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更新日:2025年5月20日

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松森市民センター

〒981-3111 仙台市泉区松森字城前9-2
電話番号: 022-776-9510 
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始

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令和7年度城前大学

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令和7年度城前大学

令和7年度城前大学第1回開講式・開講記念落語口演会を行いました。

令和7年5月15日木曜日松森市民センター多目的ホールにて令和7年度城前大学第1回開講式「開講記念落語口演会」を行い、受講生63名が参加しました。

記念すべき第1回、落語口演をしてくださったのは仙台を拠点に活動するローカル演劇集団「仙台ほでなす会」所属の遊々亭つばささんと長井亭あやめさんです。令和7年度の城前大学はお二人の素晴らしい口演と受講生の笑顔に包まれて開講しました。

 

城前大学3第1部は長井亭あやめさんによる古典落語「つる」から始まりました。松森地区にはかつて「鶴ヶ城」と呼ばれた山城があり、現在は「松森城址」「鶴ヶ城公園」として地域の人々に親しまれています。城前大学という講座名の由来にもなっているこの「鶴ヶ城」に因んだ「つる」という演目は、まさに開講式の幕開けにぴったりの演目でした。

 

 

 

城前大学2第1部「つる」の口演後には、続けて遊々亭つばささんによる古典落語「崇徳院」をご披露いただきました。

恋煩いの若旦那に頼まれて“娘さん”をあちこち探し、くたびれ果てた熊五郎と町の人々との掛け合いに思わず笑いが漏れてしまうこちらの演目は、遊々亭つばささんの語り口と身振りでさらに魅力が増しており受講生一同夢中になって聴き入りました。

 


城前大学1第2部では長井亭あやめさんによる「井戸の茶碗」をご披露いただきました。「井戸の茶碗」は正直清兵衛と呼ばれるほど実直な屑屋の清兵衛を中心に巻き起こる人情噺であり、笑いが零れるだけではなく聞き終えた後に胸が温かくなるような気持ちになるとても人気の高い演目です。登場人物たちがそれぞれの立場で自らの矜持や信条から落としどころを探していく場面の会話のテンポ感や語り口、身振り手振りなどがとても魅力的で、どんどん会場全体が物語に引き込まれていきました。

 

普段なかなか触れることができない落語を生で味わうことができた受講生は、「新鮮な気持ちだった」「たくさん笑ったおかげで、今年もいろいろな勉強をがんばれそうだ」と明るい表情で語っていました。

明るい笑い声と笑顔の中で開講した今年度の城前大学、これから1年間全8回ぜひ様々な学びを深めていきましょう。

 

次回➡6月19日講話「防犯対策について」