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更新日:2025年7月27日
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令和7年度城前大学
令和7年度城前大学
令和7年度城前大学第3回講話「70歳からの“そなえ”」を行いました。
令和7年7月17日木曜日松森市民センター2階会議室にて令和7年度城前大学第3回講話「70歳からの“そなえ”」を行い、受講生49名が参加しました。
講師には一般社団法人あすとわ理事を務める司法書士の小田島央氏と、松森地域包括支援センターにて社会福祉士として活躍されている永谷裕一氏のお二方をお招きし、司法書士と社会福祉士としての実体験をもとに受講生の皆さんにぜひ知ってもらいたい“備え”についてお話しいただきました。

前半は、永谷氏より社会福祉士の視点から考える老後の備えについて「予防」「知識」「理解」という3つの柱をもとにお話しいただきました。
「予防」という観点からは主に「フレイル予防」について、「知識」という観点からは「介護保障制度」について、そして「理解」という観点からは「認知症」について詳しくご解説いただきました。
後半は小田島氏より司法書士の視点から考える老後の備えについてお話しいただき、実例をもとに永谷氏と小田島氏のパネルディスカッションを行いました。
小田島氏からは、もしもの場合が起きた際に、法律の手助けを受けるため知っておくべき「後見人制度」の知識などについて教えていただきました。
受講生は積極的にメモを取り、うなずきながらお二人の講話に聞き入っていました。
【受講生の声】
- 病気と財産についての備え、両方を聞けて良かった。今のうちから備えていかねばと思った。
- 身近なお話なので大変参考になりました。
- いつも気になっていたことを聞くことができて良かったです。
- 何事も早めの準備が重要と思った。
次回➡9月18日講話「元気がでる東北の歴史ーこれまでの東北論をくつがえす」
令和7年度城前大学第2回講話「防犯対策について」を行いました。
令和7年6月19日木曜日松森市民センター2階会議室にて、令和7年度城前大学第2回講話「防犯対策について」を行いました。今回は仙台市市民局市民生活課の萩野順氏を講師に招き、46名が受講しました。

前半は「空き巣」や「居空き」「忍び込み」の手口やそれに対する備えと対策について解説いただきました。
私たちが暮らす街の実際の被害件数や被害総額、新たに増加し始めている手口など、実際のデータを基に身近に潜む被害のリスクについてお話しいただきました。
後半は特殊詐欺の種類や手口、身を守るために気を付けるべきことについて教えていただきました。
コミカルで分かりやすい「オレオレ詐欺」の再現・対策VTRなど視聴し、受講生は時折笑い声を上げながら真剣に手元の資料にメモを書き込んで学びを深めていました。

【受講生の声】
- 被害総額が大きいことにびっくりした。
- 留守番電話などを活用して詐欺にかからないようにしたい。
- VTRもわかりやすく、楽しく学べました。
- 詐欺や空き巣、いつ巻き込まれるかわからないので気を付けたいと思います。
令和7年度城前大学第1回開講式・開講記念落語口演会を行いました。
令和7年5月15日木曜日松森市民センター多目的ホールにて令和7年度城前大学第1回開講式「開講記念落語口演会」を行い、受講生63名が参加しました。
記念すべき第1回、落語口演をしてくださったのは仙台を拠点に活動するローカル演劇集団「仙台ほでなす会」所属の遊々亭つばささんと長井亭あやめさんです。令和7年度の城前大学はお二人の素晴らしい口演と受講生の笑顔に包まれて開講しました。
第1部は長井亭あやめさんによる古典落語「つる」から始まりました。松森地区にはかつて「鶴ヶ城」と呼ばれた山城があり、現在は「松森城址」「鶴ヶ城公園」として地域の人々に親しまれています。城前大学という講座名の由来にもなっているこの「鶴ヶ城」に因んだ「つる」という演目は、まさに開講式の幕開けにぴったりの演目でした。
第1部「つる」の口演後には、続けて遊々亭つばささんによる古典落語「崇徳院」をご披露いただきました。
恋煩いの若旦那に頼まれて“娘さん”をあちこち探し、くたびれ果てた熊五郎と町の人々との掛け合いに思わず笑いが漏れてしまうこちらの演目は、遊々亭つばささんの語り口と身振りでさらに魅力が増しており受講生一同夢中になって聴き入っていました。
第2部では長井亭あやめさんによる「井戸の茶碗」をご披露いただきました。「井戸の茶碗」は正直清兵衛と呼ばれるほど実直な屑屋の清兵衛を中心に巻き起こる人情噺であり、笑いが零れるだけではなく聞き終えた後に胸が温かくなるような気持ちになるとても人気の高い演目です。登場人物たちがそれぞれの立場で自らの矜持や信条から落としどころを探していく場面の会話のテンポ感や語り口、身振り手振りなどがとても魅力的で、どんどん会場全体が物語に引き込まれていきました。
普段なかなか触れることができない落語を生で味わうことができた受講生は、「新鮮な気持ちだった」「たくさん笑ったおかげで、今年もいろいろな勉強をがんばれそうだ」と明るい表情で語っていました。
明るい笑い声と笑顔の中で開講した今年度の城前大学、これから1年間全8回ぜひ様々な学びを深めていきましょう。