令和4年 わくわく子どもの時間 第二回 カルメ焼きを科学しよう!
2022年8月6日

わくわく子どもの時間 第二回 カルメ焼きを科学しよう!
2022年8月6日
黒松わくわく子どもの時間は、情報端末機器を通じての疑似体験や、個での学習機会が増加し、交流を通じての直接の体験学習機会が不足している現実に直視し、学校の授業や家庭では取り組めない、交流と体験学習の機会を伴った学びを開催し、子供たちの探求心や好奇心を刺激して、学びを育んでいきます。
第二回目は、カルメ焼きが出来上がるときに、おたまの中でどんな化学変化が起こっているのか、なんで膨らむのかを、自分の手で実験を繰り返し、五感で感じとるひと時です。最初にカルメ焼きができる仕組みをお話で聞く時間がありますが、実際に実験して、毎回ちゃんと上の写真のように作れるわけではありません。実験ですから何度も何度も繰り返して、何とか膨らめば「ラッキー」くらいで・・・。そう、みんなで実験を繰り返し、どうやったらうまくできるか共有しながら進めていきます。レッツ トライ!
講師は、子供の科学研究会のみなさん、そしてサポート下さるのは、真美沢公園を美しくする会の皆さん、ジュニアリーダー黒松ファミリーの皆さんです。最初に講師から、「これからすることは実験です。うまくいくこともあれば、失敗することもあります。くじけずに挑戦しましょう。そしておたまの中で起こっている変化を感じ取りましょう。」さらに、「火を使っての実験です。やけどしないようにしっかりと気を付けながら実験しましょう」とお話しいただきました。
最初の問いかけは、カルメ焼きの主な材料は何でできているでしょう?との問題でした。①しお ②米粉 ③砂糖 ④小麦粉 さて・・・答えは「3番の砂糖」です。
でも、砂糖だけではカルメ焼きは完成しません。砂糖に加えるのが「重曹」です。その重曹がおたまの中で火に掛けられる中で、化学変化の力起きて、こんなにおいしそうになるのです。・・・と、化学変化について説明してもらっているところです。5人のお友達が話しているところに、4人のお友達が来て、時間があまりたたないうちに、新たな3つのグループになって話が盛り上がっていました…みたいな変化がおたまの中で起こっています。今までなかったものがおたまの中でできてカルメ焼きが完成しているのです。・・・・といったようにわかりやすく話をいただいています。
さて、実験が始まります。17名が6つのグループに分かれて、カルメ焼き実験の開始です。講師から教わったように、砂糖に水を加え、火にかけながら、おたまの中の様子を観察。砂糖が解けて飴状になっていく変化をとらえながら、125度になったら火から下して、重曹を加えます。重曹を加えたときの変化を自分の手で感じつつ、おたまの中で起こっている変化を目の前で確認します。
さて、うまくいったかな?
目の様子は真剣です。
混ぜて、ひと呼吸おいて・・・膨らんできました!!
おたまのなかで起きている変化によって膨らんでいく様子を連続写真で捉えました。
おたまの中の化学変化を感じていただけたかな。
最後は、講師の皆さんが用意くださった、特別な砂糖で実験します。
イチゴやマンゴー、レモン、グレープ、更にはブルーハワイなどのフレーバー入りのザラメ砂糖でトライです。
膨らんだかな。おたまの中の科学の変化をしっかりと見つめ、五感で感じることができたかな。
最後にお手伝いいただいた、真美沢公園を美しくする会の皆さん、こどもの科学研修会皆さん、ジュニアリーダー黒松ファミリーの皆さんに感謝のお礼をしました。
参加いただきました子ども達からいただいたアンケートの抜粋です。
・キレイにカルメ焼きができました。
・作りるのむずかしかった。けどたのしかった。
・初めて作ったけど、科学の力を使って作れたのがよかったです。
・二酸化炭素でふくらむのにびっくりしました。
・砂糖は水より少なめに、重曹は多めに入れると、膨らむとわかりました。
・ちゃんとした温度(125度)にするとうまくふっくらむ。
・元素が集まると何でもできるとわかりました。
・思ったよりもむずかしかったけど、とても楽しかった。またやりたい。
・みんなとどうやったらうまくできるか話してより上手にできた。
・カルメ焼きが身近なものでできるんだとわかりました。
・・・などといただきました。しっかりと感じ取っていることがわかりました。
ここまでが本文です。