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更新日:2025年7月20日

若林区 センタートップ

七郷市民センター

〒984-0032 仙台市若林区荒井3-7-2
電話番号: 022-288-8700 
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始

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令和7年度 七郷こどもクラブ

こどもクラブサムネイル

第1回 親子で旬菜クッキング

令和7年6月28日(土曜日)

時間:10時~13時

場所:七郷市民センター 調理実習室

講師:「宮城野親子で料理プロジェクト」伊丹 慶一 氏 および アシスタント2名

講師のお話

完成した料理

今年度最初の「七郷こどもクラブ」は、梅雨の晴れ間に調理実習講座を開催しました。身近な食材や家庭に常備されがちな鯖や焼き鳥の缶詰を使った「防災カレー」、新じゃがいも・新キャベツ・ズッキーニなどの季節感たっぷりの野菜をふんだんに使った「季節野菜のポトフ」、そして甘みのある新玉ねぎでつくった「ドレッシングサラダ」の3品を調理しました。材料の一部は講師の伊丹先生が経営している畑で収穫してくださった、採りたての新鮮野菜を使用しました。参加者は小学生とその保護者合わせて31名で、親子が一緒に調理を楽しみながら、栄養や食材の使い方について学ぶ貴重な機会となりました。この講座は申し込み開始即日で参加枠が埋まり、地域のご家庭の食育や防災学習への高い関心がうかがえました。

調理実習では、家庭で余りがちな缶詰や調味料の活用術が紹介され、普段は注目されにくい食材を美味しく変身させる工夫に多くの参加者が感心していました。また、災害時にも役立つ「ポリ袋調理」に挑戦し、炊飯器がなくても袋を使ってご飯が炊けることや、切った材料を袋に全部詰めて煮込み料理ができることに驚きの声があがっていました。洗い物を減らすことで節水もでき、停電時にも助かる調理方法を学ぶことで、防災に対する意識も自然と高まりました。

調理の様子

調理の過程では、旬の野菜を切ったり、味付けを工夫したりと、子どもたちが積極的に参加し、保護者と協力して一品ずつ仕上げていく様子は、まさに家庭科の実践の場そのものでした。出来上がった料理を囲んでの試食タイムでは、「こんなに美味しいとは思わなかった」といった感想が飛び交い、親子で笑顔を共有しながら達成感を味わうことができました。

今回の講座は、食の楽しさとともに、備えることの大切さ、そして親子の絆を深める貴重な機会となりました。