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更新日:2025年10月7日
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みんなでつくろう!加茂(の)水族館
令和7年度「みんなでつくろう!加茂(の)水族館」を開催しました
「加茂」という地名のご縁による鶴岡市立加茂水族館との連携で、クラゲへの親しみを通して海ごみ削減などのSDGsを楽しく学ぶ講座です。今年は小学校にも出前授業を行い、地域のご家庭や企業から提供された廃材で子どもたちが作ったリサイクルクラゲ作品が、まるで水族館のように館内を綺麗に彩りました。
第1回「ハニカムボールクラゲをつくろう」
7月25日(金曜日)、加茂市民センターを会場に1回目の工作ワークショップを行いました。お花紙と不要な厚紙を再利用して作ったハニカムボールをクラゲの頭に見立て、地域の方からいただいた廃材を足の部分にしてカラフルなクラゲを作りました。最初に加茂水族館監修のクラゲ図鑑も読みながら、どんなクラゲにするか思い思いに想像力を膨らませて、たくさんのかわいいクラゲを作ることができました。
参加者からのアンケート
子どもたちからは「すごくきれいにできたので家でもつくりたいです」「ものすごく楽しかった!」「色々な色のクラゲをつくるのが楽しかったです」などの感想がありました。
第2・3回「リユースカップでふわキラクラゲをつくろう」
第2回は7月29日(火曜日)に加茂児童センターで、第3回は8月6日(水曜日)に虹の丘児童センターで開催しました。子どもたちが自宅で不要になったカップやトレーなどを持参し、様々な廃材で飾りつけをして世界に一つだけのクラゲをつくりました。夏休み中の多くの小学生が参加し、講座の後も作りたいという声が多く聞かれたため、子どもたちがそれぞれ工夫を凝らして完成したクラゲは後日お預かりしました。
参加者からのアンケート
子どもたちからは、「すてるものがかわいいクラゲになるからさんかしました」「はじめてやってみたけど、自分が想像していたクラゲよりうまくできて、うれしかったです」「さんかしてよかったとおもいました」「思ったよりむずかしかった」「みんなの作品とか、じぶんの作品がすごくて先生にほめられてうれしかったです」などの感想がありました。
第4・5回「七夕飾りでつくろう!ふわふわネットクラゲ」
第4回は8月26日(火曜日)に虹の丘小学校で、第5回は8月27日(水曜日)に加茂小学校で2年生を対象に出前授業として開催しました。地域の方からいただいた廃棄予定の七夕吹き流しを細長く切り、水切りネットに詰めてクラゲの頭や足に見立てながら、仙台の夏を感じさせる涼やかなクラゲが完成しました。アンケートでは子どもたちからも工作に使ってみたい材料として様々な廃材のアイデアが出され、自宅での廃材を使った工作にも意欲が感じられました。また、自分だけのクラゲの名前を考えて名付けてもらいました。
参加者からのアンケート
子どもたちからは「楽しかったし、自分の好きな色でつくれて、くふうもしました」「すごくふわふわのクラゲができてうれしかったです。またやりたいです」「いろいろな材料をつかっていておもしろかったです。家でつくりたいです」「むずかしかったけど、材料をつめるのがたのしかった。すてるものも、まだ使えるんだとおもった」「きれいなクラゲをあまった材料でつくれるのがびっくりしました。またつくってみたいです」などの感想がありました。
第6回「みんなでつくろう!加茂(の)水族館」
9月15日(月曜日)、加茂市民センターがまるで水族館のように生まれ変わりました。第1回~第5回で子どもたちが作ったたくさんのクラゲが館内で華やかに揺らめき、多くの保護者の方にも作品を見にご来場いただきました。加茂中学校美術部制作のクラゲスカイアンブレラも天窓の光を透かして来場者の歓声を誘っていました。泉図書館加茂分室の協力で海の生き物図書コーナーも設置し、子どもたちが図鑑を楽しそうにめくる姿がありました。
同時開催でイベントも行い、加茂中学校科学部によるクラゲのスライムづくりでは、クラゲの触感を再現したスライムを親子で作り楽しみました。その後加茂水族館の協力でZOOMミーティングを行い、クラゲの生態や海ごみが与える生き物への影響についても詳しく学ぶことができました。水族館から特別に提供いただいたビゼンクラゲの標本に触れられる貴重な機会も。また、並行して開催した東北生活文化大学の皆さんによるSDGs遊びのコーナーも大人気で、イベント全体を通して楽しみながら海の生き物を大切にする意識を育む機会になりました。地域の皆さんからのたくさんのご協力によって、素敵な「加茂(の)水族館」を作り上げることができました。ありがとうございました!