ページID:12352
更新日:2025年11月29日

ここから本文です。
令和7年度 仙台伝統ものづくり塾
第2回講話「仙台伝統のお正月を学ぼう!」
11月28日、仙台市歴史民俗資料館において「仙台伝統のお正月を学ぼう!」と題して、学芸員の渡邉直登氏からお話を伺いました。かつては元旦の1か月前から正月準備が始まり、1月いっぱい1か月をかけて正月行事が行われていたことを知り、現在のお正月がいかに簡略化されているかを知りました。今の私たちが行っている行事の本来の意味や由来、また地域によってやり方も様々であること等を知るにつけ、生活に深く根差したものであることを理解しました。講話の後は資料館内を見学し、歴史ある建物の中で昔の人の手仕事で作られた生活道具や、貴重な資料などに囲まれていると、タイムスリップしたような気持ちになります。受講生からは「とても楽しく学ぶことができた」「伝統を継承していきたい」「暮らしを見直す機会となった」などの感想がありました。

第1回鳴子こけし絵付け体験
8月20日、西公園開園150周年記念として西公園にあるこけし塔にちなみ、隣接するトークネットホール仙台を会場にして、「鳴子こけし絵付け体験」を開催しました。講師にこけし工人の松田大弘氏を迎えて、こけしの歴史や種類など様々なお話を聞きながら、絵付けに挑戦しました。最初に筆の使い方を教わってから、絵柄の解説が書かれた下絵の用紙に絵付けの練習していき、その後に実際に白木のこけしに絵付けしていきました。平面と違って立体に絵付けをするのは難しく、みんな真剣そのもので集中して絵付けをしました。

絵付け後、絵の具が乾くまでの間、講師の先生が持参した本を見ながら、熱心なこけしファンの参加者の親子と講師の先生の間でお話がはずみ、将来はこけし工人にとお誘いを受けるほどでした。

最後にこけしを持って西公園に移動し、参加者全員のこけしをこけし塔の前に並べて記念撮影しました。1体ずつそれぞれ作った人の個性が出たこけしになりました。

