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更新日:2025年8月11日
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土木遺産をめぐる旅
土木遺産をめぐる旅~大倉ダム編~
大倉ダムは、令和5年度に日本唯一のダブルアーチ式ダムとして日本土木学会選奨土木遺産に認定されました。「土木遺産をめぐる旅~大倉ダム編~」として、7月26日の土曜日、地域の宝としての大倉ダムの見学会を行いました。
まずは、大倉ダムの概要とダムが果たしている役割、私たちの生活について学びました。大倉ダムは、仙塩地区の上水道はもとより、農業、工業、発電、治水と、様々な恩恵をもたらしています。水の大切さについて、受講者たちは改めて学んだようでした。
ダムは、気象予報に合わせて365日、24時間、ダムの水位を管理しています。管理事務所の操作室で、クレストゲートのモニターを見ながら説明を受け、ゲートを開け閉めをしている様子を見学しました。
会議室では、大倉ダムの紹介ビデオを見ました。普段は見ることができない湖面から望む大倉大橋やダム湖奥にある滝の映像に、受講者の目はくぎ付け。大倉ダムに掲げられた鯉のぼりやライトアップの映像もあり、大倉ダムの魅力を新たに知ることができました。また、最後にはラプラスが入ったプレミアムダムカードと仙台地方ダム総合事務所が管理する6ダム分のダムカードをもらって、受講者たちはご満悦でした。質問もたくさん出て、受講者の関心の高さがうかがわれました。
そして、普段は歩くことがないダムの堤体を歩きました。堤体から眺めるダムの高さに驚き、湖面から見える鯉が優雅に泳ぐ姿を見て受講者たちは感嘆。最後は、堤体の中央部に行って大倉ダムの説明を改めて聞きました。暑い日でしたが、ダムを渡る風が心地よい講座となりました。