令和4年度 工業デザイン発祥の地をのぞいてみよう
2022年10月13日
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2022年12月18日
11月12日(土)第1回「国立工芸指導所ってどんなところ?」
工業デザイン発祥の地が宮城野区にあることを知っていましたか?工業デザイン発祥の地とは、かつて国立工芸指導所があったところです。
近代仙台研究会会長、東北工業大学名誉教授の庄子晃子さんを講師に迎え、「国立工芸指導所」が仙台に設置された理由やどんなことをしていたのかをお聴きしました。受講生たちは、庄子さんのお話に目を輝かせ聞き入っていました。
実際に跡地を見に行きました。今は道路になっていますが、当時は国立工芸指導所の敷地で、工場や材料倉庫、寄宿舎などが建ち並んでいました。
現在跡地の一画に記念碑が立てられています。この場所は、仙台市立宮城野中学校の一画でフェンス越しに見ることができます。受講生の方から「石碑があることは知っていましたが、詳しくは知らなかった」との声が聞かれました。
11月26日(土)第2回 玉虫塗って?
第2回は、東北工芸製作所の佐浦常務を講師に迎え「玉虫塗」についてお話を伺いました。宮城県指定伝統工芸品である玉虫塗はこの国立工芸指導所から生まれたものです。当時は赤が主流でしたが今はこんなにカラフルになりました。現在楽天野球団のヘルメットも玉虫塗です。
12月3日(土)第3回 国立工芸指導所で作られた物とは?
最終回はプロダクトデザイナー、宮城大学特任助教の小松大知さんを講師に迎え国立工芸指導所で作られた物についてお話を伺いました。国立工芸指導所では家具や照明、食器、装飾品、小物などの生活道具を研究、試作を行っていました。
連続3回の講座を通して受講生の方々は、国立工芸指導所が宮城野区にあったこと、そして国立工芸指導所の存在価値を学び次世代に伝えていくべきことだと実感しました。仙台の誇りとして。
ここまでが本文です。