ページID:8126
更新日:2025年3月25日
ここから本文です。
令和6年度 富沢シニアクラブ
令和6年度富沢シニアクラブ 講座レポート
2025年1月13日
富沢シニアクラブ 第7回
12月19日、富沢シニアクラブ第7回講座と令和6年度富沢シニアクラブ 閉講式を開催しました。
5月から全7回の通年講座として、皆さまと一緒に楽しく学習してきましたが、12月で最終回となりました。
第7回の講座は「仙台ジャズの歴史とピアノの生演奏でハッピークリスマス!」です。講師には『かしむのなしは -仙台ジャズの歴史-』の著者、白津守康氏をお招きしました。
たくさんの写真や映像と共に、「ジャズの神様ルイ・アームストロングの来仙」「進駐軍のいた時代の一番町や国分町の様子」「大町通りはヒッコリーストリート、一番町はファーゴストリートと呼ばれていた」など、興味深いお話をしていただきました。
講話の後は、「この素晴らしい世界」「オンザサニー サイド ストリート」「スターダスト」などのジャズの名曲を演奏してくださいました。
受講者の皆さまは、ピアノの生演奏を聴きながら、古き良き時代の仙台の街に思いを馳せているようでした。
閉講式では、1年間の学習の振返りをした後、館長より修了証書をお渡ししました。
今年度は皆勤賞の方が10名おり、職員一同、大変うれしく思っています。
ご参加いただいた皆さま、1年間ありがとうございました。
富沢シニアクラブ 第6回
11月の講座は、企画員講座でした。企画員講座の中心は、シニアクラブのメンバーから募った企画員の方々です。企画員と職員が、6月から月1回の会議を持ち、学びたい事などを出し合いながら内容を考え、講師を依頼したり、準備を進めたりしてきました。
講座のテーマが「楽しく体を動かして健康寿命を延ばそう」ということで、「いつでも、どこでも、誰とでも!」をモットーに宮城県、仙台市内等で運動指導をされている青沼一美先生に講師をお願いしました。
まず、「元気に生きるために」の講話を聞きました。健康寿命を伸ばす6つの実践や、健康の3要素について教えていただきました。印象的だったのは、日本で「長寿」といわれる方のうち、自立して生活できている人は2割で、長寿≠健康ではないということでした。まさに今回のテーマである“健康寿命を伸ばす”ことの大切さを感じました。
実践編の筋トレや脳トレも、笑いの絶えないとても楽しいプログラムでした。一人で黙々と行うと大変に感じられる筋トレですが、交流を楽しみながら行うとあっという間に時間が過ぎ、心地よい疲労感に包まれました。
今回の講座開催に向けて一緒に準備を進めてくださった企画員さん、快く講師を引き受けてくださった青沼先生、誠にありがとうございました。
受講者アンケートより
- 楽しい筋トレ・脳トレでした。みんなで行うのはとても楽しいです。
- 座りながらできる筋トレは家の中でもできるので楽しみたい。
- なかなか体験できない、笑顔になる楽しいひとときでした。
富沢シニアクラブ 第5回
10月の富沢シニアクラブは仙台市博物館での館外学習を行いました。
仙台市博物館は、大規模な改修工事のため3年前から休館していましたが、令和6年4月にリニューアルオープンしました。
はじめに、学芸員の寺澤先生より、リニューアル前後で変わった点や、博物館の展示品について、そして、特別展「親鸞と東北の念仏」に因んだ講話をいただきました。
展示品のほとんどが複製ではなく本物で構成されていることや、特別展では国宝「教行信証」をはじめ、滅多に見ることが貴重な文化財が展示されているということを聞き、ますます期待が高まります。
常設展の見学では、ボランティアガイドの方が一緒に回ってくださり、展示品にまつわるエピソードについて楽しく、分かりやすく解説してくださいました。
本物が持つ迫力に触れることができ、学びと感動の多い、館外学習となりました。
富沢シニアクラブ 第4回
講師に本杉治子先生をお招きし、「心ぬくもる絵手紙体験」を開催しました。
本杉先生は、平成10年より絵手紙を始められ、令和3年には1000日間毎日休まず絵手紙を描き続けるという日本絵手紙協会の企画に参加し、見事達成されました。
「手紙文化衰退の昨今ではありますが、手書きのおたよりを、相手の方に思いを寄せて発信していただけたら」という思いで、今回講師を務めてくださいました。
まずは、半紙に線や円を描き、筆に慣れてきたところで、好きな文字を書きました。
消しゴムハンコで作った印を押すと文字が引き立ち、素敵な作品になります。
絵手紙は一発勝負の筆描きなので、あちこちから「手が震える…」「下描きしたいです」と、緊張した声があがりました。
そのたび先生が「きれいに描けないところが味になるのですから、思い切って描いてみていいんですよ」と優しく声をかけていました。
皆さん、真剣に作画に取り組まれ、色鮮やかで、味わいのある作品が完成しました。
全員の作品が出来上がったところで、誰に、どのような思いで描いたのかを語り合い、心ぬくもる素敵な時間を過ごすことができました。
受講者アンケートより
- 相手を思い浮かべて心を込めて描く、楽しい時間でした。
- グループの皆さんとお話をしながら楽しくできたので、とてもよかったです。
- とても楽しくできました。これから、絵手紙を始めてみようと思います。
富沢シニアクラブ 第3回
7月18日、講師に東北大学 応用認知神経科学センター 榊 浩平先生を講師にお招きし、「脳の仕組みから見る認知症予防」を開催しました。
前半の座学では、脳の構造や機能、前頭前野を鍛えて認知機能を維持していくことの大切さ、スマートフォンやゲーム機の使用が脳に与える影響などについてお話しいただきました。今回は、脳トレの一環ということで、資料を配らず、メモを取っていただくスタイルでした。皆さま、先生のお話に深く頷きながら、熱心にペンを走らせていました。
後半のグループワークでは、対面でのコミュニケーションが脳の発達に欠かせないということを踏まえ、交流を促進する脳トレゲームや、青春時代の思い出を語り合いました。
先生のお話によると、対面でのコミュニケーションでは脳活動が同期するそうです。どのグループも雰囲気が良く、会話が弾んでいましたので、脳活動が同期し、心と心がつながっていたのではないかと思います。
今回の講座を通して、リアルな体験の価値、コミュニケーションの重要性ということを改めて感じました。シニアクラブが、新たな体験の場、交流を深める場になるよう、職員一同努めてまいります。
受講者アンケートより
- これまで認知症予防の話を多く聞いておりましたが、今回のように「脳の仕組みから見る予防」は初めてで大変参考になりました。
- なるほど!と思うことしきりで、脳が活性化しました。
- スマホは便利で日常生活になくてはならない物ではあるが、時間を決めて使用したり、運動、読書を取り入れて、前頭前野を鍛えたりするように心がけます。
富沢シニアクラブ 第2回
6月20日に、第2回講座「元バレーボール日本代表に聞く“オリンピックの楽しみ方”」を開催しました。
講師には、西多賀小学校・富沢中学校ご出身の元バレーボール日本代表、佐藤あり紗さんをお招きし、小学校2年生でバレーを始められ、オリンピック代表選手に選ばれるまでのストーリーや、オリンピック選手村でのエピソードなど貴重なお話をお伺いしました。
あり紗さんは中学生時代に「人に感謝してバレーをしていこう」と決意されたそうです。
そこから一貫して「自分はチームのために何ができるか」ということを考えて努力を重ねてこられたこと、現在の様々な活動においても「自分はどのように貢献できるか」ということが核になっていることが、お話の端々から感じられました。
講話の後には、ジャンケン大会や、あり紗さんと受講者の方のレシーブラリー、記念撮影などで大変盛り上がり、「パリオリンピックがますます楽しみになりました!」という声が多く寄せられました。
受講者アンケートより
- 地元に素晴らしい方がいることが分り、とても嬉しくなった
- 目標に向かって人一倍の努力と厳しい自己管理があってつかみとった人生に感動です
- とても楽しかった。孫がバレーボールをしているので、今日の話をしてやりたいと思います。
富沢シニアクラブ 開講式・第1回
5月16日に、令和6年度富沢シニアクラブ 開講式・第1回講座を開催しました。
本年度は定員を増やし、お申込みされた皆さまに受講いただけるようにしました。全7回の通年講座として、皆さまに楽しく学んでいただけるよう計画しています。
開講式では、館長の有馬から、生涯を通して学ぶことの大切さについての話があり、学びへの意欲・期待を一層高めていただけたのではないかと思います。
開講式に続いて行った第1回目の講座は「懐かしの昭和歌謡を生演奏で楽しむ」です。ご夫婦のアコースティックユニットSmall Butterさんをお招きしました。
「東京ブギウギ」「恋のバカンス」「君といつまでも」など、誰もが聴いたことのある名曲の数々に懐かしい昭和の情景がよみがえり、会場はノスタルジックな雰囲気に包まれました。
第2部ではSmall Butterさんに歌唱指導をいただきながら受講者の皆さまと一緒に歌いました。手拍子を交えての「上を向いて歩こう」では、心がとても晴れやかになりました。
受講者アンケートより
- 選曲がとても良かったです。楽しかった時代も思い出し感慨深く聞きました。
- 子どものころ歌ったことを思い出し、少々目がウルウルしました。
- 一緒に歌って楽しかったです!10才くらい若返った気分です。