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更新日:2025年7月12日
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令和7年度山田豊齢大学
第3回講座「飛行機よもやま話、ちょっとだけ機長の危機管理」【令和7年7月10日開催】
「見上げると青空に飛行機雲!」「みんな大好き空の旅」「飛行機はどうして飛ぶの!」などなど飛行機は夢のある乗り物ですね。今回は、「飛行機よもやま話、ちょっとだけ機長の危機管理」を元ANAFOC(フライトオぺレーションセンター)機長尾口英昭氏にご講話いただきました。尾口氏は、航空自衛隊の戦闘機操縦士、教官、ブルーインパルスパイロットを務められ、その後ピッツアクロバットクラブ専任操縦士を5年経験されました。ANAFOC部機長ではボーイング787、747等を操縦され、17か国42空港を飛び回り、一年の3分の2以上を海外で過ごされたとのことです。このような長いパイロット生活の経験談の裏話や飛行機のメカニズム、安全な離着陸のお話、空から見た地球のお話など、飛行訓練の様子や飛行機からしか見られない景色などの写真を交えながらご講話いただきました。「3.11震災の翌日のフライトで真っ暗な東北の海岸線を見たショック。そして徐々にあかりがともり始めたときの感動は忘れられない。」また普段のフライトで気を付けていることは、「健康がまず一番」そして「あたりまえの事をあたりまえに行う事」だそうです。
そして、皆さん憧れのブルーインパルスについては、「ブルーのメンバーはふつうの人です。でもやっぱりすごいヤツ!」「4日訓練をしないと感がくるってしまう」というお話も。「最後にもう一度乗るとすれば、やっぱりブルーインパルスにのりたい!」とお話しされました。
講話の最後は、受講生のリクエストに応え、飛行中の機長のアナウンスを皆さんに向けてしていただきました。受講生の皆さんは、絶賛の拍手!「素晴らしいお話しでした」と感謝の言葉をたくさんいただきました。
第2回講座「人生100年時代ー自分の人生は自分で選ぶ!創る!~フレイル予防編」 【令和7年6月12日開催】
講師に明治安田生命保険相互会社仙台支社長町営業部より7人の職員の皆さんにお越しいただき、シニア時代の皆さんが興味を持っているテーマでもある「シニア時代を健康で楽しい生活を送る!」ということについてお話と実技をご指導いただきました。今回は特に「フレイル」ということについて学びました。
フレイルには、人との交流が少なくなる「社会的フレイル」、気力が低下する「精神的フレイル」、食事の量が減り筋力が衰える「身体的なフレイル」があり、このフレイルが進むことで介護状態につながってしまうというお話でした。さて自分は今どのような状態なのか、ご持参いただいた機器を使用し、握力測定や血管年齢測定、ベジチェック(野菜の摂取量を測るもの)などでセルフチェックを行いました。実年齢より10歳以上若かった方もいらっしゃいました。シニア時代の「低栄養予防」についてのお話では「さあにぎやかにいただく」という合言葉があり、10の食品「さかな」「あぶら」「にく」「ぎゅうにゅう」「やさい」「かいそう」「いも」「たまご」「だいず」「くだもの」から毎日まんべんなく食べることで低栄養予防になるとのこと。そして時々は知人との会食も楽しむことや市販のものを利用することも予防になりますというアドバイスもいただきました。毎年高齢者の食事について教えてほしいという要望がありましたが、参考になりましたでしょうか。
また筋力トレーニングの仕方、脳トレクイズなど盛りだくさんな内容でした。
受講生の皆さんから「いつも気を付けている食事ですが、やっぱり偏っていました…反省」「とてもわかりやすいお話でした」「健康で今の生活を続けたいです」など感想をいただきました。
様々な角度から自分の健康状態を確認できる良い機会になったようでした。
開講式 第1回講座 記念講話「こんにちは!山田地域包括支援センターです!」 【令和7年5月15日開催】
受講生89名をお迎えし、令和7年度山田豊齢大学を開講しました。
最初に山田市民センター館長より「受講生の皆さんが健康で楽しくいきいきと一年間ご参加いただけますように…」と開講のあいさつがあり、1年間の講座がスタートしました。
第1回講座は、山田地域包括支援センターの4人の職員の皆さんより包括支援センターがどのようなお仕事をしているのか、それぞれの担当の方よりお話をいただきました。
阿部芳恵所長からは、この地域の高齢者の状況など詳しくお話しいただきました。その後、鈴木保健師からは、介護予防サロンの取組やフレイルチェックシートについてのお話を、佐藤主任介護支援専門員からは、介護計画など、福祉や介護との懸け橋となるような役割を意識しながら取り組んでいるとのこと、星社会福祉士からは、高齢者の総合的窓口として高齢者の権利などについても相談に乗っていただけるとのことでした。
山田地域包括支援センターの職員の皆さんのことは、親しくしている方も多いのですが、改めてお話を聞くことで、もっと身近に感じていただけたようでした。
後半は、グループごとに自己紹介をかねて「自分が楽しんでいること」について、お話してもらいました。
わいわいと盛り上がっているお話の中には、「関わっているボランティア」や「サークル活動」「応援しているスポーツ選手」など、短時間でしたが交流の時間を持つことができました。
今年度はじめて参加した方からは、「最初の一歩に出かけてきました。人のお顔がいっぱいみられて仲間が増えた気がします。勉強は楽しいですね。」と感想をいただきました。
またみなさんとの一年が始まります。