令和4年度 仙台伝統ものづくり塾実行委員会共催事業「仙台の瓦の歴史と魅力」
2022年12月16日

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仙台伝統ものづくり塾「仙台の瓦の歴史と魅力」(全3回)講座を開催しました。
2022年12月16日
【第1回 ミニ鬼瓦製作体験】
柏木界隈ではかつて瓦産業がさかんだったことから、今年度は瓦をテーマに連続講座を行いました。
第1回は、11月12日(土)ミニ鬼瓦製作体験を実施。講師として鬼師の(有)中村鬼瓦製造所の中村晃彦さんと(株)植木の植木徹郎さんをお招きし、20名の受講生が参加しました。
鬼瓦の型に粘土を押し込んで切り出し、角を付けたり目を入れて装飾します。
あっという間の2時間で、受講生からは「とっても楽しかった!」、「焼き上がりが楽しみ」などのお声がありました。作品は講師が持ち帰って焼き上げ、完成は1か月後の予定です。
【第2回 講話「仙台のまちづくりと瓦」~仙台の瓦造りの歴史「遺跡から出土した資料を中心に」】
11月19日(土)仙台市教育局文化財課 及川謙作氏を講師にお招きし、仙台で作られ使用された瓦を基に、仙台の古代から近世・近代にかけての歴史について学びました。
当日は講師が遺跡から出土した瓦をご持参になり、貴重な資料を間近に見ることができました。参加者からは「前回の体験から講話を通して興味が深まった」、「お話を聞く前と後で見方が変わった」とのお声がありました。
【第3回 現地探訪「ものづくりのまち、通町近辺の今と昔を歩く」】
11月26日(土)・27日(日)、フリーライターで青空編集室主宰の西大立目祥子さんを講師に迎え、かつての瓦生産の痕跡を探して通町界隈を散策しました。
地下鉄南北線の北四番丁駅に集合し、旧奥州街道から北八番丁、神子町を通り、最後は木町通市民センター5階から通町界隈の瓦屋根を眺めて解散。
まち歩きを通して、瓦だけでなくものづくりの盛んだったまちの歴史を学ぶことができました。
3週にわたる連続講座も無事に終了し、参加者からは「造る、座学、まち歩きとバラエティにとんでよかった」、「もっと自分の住んでいる街を知りたいと思うきっかけになった」との感想がありました。
【ミニ鬼瓦が完成しました】
ここまでが本文です。