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更新日:2025年10月23日

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令和7年度 三本松老壮大学講座レポート
「令和7年度三本松老壮大学」講座レポート
第5回館外学習
日時:令和7年10月8日(水曜日)10時から
会場:仙台市博物館
内容:特別展見学「徳川十五代将軍展~国宝・久能山東照宮の名宝~」
講師:仙台市博物館 小田嶋 なつみ 氏

第5回は、仙台市博物館の特別展「徳川十五代将軍展~国宝・久能山東照宮の名宝~」の見学に行きました。
受講生は、観覧前に博物館1階のホールに集まり博物館職員の小田嶋さんから特別展の見どころ解説を聞きました。
舞台の上の大きな画面に映し出された色々な写真を見ながら講師の話を聞きます。始めに、久能山東照宮はどんな場所にあるのかを教えていただきました。「久能山東照宮は静岡県にあります。東照宮の階段は1159段もあり、イチイチゴクローサンなんて言われています。」など、まるで現地でツアーに参加したかのようなお話で気分が高揚しました。

その後はいよいよ徳川家の名宝の解説です。今回の特別展では、徳川十五代の甲冑がずらりと展示されています。その時代ごとに甲冑を見てみると、戦が多かった時代はシンプルだったり、安定していた時代は絢爛豪華だったり背景が見えてとても面白いというお話等、展示を見るポイントも教えていただきました。
最後に、久能山東照宮からどのように仙台市博物館まで展示品が輸送されてきたのか等、展示の裏側についてのお話も聞くことができ大満足でした。
その後受講生は、各々自由に特別展を観覧しました。
第4回
日時:令和7年9月10日(水曜日)10時から11時
会場:三本松市民センター 会議室兼調理実習室
内容:講話「口・のどトレーニング~嚥下訓練のお話~」
講師:公益財団法人仙台市医療センター 仙台オープン病院リハビリテーション室主任 渡邉 保紀 氏

第4回は、講話「口・のどトレーニング~嚥下訓練のお話~」です。
前半は、なぜ嚥下訓練が必要なのか等をスライドを見ながら講師のお話を聞きました。
その他、病院で行っている反復唾液嚥下テスト(RSST)という30秒間で何回唾を飲み込むことができるのかを診るテストを皆でやってみました。3回未満だと嚥下障害の可能性があるそうです。

後半は、嚥下トレーニングです。舌を前や横に出す運動や、早口言葉を皆で行いました。
受講者は、講座を通して「食べる」楽しみをいつまでも保てるようにトレーニングを日常生活に取り入れることが大切ということを学びました。
◆受講者のアンケートから◆
- 舌にも老化があることを知りました。美しく食べること、おしゃべりすること等を続けることができるように日頃気を付けて過ごしたいと思います。
- 食べられない、飲み込めない状態にならないようにしっかりトレーニングをしたいと思います。
- トレーニング頑張ります!!
第3回
日時:令和7年7月9日(水曜日)10時から11時30分
会場:三本松市民センター 会議室兼調理実習室
内容:臨床美術「スタンピングで描く紫陽花」
講師:東北福祉大学 地域創生推進センター仙台元気塾 クリニカルアート講師 古瀬 布美子 氏

第3回は、「スタンピング」という表現方法で、筆やペンを使わずに紫陽花を描きました。
今回のスタンピングは、紫陽花の“がく”の形をした発泡スチロールの四角柱にアクリル絵の具を付けて、
ポンポンと、色紙に押し当てて紫陽花を描いていきます。

まずは、下地の色をオイルパステルで塗ります。受講者は、「これから一体どうなるんだろう??」というドキドキした様子で、好きな色でぐるぐる円を描いていきました。

さあ、いよいよスタンピングです。アクリル絵の具を混色しながら紫陽花の“がく”をポンポン作っていきます。各々色に個性があり、とてもカラフルな紫陽花ができあがりました。
仕上げに、和紙の葉を付けて完成です。

講師から「素敵な色使いですね」等と、作成中に声掛けがあり、皆褒められて笑顔になりました。その後、受講者同士も褒め合い素敵な時間を共有することができました。
完成した作品は、10月12日(日曜日)に開催予定の三本松市民センターまつりで展示します。是非見にいらしてください。
第2回
日時:令和7年6月11日(水曜日)10時から11時
会場:三本松市民センター 会議室兼調理実習室
内容:「おうちでできる!楽しい体操」
講師:台原地域包括支援センター
主任・生活支援コーディネーター:山﨑 信理 氏
保健師:山田 純子 氏
第2回は、フレイル予防のための「おうちでできる!楽しい体操」を台原地域包括支援センターの山﨑さん、山田さんに教えていただきました。
最初は、ウォーミングアップで両手を前に突き出し、リズムに合わせて「グー」「チョキ」「パー」を繰り返す脳トレからはじまりました。
「グー」「チョキ」「パー」の間に手を叩いたり、足踏みしながら頭と肩を叩いたりとバリエーションもあり、時々間違えて笑いながら楽しい雰囲気で講座はスタートしました。

その後、「杜の都のきほん体操」を皆で一緒に行い、講師から一つずつの動きのポイントを教えてもらいながら、丁寧に体を動かしていきました。

最後は、タオルを使用したゲームをやりました。
2人組で向かい合わせに座り、膝の上にフェイスタオルを広げてジャンケンをします。勝った方がタオルを引っ張り、負けた方が引っ張られない様にタオルを手で押さえるゲームです。
白熱した戦いになりました。
お互いの動きが面白くて笑い合いながら楽しんでいる姿が印象的でした。
◆受講者のアンケートから◆
- 楽しい体操ができて良かった。家でも頑張りたい。
- なかなか1人で運動するのは難しい。今日習ったことを風呂上りにやってみたいと思う。
- 普段身体を動かしていないので、大変参考になりました。
第1回

日時:令和7年5月14日(水曜日)10時から11時
会場:三本松市民センター 体育館
内容:開講式・「よ~っこらSHOW(笑)タイム」
講師:一般社団法人希望の襷(たすき)代表理事 山下圭氏
令和7年度の三本松老壮大学は、46名の受講申込みがあり、40名が出席してスタートしました。
開講式の後は、講師の一般社団法人希望の襷(たすき)代表理事の山下圭さんを迎え、音楽に合わせて一緒に体を動かしたり、歌ったりするプログラム「よ~っこらSHOW(笑)タイム」を楽しみました。
まずは、山下さんのギターに合わせて手拍子や、グーパー体操をしました。最初のうちは、スムーズに手を動かすことができていましたが、手前は「パー」で胸元には「グー」等と、指示が変わると頭で分かっていても実際に手がうまく動かない状態になることがありました。山下さんから、間違えてしまったことを認める「メタ認知」が大事というお話を聞き、受講生は、この体操を通して体感することができました。
その後は、童謡「どんぐりころころ」の歌詞を違うメロディーで歌う等、音楽を楽しみながら脳トレをしました。山下さんの巧みな話術で会場が笑い声に包まれる一幕もありました。
◆受講者のアンケートから◆
- 久しぶりに声を出して昭和の歌を歌ってすっきりした。
- 楽しい時間だった。認知症予防に役立つということなので、音楽を聞いたり、声を出したり頑張ろうと思う。
- 後期高齢者にとって最高の体操と喉の運動だった。
