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更新日:2025年3月25日
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令和5年度 山田豊齢大学
第9回山田豊齢大学 閉講式 記念コンサート バイオリン オーボエ ピアノのコンサート」を開催しました。
2024年2月12日
第9回 閉講式 記念コンサート「バイオリン オーボエ ピアノのコンサート」令和6年2月8日
令和5年度の山田豊齢大学は「記念コンサート」で締めくくりました。
出演は、バイオリン長谷川康さん、オーボエ木立至さん、ピアノ東歩美さんの三人です。
演奏は、「乾杯の歌」の春らしい曲で始まりました。そして、木立至さんによるオーボエやイングリッシュホルンの演奏では、楽器の紹介とともに、ふだんオーケストラでは演奏することがないという「愛燦々」を歌うように演奏していただきました。バイオリンの長谷川康さんは、楽器をを弾きながら、会場の後ろの席の皆さんの所まで回り本物の響きを聞かせてくれました。演奏だけではなく、オーケストラの裏話や楽器の材質や値段についてなど、軽快なトークで会場は、終始楽しい雰囲気に包まれました。最後は、会場からのアンコールの声にこたえていただき、「愛のあいさつ」「津軽海峡冬景色」などを演奏していただき、名残惜しいコンサートを閉じました。参加者からは「閉講式にふさわしい、心に染みるコンサートでした」「癒されました」「心に栄養をいただきました」「懐かしい曲に涙が出ました」などたくさんのお礼の言葉をいただきました。
後半の閉講式では、真壁直人館長より受講生の皆さんへの感謝とねぎらいの言葉が送られました。
令和6年度も皆様元気に参加していただけることを願っております。
第8回 落語「新春初笑い!笑えるA(エー)語でゆかいな楽(らく)語 令和6年1月11日
英語落語家千英(ちえ)氏をお招きし、新春落語を楽しみました。
おなじみの出囃子で登場した千英さん。立派な眉毛を上下に動かし、仙台弁の自己紹介で、会場はどっと沸きます。
「英語の落語?」と少し気構えて参加した受講生の皆さんでしたが、一気に和んだ雰囲気になりました。
講座の後半は、落語の歴史についてのお話です。クイズ形式で、近くに座った方たちと相談しながら落語の歴史クイズを楽しみました。受講生の皆さんの出身地のトリビアな知識を披露する時間は、懐かしい故郷の話に心和むひと時だったようです。
後半は、お待ちかねの「時そば」の一席を英語をまじえた落語にアレンジしてご披露いただきました。
「新年から大笑いしました」「人生笑いが一番!また聞いてみたいです」「参加者同士で話をすることができて、楽しい時間を過ごせました。と笑いではじまった新年になりました。
今年一年の皆様のご健康をお祈り申し上げます。
第7回 講話 楽しく健活セミナー「チョコレートの世界へようこそ」令和5年12月14日
株式会社明治北日本支社企画部食育・エリアマーケティング一課より阿部裕子氏をお招きし、チョコレートについてのお話をうかがいました。
「カカオ豆って野菜?果物?」答えは果物です。「カカオ豆の木からチョコレートができるまでさて何年かかるでしょう?」答えは30年以上もかかるそうです。とても身近な食べ物のはずなのに知らなかったことがたくさんありました。また、チョコレートはカカオ豆の原産地で味が違うことを実際に試食し、確かめることにも挑戦しました。今回は、カカオ豆からチョコレートができるまでや生産地のこと、チョコレートの歴史のこと、企業でのSDGsの取り組みなどについて、たくさんの写真や映像を入れながらお話していただきました。参加者からは「ときどき食べるチョコレートを選ぶのが楽しくなりました」「SDGsの取組に感心しました。協力しようと思います」「日本は恵まれていますね」などたくさんの感謝の言葉をいただきました。
チョコレートという身近な食べ物を通し、私たちが世界の状況に目をむける機会をいただき、有意義な時間を過ごすことができました。
第6回 講話 日常の健康管理のチェックポイント・がん治療の現状と先進医療の将来性 令和5年11月9日
総合南東北病院南東北岩沼PET高度診断医療センターより健康経営アドバイザー佐伯悟氏をお招きし、ご講話をいただきました。
人生100年時代、多くの方が100歳まで生きる可能性があります。さて健康寿命はというと必ずしも100歳まで続くものではないようです。現在の日本では5人に一人が何らかの成人病にかかり、さらにがん罹患率は男性60%、女性45%、そしてアレルギーが2人に1人など、不健康な生活習慣がこのような現実を生み出しています。生活習慣病は、どんな名医でも治せるものではなく、自分で生活習慣をかえるしかないとのお話でした。そのためには健康診断の結果で気になるところは必ず受診することが大切なようです。がん治療については、がんの標準治療があるものの、がん治療にともなうQOL(生活の質)を低下させない先進医療についても多く触れていただきました。その中で副作用が少ない陽子線治療についても紹介していただきました。このような治療の効果にはやはり早期発見が大事であること、その検査としてPETがん検診という健診方法についても教えていただきました。
受講生からは、「初めて聞くお話で大変参考になりました」「難しい内容を分かり易く教えていただきありがとうございます」など感想をいただきました。
最後に佐伯氏より「医療に100%はありません。人間に100%は一つだけ存在する大切なことは、自分の人生に納得できたかではないでしょうか」とメッセージをいただきました。
第5回 講話 調査からわかる政宗の城ー仙台城 令和5年10月12日
仙台市教育委員会文化財課より仙台城史跡調査室室長関根章義氏より「伊達政宗の城ー仙台城」についてのお話をお聞きしました。
政宗が築いた仙台城は青葉山に囲まれた「山城」であり天然の要害でした。現在も本丸、二の丸、東丸(三の丸)と城跡が見られます。
今回は、石垣の種類や発掘調査でわかった当時の様子、また出土した磁器やガラス器について、現在は見ることができない本丸大広間の内部の様子など詳細に教えていただきました。また他の城にはみられない、城の敷地に酒蔵を造り、大和の国から酒造りの職人を招いたなど、今まで聞いたことがなかったお話しもうかがいました。講演の最後に、市民センター敷地内にある「杉土手遺構」についてもお話していただき、地域の歴史を知ることができました。2枚目の写真は発掘調査時の杉土手の様子です。
参加した受講生からは、「伊達政宗のことは、いろいろ聞いたことがあるが、お城そのものについてのお話ははじめてでした。」「現地で見学しながら聞きたかったです。」「この地域に文化財があることを初めて知りました。」など感想をいただきました。現在、本丸までの登城路は地震の影響により、通行は徒歩のみとなっていますが、ゆったりと歩きながら城跡の見学に挑戦してみたいですね。
第4回 講話・実技 正しい歩き方で免疫力アップ 令和5年9月14日
山田豊齢大学の受講生にとって「健康」はとても気になるテーマです。
今回は、日頃皆さんが取り組んでいる健康づくりのなかでも「ウォーキング」にについてや「靴選び」についての講話と実技を体験しました。
講師は、ウォーキング専門店歩楽人(ふらっと)店長の佐伯正弘さんとアドバイザーの高橋かおるさんです。
前半の講話では、糖尿病予防・心肺機能向上・ストレス解消・認知症予防など様々な病気に対する歩くことで得られる効果やウォーキングに適した靴、適さない靴の見極め方、自分の足型を知ることで、足のトラブルがわかることなどお話しいただきました。
後半は、実際の歩き方や歩くための毎日の筋力づくりなどを体験しました。
また、自分の足型をとり、体のバランスや靴を選ぶ時の注意点なども教えていただきました。
参加した皆さんからは、「正しい歩き方を今日から実行します」「靴の大切さがわかりました」「もっと歩き方などの実技をとりいれてほしかった」「足の専門的なお話も聞きたかった」など、ウォーキングについての前向きな感想をいただきました。
第3回 「いま縄文人に学ぶ~貝塚から見る縄文人の暮らし 令和5年7月13日
奥松島縄文村歴史資料館 前館長 文化財専門官 菅原弘樹氏をお招きしお話をうかがいました。「貝塚や遺跡からわかる地形の変化」「東日本大震災の被災状況」「宮戸島の震災履歴と歴史に学ぶ防災」「縄文時代の生活を探る」「縄文人に学ぶエコな暮らし」についての多肢に渡ったお話でした。奥松島縄文村の貝塚は日本でも最大級の貝塚でたくさんの出土品があるそうです。また、縄文時代の貝塚の中では、土の中と違い当時の魚の骨やウロコまで残っているとのこと。私たちがイメージしている貝塚とは違いすべてのものの送りの場であったようです。
また東日本大震災では甚大な被害を受けた地域ですが、今までの発掘調査で、縄文時代からたびたび受けてきた震災の歴史を見ることができました。このような調査や地域の語り継がれている震災の記憶をこれからも後世に伝えることの重要性を考えさせられる話もうかがうことができました。
参加した受講生からも「縄文人の食生活も意外と私たちと同じようなものを食べていたのですね」「縄文人の生活はよく工夫されていて道具も大切に使っていたとのことに感心しました」「縄文人の生活が現在の生活と共通することが多く身近に感じました」など今までの縄文人やこの時代についてもっと知りたいと思えるお話だったようです。
第2回 自宅でもおこなえる簡単エクササイズ 令和5年6月8日
仙台市体育館カメイアリーナ仙台の運動指導員高柳和輝さんと佐々木健太さんに「自宅でもおこなえる簡単エクササイズ」を教えていただきました。
前半はロコモ体操の動きを取り入れたエクササイズ、後半は脳トレの要素を取り入れた体操とタオルを使った筋力トレーニングなどイスを使い自宅の食卓や居間などで簡単取り組める体操でした。参加した皆さんからは、「今まで自己流の体操でしたが、とても参考になりました」「早速、自宅で取り組みたい」「みんなと一緒にやると楽しく出来ました」など感想をいただきました。
エクササイズの後は、グループに分かれ交流の時間を楽しみました。自己紹介として一人1分間「名前とおすすめ健康法」をお話していただきました。短時間でしたが、受講生同士の久々の交流の時間とあって、あちらこちらから拍手や笑い声が聞こえる楽しい時間となりました。
開講式・記念講話 令和5年5月11日
69名の受講生をお迎えし山田豊齢大学を開講致しました。
今年度は、5月~2月までの期間、健康や運動、食育、歴史や文化芸術など多肢にわたり、全9回の講座を学習してまいります。
開講式に続き、記念講話として太白消防署予防課予防啓発係長照井信一郎氏より「火災予防について」のお話を伺いました。家庭内の電化製品の間違った使用による「電気火災」についてのお話には、受講生から「家庭にかえって見直してみます。」など感想をいただきました。
当日は、中学生職場体験で長町中学校2年生4名もスタッフとして参加し、受付や席への案内、講座終了後の片付けなどを担当しました。受講生から「頑張ってね」など励ましの言葉をいただく場面もあり、初めての市民センターの仕事を楽しむことができました。
今年度も受講生の皆さん同士の交流がより一層進みますように職員一同取り組んでまいります。
一年間どうぞよろしくお願いいたします。