薫風爽やかな5月18日（木）、令和５年度の『中田老壮大学』を開講いたしました。
当日は92名の受講生を迎えて令和５年度開講式から始まり、みなさんが心待ちにしていた「第1回学習会」は、花柳流日本舞踊師範　花柳寿美衡氏の踊りからスタートしました。老壮大学受講生のみなさんへのお祝いとして「日本舞踊　長唄鶴亀」を一指し舞ってくださると、会場からは盛大な拍手が湧きおこりました。踊りの鑑賞後は日本舞踊の歴史や所作について、またテレビの時代劇ドラマに関わることなどをお話いただき、続いてワークショップとして実際に使用している舞台衣装や日本髪のカツラ・扇子などを展示してくださり、受講生はそれを手に取って、見て楽しむこともできました。
学習会の後は、学生会主催による総会を開催し、理事の選出や規約・会費についての説明などを行い出席者から承認を得ました。
令和５年度も学生会理事会を中心に計画・検討し、皆様が楽しく学べるバラエティに富んだ内容で開催して参ります。

 中田老壮大学第２回学習会は、6月15日（木）に『災害と衛生環境』と題し、有事の際の避難生活における清潔情報や災害に備える工夫・いざという時に役立つ日用品などについて学習しました。講師は花王グループカスタマーマーケティング株式会社　社会コミュニケーション部門の相澤美智代東北地区マネージャーです。相澤先生はお住まいが加美町とのことで、ご自身も大雨による洪水の被害などに遭われているとのこと。その際のご自宅付近の映像なども映していただき、当時の様子や普段から用意しているお役立ち日用品、その使い方などをご紹介くださいました。お話を伺って、「あっ！なるほど！」「そういう使い方もできるんですね！」「発想の転換ですね」など、新たな発見もあり、防災士でもある相澤先生のお話は本当にためになりました。講話の後は、歯磨きシートやドライシャンプーシートなどの試供品の体験もして、これからあるかもしれない「もしも」の時に、とても役立つ内容の学習会でした。

 　中田老壮大学第３回学習会を令和5年7月20日（木）に開催しました。今日の第３回学習会と第４回・第６回は仙台市博物館との共催事業で、共催１回目は「江戸時代のアートな仙台」と題し、映像と講話で学びました。仙台市博物館は大規模改修中のため令和６年３月末まで休館中で、この期間を利用して学芸員の方々が市内を廻っています。今この時期だからこそ体験できる出前講座ということで、受講生もとても楽しみにしていた学習会でした。
仙台城にあったと伝えられる障壁画や歴代藩主と仙台藩お抱え絵師の作品、また仙台四大画家の作品について映像と資料を見ながらお話いただき、また後半には仙台領奥州街道絵図を見ながらこの地域の解説をしていただきました。地域の有名な場所や中田神社が映しだされた時は、みなさんスクリーンに身を乗り出して見入っていました。