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更新日:2025年3月25日
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令和4年度 わくわく子どもの時間 第六回 真美沢公園で野鳥を観察しよう
第六回 真美沢公園で野鳥を観察しよう
2023年2月25日
黒松わくわく子どもの時間は、情報端末機器を通じての疑似体験や、個での学習機会が増加し、交流を通じての直接の体験学習機会が不足している現実に直視し、学校の授業や家庭では取り組めない、交流と体験学習の機会を伴った学びを開催し、子供たちの探求心や好奇心を刺激して、学びを育んでいきます。
6回目の今回は、真美沢公園で野鳥を観察します。普段公園を散策していると、野鳥が囀り飛んでいるのを幾度も見ることになり、今回の観察会を、日本野鳥会宮城支部のにお願いする際も、野鳥観察ができるのと問われましたが、たくさんいますよと講師を依頼し、開催の運びとなりました。たくさんの皆さんに地域の宝である真美沢公園を利用してほしいとの思いがあります。
今回は14名の参加者に加えて、真美沢公園を美しくする会の4名の皆さんもお手伝いに来てくれました。あいさつの後、最初にしておかなければならないのが、双眼鏡の個人個人に合わせたセッティング。講師のアドバイスをいただきながら自分の目に合わせることができました。
いざ、出発です。公園に入る前の地下鉄黒松駅の向かい側から、観察が始まりました。ベニマシコが木のてっぺんに留まっていました。最初のターゲットとなります。みんなで双眼鏡で捉えようとしているのが写真でもわかりますね。
真美沢公園 黒松口から入ります。ハクセキレイやキジバト、ヒヨドリなどが観えましたが、生き物です。こちらの都合のいいようにじっとはしてくれません。講師からも、見つけたのを次々と案内してくれますが、移動してしますので、目や双眼鏡で追っかけるのが追い付かない感じでした。でも・・・だんだんと慣れてきている様子も。
真美沢沼にやってきました。こちらの狙いの通り、アオサギがじっとして休んでいました。灰青の美しい翼をじっくりと見ることができました。朝の食事が終わり休んでいるのでしょう。沼面にはオカヨシガモやカルガモ、オオバンが餌を探している姿をじっくりと見ることができました。オカヨシガモの渋い体の色に魅了されました。黒パンツと言われるオスの黒いおしりも見れました。
次のポイント、水鳥から陸鳥へ観察場所を移動します。移動中でもとっさに見つけてアドバイス頂きながら双眼鏡で取れえています。
カラ類のシジュウカラ、ヤマガラらが群れで、さらにメジロなど、冬を過ごしているところをとらえました。図鑑を片手に説明をくわえていただきました。
最後には、キツツキの仲間で日本最小のキツツキ類、コゲラもとらえることができました。樹木の肌をつついて虫を追い出している姿でした。
最後に振り返り、今日の成果を確認すると、22匹の野鳥を捉えることができました。
講師からは、普段歩いていてもすずめくらいしか目に入らないと思います。観ようとしてしっかり観察すると慣れて観えてくると思います。じっとして気配を消すことを覚えるときっと鳥の方からやってきますよ。ぜひ家族で、真美沢公園に来て観察を続けてくださいと、励ましの言葉をいただきました。
参加者の皆さんの感想は、「参加してよかった」「こんなに鳥がいるとは思わなかった」「メジロが観察できてよかったです」「体の色、羽の色まで観察出来て、楽しかったです」「またやってください」などといただきました。
今日の、観察できた鳥、さえずりの聞こえた鳥は以下の通りです。「ハクセキレイ」「オカヨシガモ」「ハシブトカラス」「ハシボソカラス」「オオバン」「カルガモ」「カワウ」「アオサギ」「コゲラ」「シジュウカラ」「ウグイス」「メジロ」「キジバト」「トビ」「ジョウビタキ」「ヤマガラ」「ヒヨドリ」「アオジ」「エナガ」「コガモ」「カワラヒラ」と外来種の「ガビチョウ」です。