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更新日:2025年3月25日
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令和5年度 東中田まちめぐり
「東中田まちめぐり」は防災の視点で地域を知る講座です
2024年1月27日
令和5年6月11日(日曜日)13時より、第1回「垂直避難を体験しよう」を開催しました。
四郎丸落合にある交友会町内会は、名取川にほど近い場所にある住宅地で、毎年隣接する「四郎丸東市営住宅」と連携し垂直避難の訓練を行っています。
子どもから高齢者まで参加。町内会長さんからのお話しの後、6階の待機場所を確認し、更に10階のエントランスまで昇り、緊急避難時の注意点を話し合いました。「高齢者には介助者がほしい」「子どもたちと一緒に垂直避難体験ができて良かった」「自分が小さい頃は名取川がよく氾濫し周囲が冠水により泥だらけになった」「自分で避難が原則。誰がやってくれるのか?ではない」「受け入れ側の町内会と合同の訓練が必要では?」と活発な意見交換により防災意識の向上を図ることができました。
令和5年11月2日(木曜日)9時45分より、第2回「津波避難訓練に参加しよう」を開催しました。
仙台市立東四郎丸小学校を会場に、仙台市危機管理局減災推進課主催による津波避難訓練に参加しました。全市的な訓練の一環で、落合地区の防災スピーカーから流れる訓練のアナウンスとサイレンと共に地域の方々が続々と小学校校庭に集まります。それぞれに震災の経験や幼い頃に体験した名取川の氾濫についてお話ししながら小学校の屋上へ垂直避難。晩秋の青空の下防災意識の向上に勤めました。
東中田まちめぐりの最終回は、令和6年1月25日(木曜日)10時より、第3回「災害VR学習と落合ポンプ場見学」を開催しました。
第1部は東中田市民センター会議室で、公益社団法人仙台市防災安全協会の皆さまを講師に、VRを使用した内水反乱時の災害体験と、災害時に役立つ「マイタイムライン」の作成方法を学びました。大きなゴーグルを各自装着し、窓を破って家屋に流れ入る雨水や足元が浸水し2階へ駆け上がるなどのバーチャル体験をしました。
風水害や土砂災害から命をまもるために、市町村が発令する避難情報の正しい理解や防災ハザードマップの見方、日常の準備、避難時の注意点を学びました。「マイタイムラインを作成してみて避難計画及びその実践の必要性を感じた」などの感想がありました。
第2部は市民センターから徒歩10分程に有り、豪雨時の地域の冠水防止対策として建設された「落合雨水ポンプ場」に移動しその仕組みを学びました。雨水ポンプ場を管理されている仙台市建設局下水道管理部設備管理センターの皆さんに施設を案内していただき、大きなポンプや貯水槽のお話しに受講生は身を乗り出して聞いていました。
前日からの暴風雨で交通も乱れ講座開催も危ぶまれました。しかし当日は強風でしたが晴天となり、正に風水害の心配をしながらも、申込者全員が出席し活発な講座となりました。アンケートには「水害関係の講座の回数をもっと増やしてほしい」「普段災害は他人事のように思ってたが、受講して自宅周辺への認識や備蓄等の話について家族と共通認識が必要と感じた」などのご意見をいただきました。受講生からの質問も多く、名取川と共に生活をしている地域の人々の関心の高さが伺えました。
お問い合わせ
東中田市民センター 電話022-242-1185