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更新日:2025年3月25日
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令和4年度 木町通老壮大学
令和4年度 木町通老壮大学
2023年3月18日
第9回 講話「『等話(とうわ)』で人生を生き生きと!」・合同閉講式 2月8日(水曜日)
令和4年度の木町通老壮大学のはぎコースとけやきコースの合同閉講式を行いました。
閉講式の前に、尚絅学院大学教授 松田道雄先生にお越しいただき、先生が提唱する『等話』についてのお話から、3~5人一グループになって受講生同士『等話』を実際に体験しました。【等話…平等に会話をすること】
すると、ホールのあちこちで会話の花がたくさん咲いていて、時間いっぱいまでみなさん『等話』を楽しんでいました。
コロナ禍になってからのこの3年、なかなか受講生同士の交流が出来ず、受講生も職員ももどかしく感じていた期間でした。徐々に世の中の空気も変わり状況にも慣れてきて、このようにグループになって楽しく笑い合いながら交流する機会を持てたこと、1年間の締めくくりといてとてもいい時間になったのではないかと思います。
また来年度も木町通老壮大学が、受講生のみなさんの良き学習の場・交流の場となりますように。一年間ありがとうございました。
第8回 健康講座『コーディネーショントレーニング』 1月11日、18日(水曜日)
聞きなれない言葉『コーディネーショントレーニング』ですが、脳に繋がる神経回路を鍛えて体を思い通りに動かせるようにするというもので、子ども時代からやれば運動神経が良くなるそうです。
今回は高齢者向けにコーディネーショントレーニングを取り入れた軽運動を指導してくださる、元気配達人タクトの青沼一美先生をお迎えしてこれからも元気に生きるためのコツを教えてもらいました。
手と足を別々に動かしていくこと、ちょっとしたことでも脳が混乱し自分の思った動きができない…そんな脳トレも混ざったような動きしたり、受講生たちは頭をひねりながらも、何度も何度もトライしていました。
本当にできるかできないかではなく、やろうと考えることや「またやりたい!」と思うことが大切だそうです。
「いつまでも動ける身体やしっかりしている脳を維持する」ために、「運動を継続していく」ことが元気に生きて行くために必要とのことでした。
第7回 体験型ワークショップ『パーカッション~みんなでリズム♬~』 12月14日、21日(水曜日)
ご自身でも様々なワークショップを行っていてモンキーマジックのパーカッションも務めている、パーカッショニストの齋藤寛先生をお招きして、音楽鑑賞と違ったリズム体験を行いました。
齋藤先生から、様々な「打楽器」について実物を見せてもらいながらお話をしてもらいました。打楽器と一言で言っても、打つ他に、擦る・振る・叩くといった様々な表現方法があり、みなさん初めて見る楽器もあったため興味津々の様子でした。
脳トレにもなる手と足を使ったリズム体験をした後、先生が持ってきてくれた大小様々な太鼓を先生の指揮のもとみんなで一生懸命に打ち鳴らしました。
始めるまでは消極的だった人も、いざ体験してみるとどんどん表情が明るくなり、みなさんマスクをしていても心から楽しんでいるのが伝わってきました。
何より先生の指揮とアイコンタクトだけで気持ちが通じていて、市民センターのホールに一体感が生まれていました。
最後には齋藤先生のプロのミュージシャンの音も聴かせてもらい、みんな大満足な講座となりました。
講座の始まる前と後では受講生のみなさんの表情が全く変わっていて、こうした音楽(リズム)でのコミュニケーションの取り方もあるのだなと素晴らしい体験ができました。
第6回 紋切型体験『もんきりあそび』 11月9日、16日(水曜日)
仙台市博物館の飯淵泉先生をお迎えして、はぎ・けやきとも午前と午後に分かれて紋切型体験を行いました。
はじめに紋切ゆあ伊達家の家紋についてのお話をしていただきました。伊達家はいくつもの家紋を持っていたので、それぞれの成り立ちやエピソードなどを聞くものとても興味深く、その一部を今回は体験していきました。
午前と午後に分かれての実施だったため、グループごとに交流をしたり先生から細やかにご指導いただいたりと充実した楽しい時間を過ごす事が出来ました。
第5回 館外学習『東口散策』 10月12日、19日(水曜日)
毎年恒例となっているまち歩きの館外学習を、今年も東口ガイドボランティア「宮城野さんぽみち」の皆さんにガイドをお願いして行いました。
今年度のコースは、6月の文学講話で文学館の先生ご講話いただいた「島崎藤村」ゆかりの地『藤村広場』とその周辺で、
仙台駅東口~初恋通り~塩竈神社・三吉神社~藤村広場~仙石線踏切跡・思案橋跡~X橋(現宮城野大橋)~AER北側広場
を3つのグループに分かれて東口ガイドボランティアの方々にご案内いただきました。
「藤村広場」に入っていく「初恋通り」には、島崎藤村の『初恋』の歌碑が旧X橋の欄干を利用して置かれていたり、詩に登場する「りんご」の木が歌碑の横にあったりと、何気なく通ったら気付けないことを紹介してもらい、受講生も新たな発見がありとても楽しそうでした。
講話で聞いていた場所に実際に足を運べると、また新たな発見や感慨深さがあるようでした。
その日の午後には、館外学習が難しい受講生を対象に事前に撮影した動画を視聴しながらガイドの方にお話をしてもらい、実際に歩くことが出来なくても同じような体験をしてもらうことが出来ました。
第4回 健康講話『かおりでストレス解消!』 9月13日、21日(水曜日)
東北文化学園大学工学部建築環境学科の仁科妃里先生をお迎えして、「かおり」についてお話をいただきました。生活環境には様々な「におい」や「かおり」が存在し、人間はそれらを五感で感じているそうです。実際にアロマオイルなどの香りをかがせてもらい、かおりでできるストレス解消法なども教えていただきました。受講生からは「早速生活に取り入れたい!帰りに買って帰ります」や「かおりでこんなに気分が変わるとは知らなかった」などの声が多く聞かれました。女性だけでなく男性の受講生も興味津々で感心しきりでした。生活の中に上手にかおりを取り入れて、気分良く過ごしていきたいですね。
第3回 文学講話『仙台ゆかりの文学者~仙台と島崎藤村~』 7月13日、20日(水曜日)
仙台文学館 学芸員 本多真紀氏をお招きし「仙台ゆかりの文学者」と題して、島崎藤村についてお話をいただきました。
藤村の仙台時代のお話では、木町通市民センターのすぐそばに滞在していたことがあるなど、より身近に感じるお話をしていただきました。
老壮大学第5回目には、東口の文学碑を巡るまち歩きを予定しています。今回の講話の中に出てきた場所や内容を思い出しながらの楽しい散策になると思います。
第2回 食育セミナー『チョコレートの世界へようこそ!』 6月8日、15日(水曜日)
株式会社 明治 明治食育セミナー担当の百足奈々氏をお迎えし、チョコレートの歴史やカカオの栽培、カカオからチョコレートになるまでの製造過程についてなど、チョコレートにまつわる様々なお話をしていただきました。
カカオは古来より薬として飲み物として飲まれており、大変高価なものだったそうです。また一口にチョコレートと言っても、カカオの含有量や焙煎の仕方で味わいが変わってくることなど、とても興味深いお話でした。
後半にはチョコレートの試食もあり、2種類のチョコレートの食べ比べをさせてもらいました。2種類ともそれぞれに違ったアロマのような香りや、同じ種類でも形で味わいが違うなど新しい発見がある講座となりました。
第1回 開講式・歴史講話『宮城県150年の歴史~歴史の見方を変えてみよう~』 5月18日(水曜日)
令和4年度の木町通老壮大学が開講しました。今年度は、はぎコース52名、けやきコース62名、合計114名の方が入学しました。
今年の合同開講式は、東北大学名誉教授/宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)館長 平川 新氏をお招きし、『宮城県150年の歴史について-歴史の見方を変えてみよう-』と題したお話をしていただきました。先生のお話は分かりやすく、「歴史に興味が薄かったが楽しく聞くことができた」などの声が聞かれました。
来月からは、はぎコース・けやきコース分かれての開催となります