令和6年度水の森シニア学園
2024年9月21日
「水の森シニア学園」講座レポート
2024年9月21日
第1回 令和6年5月16日(木)10:00~11:30開講式&「国宝になった多賀城碑」
講師:宮城県多賀城跡調査研究所 吉野 武氏
令和6年度の水の森シニア学園がスタートしました。今年度は新入学生20人を含む67人が様々なテーマで一年間共に学びます。
第1回目は、令和6年が多賀城創建1300年を迎える記念の年ということで、多賀城跡調査研究所の所長 吉野武さんに『国宝になった多賀城碑』というテーマでお話していただきました。受講生のみなさんは、多賀城碑が辿った”歴史に翻弄された数奇なあゆみ”に熱心に耳を傾けていました。
【感想】歴史上重要な碑であること、偽物を発掘調査により真碑となる流れ、心おどる講話であった。/説明(言葉・音量)、レジメも分かりやすく、スライドの字も大きくよく理解できた。再検証の調査の重要性が謎解きのようでおもしろかった。/1万人以上の人が働かされていたとは、そのことにも思いを馳せたいと思います。/長い歴史を見続けてきた多賀城碑、1300年の間、偽作説、真作説をどのような思いで立ち続けたか、碑を見て触れて長い歴史の重さを感じてみたい。/多賀城は東北の誇りだと思っていたが真偽の論争があったのは面白い。/歴史に翻弄された多賀城碑の数奇な歩みに強い興味を感じた。/国宝バンザイ!グッドタイミングの講義にバンザイ!
第2回 令和6年6月20日(木)10:00~11:30「言行録から読み解く政宗公の日常と生き様」
講師:奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊 支倉 常長氏
第二回目の水の森シニア学園は、奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」の支倉常長氏をお招きし、「言行録から読み解く政宗公の日常と生き様」というテーマでお話していただきました。受講生のみなさんからは、楽しいお話に時折笑い声も上がり、臨場感あふれる語り口に聞き入っていました。
【感想】政宗公のリーダーとしての心構えなどを知り、改めて人間性の魅力に溢れる方だったのだと思った。/「木村右衛門覚書」実際に政宗公のおそば近くで目の当たりにした人物の話はとてもおもしろく興味がわいた。「貞山政宗公遺訓」は政宗公の作では無かったのか、知らなかった!政宗公の日常の様子から長生きした理由が分かったような気がする。/政宗公は、自身を研き、政治、外交…と、大した人物を仙台は先祖に持ったものだ、と改めて思った。/楽しい裏話から政宗公のお人柄が分かったような気がする。/
第3回 令和6年7月18日(木)10:00~11:30「果てなき海へ 漕ぎ出でて」ー私は何を感じ何を考えて生きて来たかー
講師:東北大学名誉教授 南部 健一氏
【要旨】学問の新分野に挑んだものの道を見失い何度も困難に出会ったこと、そしてついに世界的な大発見をしたこと、その後も挑戦をし続け難問を解決し、学者としてあるべき姿に到達した喜びなどを語ってもらいました。受講生のみなさんは、「先生の生い立ちがとても分かりやすくユーモアのある話し方で楽しく聞けました。」「先生の生き様に感銘を受けました。」など感想が寄せられました。
【感想】その時々の心境を自然の花木で表現するおもしろさ、お話も飽きずに聞きました。先生の人生が続く限りおもしろい話はまだまだ続く・・またお聞きしたいです。/驚きの人生、若いときに聞きたかった。凄い人に出会った。挫折は誠実に生きた証、救われた。/日常の些細な疑問、難問から大きな業績を得るまでの過程が良く解るお話でした。疑問を持ったら自ら調べる、やってみることが大切だと思いました。/素晴らしい人生でしたね。挫折しても次々と新しいことに挑戦してびっくりです。私たちも新しいことに挑戦することが大事ですね。/学問・研究、先生の生き方が心に沁みた・・研究は難しくもお話は文学的で楽しく聴けました。
第4回 令和6年9月19日(木)10:00~11:00「風は秋色コンサート」
ヴァイオリン;長谷川 康氏
オーボエ;木立 至氏 ピアノ;東 歩美氏
第4回目のシニア学園は、仙台フィルハーモニー管弦楽団の長谷川康氏(ヴァイオリン)と木立至氏(オーボエ)、ピアニストの東歩美氏をお招きして、ヴァイオリン・オーボエ・ピアノの調べを楽しみました。楽器の説明やクイズコーナーなどの楽しいトークもあり、受講生のみなさんは目の前で奏でられる美しい音色に癒され芸術の秋を堪能しました。
【感想】生演奏を聴く機会はめったにない事でとてもぜいたくな時間でした。オーボエの音色はとても深くて主役になりますね。/演奏ばかりではなくトークも楽しくて気配りがあり、選曲も耳にした曲が多く親しみやすかったです。/こんなに近くで生の演奏を聞く機会に恵まれて感謝です。楽器の説明もあり選曲もさまざまなジャンルの曲で楽しめました。仙フィルが近くに感じられました。/長谷川さんは気さくな方で席をまわっての演奏のサービス精神にはびっくりです。ヴァイオリンの値段の聴き比べも楽しかった。/間近で生の演奏を聴き心に沁みました。美しい音色に聞き入り幸せな時間を過ごせました。/
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