令和6年度 山田豊齢大学
2025年2月14日

令和6年度山田豊齢大学第9回山田豊齢大学 閉講式・記念コンサート「ヴァイオリン、フルート、ピアノのコンサート」を開催しました
2025年2月13日
【第9回 閉講式・記念コンサート「ヴァイオリン、フルート、ピアノのコンサート」2月13日開催】
令和6年度山田豊齢大学閉講式と記念コンサートを開催しました。
館長より、1年間、健康で元気にご参加いただいたことへの御礼と市民センターの催しなどのお話をさせていただき閉講式がはじまりました。
当日は、雪と風の悪天候の中たくさんの方にお集まりいただきました。
記念コンサートの出演は、ヴァイオリン長谷川康氏、フルート芦澤暁男氏、ピアノ東歩美氏です。
「トルコ行進曲」の軽快なリズムに始まり、フルートコーナーでは山田耕作の「このみち」などを演奏に加え、フルートの歴史や構造についてもお話しいただきました。ヴァイオリンコーナーでは、演奏と共に楽器の音色を聞いてどっちが高価な楽器の音色か音あてクイズ。さて皆さんは当たっていたでしょうか。
「風笛」や「さんぽ」など春らしいアンサンブル、何度聞いても涙がこぼれそうになる「ニューシネマパラダイス」のテーマ曲、などなど1時間にわたり演奏していただきました。参加した皆さんからは、「心にたくさん栄養をもらいました。ありがとう!」「ステージがない演奏会で、まじかに演奏をみることができて感動でした。」などたくさんの感謝の言葉をいただきました。
外は、大変寒い天候でしたが、会場の中は終始温かい雰囲気につつまれた閉講式となりました。
令和7年度もまた元気にお会いできることを願っております。
【第8回 新春初笑い!笑う門には福来る 1月9日開催】
新年あけましておめでとうございます。新年を祝い、新春落語を楽しみました。
落語を披露していただいたのは、東北大学学友会落語研究部の皆さんです。
出し物は、藤鷹亭茄子(ふじたかていなすび」さんの「時そば」、市亭坊ぃ(していぼうぃ)さんの「茄子娘」、迷留世亭弁都(めるせていべんつ)さんの「妻の旅行」の三作です。
豊齢大学の受講生の皆さんは、初笑いということで、何を聞いても笑いモードに入り、終始会場は笑いでいっぱいでした。
大学生の落語とはいえ、プロのみなさんと遜色のない素晴らしい落語で、この時期ならではの「時そば」、プロの噺家さんはあまり披露しない古典落語の「茄子娘」、新作落語の関西弁での「妻の旅行」どのお話も受講生の心をぐっと引き寄せるお話しでした。
落語の発表のあとは、質問コーナーと交流の時間を持ちました。受講生の皆さんからするとお孫さんの年齢ともいえる大学生三人に「なぜ落語に興味をもちましたか」という質問には、「落研の雰囲気がとても良かったので」「笑いが好きなので」とのこと。
また、卒業して就職し、仙台を離れる学生の方には、「行った先でも落語披露してね」、将来高校の先生を目指している方には、「高校でも落語部を作って広めてね」「新年に大笑いをいただきました。ありがとう」などたくさんの励ましの言葉をいただきました。
また逆に学生の皆さんから受講生に「今までの人生の中で、自分のやりたかったことが達成できましたか」という質問をされ、皆さん自分の人生を振り返りました。さて、その達成度はを拍手で表現していただいたところ大きな拍手!年の初めに自分の人生も振り返る?機会となったのでは?
皆様、本年も共に楽しみましょう!
【第7回 仙台藩の参勤交代~教科書に載っていない参勤交代の真実 12月12日開催】
毎年山田豊齢大学では仙台の歴史について取り上げてきました。令和6年度は「仙台藩の参勤交代」についての講話をお聞きしました。
今回お話いただいたのは、東北文化学園大学地域連携センター特任教授渡邊洋一氏です。参勤交代のなかでも、授業では取り上げられない参勤交代の真実という内容。さて仙台藩の参勤交代は何回?都合231回も参勤交代をしていました。約2~3千人の人が、片道7泊~9泊。途中事故などがあれば、もっとかかっていました。その旅費は、片道3000両から5000両かかったとのこと。さて、現在のレートに換算したら!さていくら!になったのでしょうか。江戸時代の小判については時代により金の含有量に違いがあり、一概にはいえませんが莫大な金額になっていたとのことです。
また参勤交代の道中のエピソードもお聞きしました。「旅費が足りなくなったため野宿」「お宿のダブルブッキングのトラブル」「江戸に近くなったらアルバイトを雇ってその力を誇示した」などなど…。半面、参勤交代があったため、江戸の文化や情報を仙台に持ち帰り広めたという面もありました。また、道中のインフラ整備にも寄与したようです。
参加した受講生は、「大学の先生の授業なので眠くなるのではと心配していましたが、楽しく受講できました」「資料がたくさんあり、帰ってからも復習します」「普段聞くことができないお話で楽しい時間でした」などの感想をいただきました。
ちなみに、当時のお米の値段は米1升120文、2520円でした。(令和6年は約1000円)
【第6回 認知症になっても安心して暮らせる社会をー認知症家族の体験談を通して 11月14日開催】
仙台市では、11月を「介護予防月間」とし、1か月間を通して市内で様々なイベントを開催しています。
山田市民センターでも、この取り組みの一環として「認知症の人と家族の会宮城県支部」より、堀籠久実さんと柳沼芳美さんを講師に迎え「認知症になっても安心して暮らせる社会を」を開催しました。お二人は、認知症を患ったご家族と長い間生活しておられました。その体験談を皆さんにお話していただきました。お話の後山田地域包括支援センターの阿部芳江所長と佐藤清子主任介護支援専門員に加わっていただき、グループで感想や情報交換を行いました。
認知症はすぐにもの診断されるのではなく徐々に進んでいくものです。家族の感情は、最初の「戸惑いと不安」「混乱と怒り」「割り切り」そして「受容」へと変化していきます。その間、地域からの受入や近隣に隠すことなく生活できることに至るまで様々な葛藤があったということです。また近所の方から「何かできることがあったら遠慮しないで」と声をかけてもらったことはとてもうれしい体験だったとのことです。半面「今まで親しくしていた方と急に疎遠になってしまった」ことは残念な体験だったともお聞きしました。
認知症と診断されたか方やその家族は、どこに相談したらよいのか、今までの生活がどうなるのか、想像するだけで不安になります。そのような時、山田地域包括支援センターなどが窓口になり、様々な相談にのって下さるようです。また「認知症の人と家族の会」は全国組織で相談窓口もあることをご紹介いただきました。宮城県では、このような皆さんのサロンやつどいなどもあり、同じ体験をした皆さんの共有の場があることも教えていただきました。
受講生の皆さんも「認知症」に関しては、関心が深く熱心に聞き入っていました。お二人のお話に心打たれたというたくさん感謝と励ましの言葉をいただきました。
長い人生ですが、これからの事を見据えながら、心配することだけでなく、今たくさん楽しめる時間を持つことの大切さを感じました。
【第5回 レッツトライ!ますます元気エクササイズ 10月10日開催】
今回は、山田豊齢大学の受講生の皆さんが最も興味のあるテーマのひとつである、「健康と運動」についての講座を開催しました。
講師は、信用堂スポーツ企画代表で健康運動指導士でもある髙橋もゆるさんです。
まず最初は、ウォーミングアップ。みんなで輪になり隣の方と手を合わせ脳トレに挑戦!ここで先生からひと言「出来る出来ないは二の次!まずはやってみることが大事ですよ!そして、隣の方とのコミュニケーションも大切に。ご近所の方と仲良くすること、お友達をたくさん作ることがこれからの人生に大事です」。
次は、ストレッチと筋力トレーニングの方法を教えていただきました。髙橋先生が指導している「いきいきフィットプログラム」に沿って、足踏み、片足立ちやかかと上げ、スクワットの安全で正しいやり方、タオル運動などひとつひとつ丁寧にまた何のためのトレーニングなのか詳しく教えていただきました。動きの途中で「今使っている筋肉はここですよ。」「さぼっちゃだめよ!」とはげまされながら頑張りました。最後はリズム体操。音楽に合わせて、いつもはできないノリノリステップまでできました。
参加した皆さんから、「今までで一番楽しい運動の講座でした。また来年もお願いしたい。」「いつもは一人で運動していますが、みんなで運動するのも楽しいですね。」「これからも毎日続けたいです。」など感想をいただきました。
来月また皆さんとお会いした時、すっと背筋がのびている‥‥かな?
【第4回 健康食品ってなに? 9月12日開催】
宮城大学食産業学群フードマネジメント学類食産業政策研究室教授 作田竜一氏をお招きし、「健康食品」についてのお話をうかがいました。
最近の健康食品は、私たちの手に簡単に手に入りやすく、その効果などについてもテレビなどで見かけることが多くなってきました。
受講生の皆さんも常日頃から「健康」についての関心が高く、健康維持のため、日々努力を重ねているようです。
作田先生より「健康食品と医薬品の違い」「健康食品だけで健康になれるか」「トクホや栄養機能食品、機能性表示食品について」など詳しく教えていただきました。
講話後のグループでの交流の時間では、「食事だけで高かった血圧を下げることができました」など健康についての体験談などお話ししてくださった方もおりました。それぞれのグループで、健康についてだけではなく様々な話題が飛び交い、短時間でしたが楽しい交流ができたようでした。
参加した皆さんからは、「健康食品と医薬品の違いがわかりました。今後は自己責任でサプリメントを取っていきたい。自宅にあるものもよく確認して服用したい。」「いままで健康食品と薬についてぼんやりと考えていましたが、これからは注意してみていきます。」「大学の講義と同様の内容をユーモア交えながら、わかりやすく説明していただきありがとうございました。」など、感想や感謝の言葉をいただきました。
今回はかないませんでしたが、現役大学生の皆さんとの交流が実現できると良いですね。
【第3回 映像の仙台史ー戦前・戦後の仙台の懐かしい映像上映 7月11日開催】
せんだいメディアテークが所蔵している、「仙台の戦前・戦後の懐かしい映像」のフィルムや写真をお借りし、受講生の皆さんと鑑賞しました。
今回の講座は、山田市民センター真壁直人館長が自ら案内人を務め、いつもの軽快なトークで映像や写真の紹介をし、会を盛り上げていただきました。
この映像は、1935(昭和10)年頃に仙台市がつくった35ミリフィルムの観光PR映画です。この中から、山田近隣の秋保温泉や秋保石の切り出しの様子、秋保電車が長町から、この地域の月ヶ丘や街道ため池あたりにあった旗立遊園地、萩が丘を通って秋保温泉までを運行していた頃の様子、また二口峠や八ツ森スキー場でのハイキングやスキー教室の様子など、大変懐かしい映像をご覧いただきました。また、映像だけでなく年代や地域が解らない「ココどこだろう!」という写真も見ていただき、「三神峯公園ではないでしょうか」とか「野草園ですね」「大八山から見た山田の様子でしょうか」など皆さんからたくさんの情報をいただくことができました。
受講生の皆さんは、「懐かしいねぇ」「当時は経済的には豊かではなかったが、子どもたちの目がキラキラしていて活気があったね」など口々に話しあい、終始笑いが絶えない和やかな会になりました。
【第2回 太極拳で筋力アップー太極拳を体験しよう! 6月13日開催】
楊名時八段錦(ようめいじはちだんにしき)・太極拳師範大竹千賀子氏とこの地域で活動している「雅(みや)ぶ太極拳和(なごみ)の会」の皆さんのご指導で太極拳を体験しました。
楊名時八段錦太極拳について、講師の大竹先生より、「人と比べない・競わない」「自分の健康のため、そして人との和を大切に」という考えと、「心静かに、呼吸はゆったりと、動きはしなやかに、『同心協力』で楽しむ養生法であり、『動く禅』といわれています。」という静かなお話から始まりました。
最初に、この地域で太極拳のサークル活動をしている「雅ぶ太極拳和の会」の皆さんの演舞を拝見し、その静かで優雅な動きに会場は心穏やかな雰囲気に包まれました。初めて太極拳を体験する方が多かったのですが、大竹先生の丁寧な説明に加え、和の会の皆さんが受講生の皆さんの中に入り見本を見せていただきながらの体験のおかげで、「初めての体験でしたが楽しかった。また体験してみたい」「静かな動きでしたが、とても体力を使うことがわかりました」「和の会の皆さんのおかげでわかりやすかったです。ありがとうございました」などたくさんの感想をいただきました。
当日は6月とはいえ、夏日に届く気温で、大変な暑さの中での体験でしたが、静かな音楽にのせた太極拳の動きに、心も体も涼やかに感じるひと時でした。
また、講座開催までの待ち時間に、館内に飾る七夕の吹き流しの折り鶴づくりにもご協力いただき、たくさんの折り鶴が集まりました。
皆さんにご協力いただいた七夕飾りもお楽しみに!
【第1回 開講式 記念講話「山田鈎取・太白・人来田地域の防犯と安全について」交流会「みんなで歌いましょう」 5月9日開催】
5月9日(木)81名の受講生をお迎えし、山田豊齢大学新年度をスタートしました。
開講式記念講話では、山田交番所長西川英雄氏より「山田鈎取・太白・人来田地域の防犯と安全について」のお話をうかがいました。年々功名になる「詐欺」の手口についてや地域の交通事故の状況などから、私たちの安全な生活について講話いただきました。
後半の交流の時間では、自己紹介の時間を持ち、最後に「山田うたごえ喫茶」のみなさんの進行で懐かしい歌を楽しみました。
「身近に起こっている詐欺のお話や交通事故のお話などとても良いお話でした。」「懐かしい歌を久しぶりに大きな声で歌うことができて楽しかった。」「山田豊齢大学で知り合いをたくさん作りたいと思います。」など楽しく過ごした感想をいただきました。
一年間、元気に学び合いましょう!
ここまでが本文です。