- 泉区
- 泉区中央市民センター
- 講座レポート
- 令和6年度 老壮大学「泉シニア塾」
令和6年度 老壮大学「泉シニア塾」
2025年2月6日

令和6年度「泉シニア塾」第8回 閉講記念講話「伊達政宗のまちづくり─城下町仙台の水利システム─
2025年1月9日
令和7年2月9日【泉シニア塾 第8回 閉講記念講話「伊達政宗のまちづくり─城下町仙台の水利システム─】
2月9日(木)令和6年度「泉シニア塾」が閉講を迎えました。閉講記念講話として「NHKブラタモリ」仙台編のナビゲーターを務められた木村浩二先生をお招きし、「伊達政宗のまちづくり─城下町仙台の利水システム─」をテーマにお話を伺いました。令和5年度は地形や地質を生かしたグランドプラン(都市計画)についてご講話いただきましたが、今年度は続編として、城下町仙台の水利システムとしてつくられた「四ツ谷用水」についてお話を伺いました。台地上に立地する城下町の唯一の水源は20mもの崖下を流れる広瀬川であり、そこからどのように6万人もの人々が利用する生活用水を整備したのか。四ツ谷用水の全体像とその役割や用途(生活用水、防火、灌漑、汚水、雨水など)について、古絵図や最新のバーチャル画像を駆使して説明していただきました。
受講生からは「町、国の繁栄は水、人と感じました」「昔の方々の叡智が今の仙台をつくる基盤になっている。素晴らしいと思います」「藩命を受けて施工を請け負った川村孫兵衛・元吉親子の偉業にただ感服するばかりです」など、政宗公が命じて広瀬川の水を余すことなく使いきるよう設計された水利システムに驚きと感嘆の声が挙がっていました。
令和7年1月9日【泉シニア塾 第7回「新春ほっと♪コンサート」~体も心も元気に~】
第7回は寒い季節に体も心もあたたまる「健康講話」と「ギターの弾き語り」とのコラボレーション「新春ほっと♪コンサート」を開催しました。第1部は「漢方で体元気に!」をテーマとして、薬剤師歴41年、漢方のプロフェッショナル平塚 彦(げん)先生から『冷え性』についてご講話をいただきました。『冷え』には3つのタイプがあり、タイプ別に漢方薬を選ぶことが大切であること、また体を温める食品、血行を良くする食品について教えていただきました。
第2部は「歌とギターで心元気に!」をテーマに、癒しの弾き語りが人気の石川優希さんによるギターの弾き語りミニコンサートを開催しました。「夢の中へ」「なごり雪」「青春の影」「手紙」など7曲を演奏していただきました。当日は今季一番の寒気で外は真っ白な雪景色でしたが、懐かしい歌と優しいのびやかな歌声に心温まるひと時となりました。
受講生からは「漢方のお話、勉強になりました。寒い冬を乗り切るのに参考になりました」「漢方で身に沁み、歌で心に沁みました」「きれいな歌声、素晴らしかった。1年のスタートを心豊かに迎えることができました」などの感想が寄せられました。
令和6年12月12日【泉シニア塾 第6回 「仙台七夕 紋切体験」】
第6回は「手作り雑貨教室 はすのはねschool仙台」代表の福井有美子氏による仙台七夕の吹き流しの再生事業についての講話と、吹き流しに使用された和紙を使った紋切り体験を行いました。毎年仙台七夕では美しい和紙を使った飾りが街を彩りますが、その多くが廃棄されていました。「はすのはねschool」は廃棄される大量の和紙を再利用する「仙台七夕の歴史と文化を紡ぐアートプロジェクト」で、仙台市交流人口ビジネスコンテストのビジネス部門で大賞を受賞されました。現在吹き流しの和紙を活用し、耳飾りや付け爪、ボールペンなどを作る体験を多くの観光客や外国人旅行客を対象に行っています。
講座では仙台七夕の歴史や吹き流しが再生されるまでの流れを説明していただいた後、仙台市博物館提供の伊達家家紋の紋切り体験を行いました。様々なデザインの和紙を組み合わせ、世界に一つの自分だけの扇子を作ることができました。
受講生からは「仙台七夕の歴史文化を感じ、また来年の七夕まつりが楽しみになりました」「毎年七夕まつりが終わった後どうなるんだろうと不思議でしたが、廃棄していたとは驚きました」「高価な七夕かざりを再利用できて良かったです。」「紋切は初めてでしたが楽しい体験ができました。資源の活用の点からも素晴らしい」などの喜びの声が多く寄せられました。
令和6年11月14日【泉シニア塾 第5回 「椅子ヨガで身体も心も健康に~コツコツ続けて人生を楽しく豊かに~」】
第5回は一般社団法人日本ヨーガ療法学会所属 認定ヨーガ療法士の亀山綾子氏を講師にお迎えし、椅子を使ったヨガを体験しました。体と心は「心身相関」の関係にあり、体調を整えることで心も同時に癒していく3つのヨーガ療法(Yoga Therapy)として「アイソメトリック・ヨーガ」「呼吸法」「瞑想法」について実技を交えて教えていただきました。
新しい気づきを促すというヴェーダ瞑想の実習では、心の栄養になる瞑想として「今年自分が頑張ってきたこと」「今までの人生で大切にしてきたこと」をテーマに2人1組で話をしました。
参加者からは「自分の気持ちがすごく落ち着きました」「椅子に座ってできるので、家でもやってみます」「お互いの頑張りを言い合う時間が特に良かった」「心(認知)が変われば運命が変わる。コツコツ続けていきたい」などの感想が寄せられました。
令和6年9月12日【泉シニア塾 第4回 館外学習「仙台市博物館」】
第4回は館外学習として仙台市博物館で「新しくなった博物館の見どころ」について講話をいただいた後、自由に館内を観覧しました。
大規模改修工事では館内の照明をLEDに交換したこと、展示室のガラスをより透明度の高い高透過ガラスに変更し、展示品がよりクリアに見られるようになったことなどの説明がありました。
また、今回の見どころとして特別展「親鸞と東北の念仏」では東北各県の寺院などに伝わった貴重な文化財を展示し、東北における浄土真宗の展開を紹介しているとのことでした。また、常設展では国宝「慶長遣欧使節関係資料」、支倉常長像や伊達家の武器や武具などについて紹介していただき、受講生のみなさんは教えていただいた見どころを見逃すまいと真剣に観覧していました。
令和6年7月11日
【泉シニア塾 第3回「食の安全と消費者トラブルについて】
第3回は「食の安全と消費者トラブル~特別用途食品とは~」をテーマに、公益社団法人NACS(日本消費者生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会)の理事、東北支部長の鈴木源一氏に講話していただきました。
そもそも「食」とは何か、から始まり、栄養成分や機能、食のリスク(食中毒や食品添加物、残留農薬やアレルゲン)、HACCP(ハサップ)システム、健康食品、特別用途食品、保健機能食品(トクホ食品)についてなど広範囲にわたり、食にまつわるクイズを交えながら楽しくお話していただきました。最後にインターネット通販の最新のトラブル件数や内容、特に高齢者が被害にあっている現状についての説明もあり、受講生からは「食のスペシャリストの講話、大変勉強になりました」「コマーシャルや広告に振り回されないように生活しようと思った」「私たちの身近なことなので、とても興味深いテーマでした。面白かったです。もっと聞きたいです」「食品の表示について、見過ごしていたことが理解できました」「健康食品やトクホの意味がわかりました」など、生活に直接関わるテーマに、非常に勉強になったという声が多く挙がりました。
令和6年6月13日
【泉シニア塾 第2回「認知症の理解~認知症になっても安心して暮らせる社会へ」】
泉シニア塾第2回「認知症の理解~認知症になっても安心して暮らせる社会へ~」を開催しました。認知症についての講話を泉中央地域包括支援センター機能強化専任職員であり社会福祉士・介護支援専門員の角張美貴子氏、軽運動を地域の通所介護サービス「リハくる泉中央」生活相談員の武田和枝氏から学びました。認知症は自分も、家族も、隣人も、誰もがなりうる病気です。他人ごとではなく「自分ごと」として捉え、発症の原因となる疾患や特徴を正しく理解し、住み慣れた地域で安心して暮らせるようにするには具体的にどうすればいいのかを講義していただきました。
座ってできる軽運動では、嚥下に必要な舌の機能を刺激する運動、食べ物を取り込む唇と頬の機能を刺激する運動、呼吸機能のための座位で行なう深呼吸の方法などを教えていただきました。参加者からは「自分目線で認知症を捉えること、良くわかりました。コミュニティづくりの大切さも感じました」「低めの声で目線を合わせてゆっくり話す、心がけたいと思います」「身体を動かすこと、手、脚、口の動きも大切であることを再確認しました」など、大変勉強になったという声が多く寄せられました。
令和6年5月9日
【泉シニア塾 第1回 開港記念講演「日本舞踊鑑賞とワークショップ】
令和6年度「泉シニア塾」が5月9日(木)に開講しました。開講記念講演として花柳流日本舞踊師範 花柳寿美衡先生に「日本舞踊鑑賞とワークショップ」をテーマとして講演していただきました。
開講を祝う「祝舞・長唄七福神」の舞から始まり、日本舞踊体操や大河ドラマの撮影に携わった時の裏話、「藤娘」の衣装の着付け体験、最後には勇壮な「黒田節」で受講生にエールを送っていただきました。
受講生からは「普段知りえぬ世界に触れることができました」「本物に触れ、心が豊かになりました」など、感動の声が多く寄せられました。
ここまでが本文です。