令和3年度 せんだいアラカルト
2021年12月28日

令和3年度 せんだいアラカルトを開催しました
2021年12月28日
第1回「仙台にひかりを灯した女性たち」
10月28日(木)、穏やかな秋晴れの中、新寺の3か所のお寺に眠る女性たちの人生を巡りました。松音寺では、江戸時代の仙台から世界を見つめた哲学者・只野真葛のお墓へ。新寺通り沿いの大林寺には、高知から渡り学んだ仙台の方言を、初めて辞書として著した土井八枝の墓所があります。仙台で初めて和算を教えた女性・亀田よねも少し離れた場所に眠っていました。最後に、第4代伊達綱村公の母・三沢初子が眠る伊達家の墓所を特別に参拝させていただきました。教育に心を注いだ女性たちの人生を追体験し、アンケートでは、「今までになかった歴史探訪ができました」「今日以外にも歴史上の仙台の女性の話が聞きたいです」「念願の三沢初子も墓所をお参りでき、感激しました」などの声が寄せられました。
第2回「中山ミステリーツアー~中山の小さな魅力集め~」
11月18日(木)、爽やかで気持ちの良いお天気の中、まち歩き講座を開催しました。申込の際に受講生から寄せられた情報をもとに組み立てた行き先は、当日までのお楽しみ。中山の代名詞でもある、坂の「高低差」や「水源」に注目し、場所ごとに標高を確認しながら、普段何気なく上り下りする中山の坂道を楽しみました。また、現在中山市民センターが建っている場所と月急山公園の敷地は、かつてうどう沼の一部だったとわかり、「だから月急山公園は湿地のような地面になっているんだ」と受講生も目から鱗でした。受講生からは、「景色の素晴らしい場所が分かった。長い時間歩いたが疲れなかった。また参加したい」「歩いてみると坂の具体的な高低差が分かり、地域に詳しくなりました。天気も良く運動になりました」などの感想がありました。
第3回「江戸時代のすずめ踊りを楽しもう」
12月11日(土)、第3回では現在のすずめ踊りの原型となった「ハネコ踊り」について学びました。はじめに、現在のすずめ踊りが仙台の初夏の風物詩としてまちに根付くまでの歴史を学び、講座後半には実際にハネコ踊りの体験を行いました。軽やかなお囃子の音に合わせて自由に踊る受講生の表情には、自然と笑顔がこぼれていました。初めて体験するハネコ踊りの所作に、脳トレになるね!との声も。和気あいあいとした時間はあっという間に過ぎ、受講生からは、「楽しかったのひとことです。体全体あたたかくなりました」「楽しかった。久しぶりに汗をかきました。すずめ踊りのルーツを知ることができ良かったです。家でもやってみたいと思います」「歴史にも触れて、文化をつなげる大切さを感じました」などの感想がありました。
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