが招聘され4か月という短い期間でしたが仙台に滞在して指導をしました。タウトの影響は大きく国立工芸指導所の若き所員たちは彼からデザインの手法を学び、吸収しました。小松先生から国立工芸指導所においてのデザインの変遷、そしてそれは現代の工業デザインに続いていることを学びました。受講生は、ここが「日本の近代デザイン発祥の地」と言われるゆえんを改めて認識しました。




  • 第3回

令和5年11月18日(土)講話 10:00〜11:00 体験 11:00〜12:00
 第3回 「国立工芸指導所が仙台に残したもの〜玉虫塗について」
講師:有限会社 東北工芸製作所常務取締役 佐浦 みどりさん

 みなさんが知っている玉虫塗は、宮城県指定伝統工芸品であり現在楽天野球団のヘルメットに使用されています。玉虫塗は国立工芸指導所で誕生し、産業技術総合研究所東北センターの協力を得て現在の生活にあった物へと変化しています。時代と共に変化してきた玉虫塗、宮城県内外そして世界に発信させる
ための工夫など私たちが普段聞くことができないお話を講師の佐浦みどりさんにお伺いしました。

  • 体験

 玉虫塗の体験  ※体験を希望する方のみの参加
初めての玉虫塗の体験に参加者はわくわく、どきどき。上手にできた方や残念ながら上手くいかなかった方それぞれでしたが、みなさんにとって貴重な体験になりました。

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