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更新日:2025年3月25日
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令和6年度 みんなのつながりがチカラになる防災講座
令和6年度 みんなのつながりがチカラになる防災講座 講座レポート
2024年11月20日
第1回
日時:令和6年6月23日(日曜日)10時45分~12時00分
場所:北仙台コミュニティセンター 多目的ホール
講師:仙台市青葉区連合町内会長協議会 顧問 島田 福男 氏
講演「3.11 東日本大震災 その時、地域は!」
北仙台地区防災協議会との共催で、同会総会終了後に開催しました。全国で語り部活動をしている講師がお住まいの川平学区連合町内会では、震災の4年前(平成19年)に自主防災行動計画を策定し、その後、青葉区のモデル事業実施地域となりました。町内会では毎月1日を「防災の日」と定め、のぼりを掲げて地域防災を推進しているそうです。平成23年の発災時には、災害対策本部の立ち上げや近隣のスーパーなどへの協力依頼など、迅速な対応についての詳しいお話を聞くことができました。
【受講者の感想】(抜粋)
- 組織を活かした実践力、行動力が素晴らしい
- 実際のお話を聞いて、身につまされた思いがして、これからの防災について大変参考になりました。
- 具体的に発災時に重要なポイント、対応を教えて頂き大変参考になりました。こうした対応ができるよう、日頃からの話し合いの積み重ねが大切であり、備えが重要と感じました。情報の伝達、共有をどのようにしていくか、この点もどのようにやっていけるか検討し、実際にやってみることも大切だと思いました。
第2回
日時:令和6年9月1日(日曜日) 10時00分~11時30分
講師:東北福祉大学 准教授 水本 匡起 氏
講演「地形3Dでわがまち新発見!~造成前の地形を愉しむ新しい地域防災とは~」
9月1日は「防災の日」。防災講座にふさわしい日に開催となりました。
先生から、現在の地形の成り立ちなど詳しいお話と共に、3D画像で北仙台地区の造成前の昔の地図と現在の地図を重ねて見せていただきました。かつては谷や山だった部分を盛土や切土して造成していることで、谷だったその方向に水が流れ、溜まりやすくなることが分かりました。その土地の地形や歴史を知ることが自らの命を守り、地域防災につながるとのことでした。
【受講者の感想】(抜粋)
- 概論を地域の実際の地形の状況に落とし込んでいただけたことで、深く理解することができました。
- 地形が大切なことが改めて分かりました。具体的な地形を実際に歩いて見てみたいです。
- 「地域防災は楽しみながらつくっていく」という考え方がとても新鮮でした。市が作るハザードマップのみならず、地域で作っていくことが大切であることが分かりました。
第3回
日時:令和6年11月16日(土曜日) 13時00分~16時30分
講師:東北福祉大学 准教授 水本 匡起 氏
講話と実技「わがまち探検!新発見!~北仙台地区の地形がわかる楽しいまち歩き~」
場所:水の森市民センター 会議室3・4、北仙台地区内
昨年6月、今年9月に先生から講話いただきましたが、その内容を踏まえ、今回の防災まち歩きを開催しました。福祉大の学生10名もご参加いただきました。
まず先生から、今日のルートについて説明がありました。3D画像で北仙台地区の造成前の昔の地図と現在の地図を重ね、地形の成り立ちと確認をしました。その後、外に出て地域を歩きました。見どころポイントで先生の説明を聞きながら、地形の様子を体感できました。
帰館後、先生から「地域の歴史を知って、地域を大好きになってほしい。それが地域防災につながる」とお話がありました。高低差の多い4.5キロの道のりでしたが、受講者全員が完歩!ご参加の皆さま、大変お疲れさまでした。
【受講者の感想】(一部抜粋)
- 自分の住む地域をこのように歩いたのは、はじめてでした。防災というと「危ない」それだけになってしまいますが、楽しい、知りたいと思う心の片隅に、命を守る知恵を持つことができるような気がして、いい時間を過ごせました。学生さんたちのフォロー、ヘルプにも感謝いたします。
- 尾根沿いに歩き、谷との位置関係を知ることで、生活道路や土地の凹凸の状況などを意識した地形の見方ができるようになりました。眺めがよい場所の足元には水が集まる!
- 難しい防災論議よりも、自分達が住んでいる地域の地形等を知ることが、大変実用的な知識であると思いました。町内会の方々にも是非知ってもらいたいと思いました。
第4回
日時:令和7年2月8日(土曜日) 10時00分~12時00分
講師:みやぎ生活協同組合 佐藤 淑子 氏、辻村 優子 氏
講話と実技「おやこワークショップ~おいしく食べて災害に備えよう~」
場所:水の森市民センター 会議室2兼調理実習室
みやぎ生活協同組合さんを講師にお迎えし、3組6名の参加者がポリ袋を使った非常食を3品調理しながら、その合間に「ローリングストック」についてのお話を聞きました。一連の作業はお子さん主体で、大人はそのサポートを行いました。非常時を想定し、洗い物を少なくするため皿にラップをかけて料理を盛りつけました。
【参加者の感想】(一部抜粋)
- 「子ども主体の企画で親として嬉しい」
- 「子どもがいろいろ挑戦できて楽しかった」
- 「料理をしてみていろんなことを学べた」
- 「自分で作った料理はおいしかった」
お問い合わせ
水の森市民センター TEL 022-277-2711