令和3年度 読み聞かせボランティア養成講座
2021年12月24日

令和3年度 読み聞かせボランティア養成講座
2021年12月24日
令和3年11月25日(木)
第一回「読み聞かせの大切さ・絵本の選び方」
読み語り塾「やまがっこう」代表 鵜飼 信好氏を講師にお招きし、「読みきかせの大切さ・絵本の選び方」をテーマに、子どもの脳の発達に絵本がどう関わっているのか、また読み聞かせをするにあたってどんな絵本を選んだらよいのかを伺いました。
0~3歳までは「前頭前野」の発達が急激であり、絵本でコミュニケーションをとることは言語取得や理解に大きく反映するというお話がありました。
また絵本の持つ意義などを、実際に様々なお話の絵本を読み聞かせしてくださりながら、大変わかりやすく説明してくださいました。
後半には参加者の皆さんも、絵本を持ってめくり方を練習し、子どもによく見える絵本の持ち方を学びました。
令和3年12月9日(木)
第二回「おはなし会の留意事項」
第二回は前回に続き、絵本の選び方について、子どもの発達段階とそれに応じた絵本の事例を伺いました。3歳までは、擬音語などのオノマトペや繰り返し言葉を好むため、絵よりも音に反応することが多く、読み手も絵本を一緒に楽しむ時期であると教えていただきました。
また今回のテーマであるおはなし会のことについて、具体的なプログラムの組み方や、本から本へ内容のつながりをみつけて読みつないでいくなどの構成の仕方を紹介いただきました。
令和3年12月15日(水)
第三回「おはなし会見学」
第三回は会場を茂庭台市民センターに移し、実際に児童館でおこなわれているおはなし会を見学してきました。茂庭台で長年にわたって活躍されている読み聞かせボランティアさんにご協力いただき、絵本に加え、素話や紙芝居を取り入れたおはなし会を子どもたちと一緒に楽しみました。
終了後は、読み聞かせボランティアさんと参加者の皆さんで座談会を開き、ボランティア活動を始めたきっかけや、活動する上で気をつけていることなどお話を伺いました。参加者の皆さんからも質問があがり、活発な意見交換がなされ、大変有意義な時間となりました。
令和3年12月23日(木)
第四回「読みのポイントと実践」
第四回は「読みのポイントと実践」をテーマに、伝わる読み方とはどういうものなのか、再び鵜飼先生にお話をいただきました。練習を重ねること、速くならないことを前提に、音程変化のつけ方や間の取り方など具体的に伝えるコツを学びました。
後半には、実際に一人一人声に出して練習を行い、先生よりそれぞれ読みのアドバイスをいただきました。
読み聞かせの奥深い世界を知り、受講者の多くの皆さんがボランティア活動に興味を持ち、今後もさらに学んでいきたいと意欲的でした。初めて読み聞かせについて学んだ方は基礎を学ぶ良い機会となり、既に活動をしている方にとっても、改めて勉強になったという感想をいただきました。
ここまでが本文です。