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更新日:2025年3月25日

太白区 センタートップ

太白区中央市民センター

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電話番号: 022-304-2741 
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令和4年度 わがまち防災・減災実践講座

令和4年度「わがまち防災・減災実践講座」レポート

2022年12月7日

第2回目「親子で学ぶ防災講座」

開催日:11月26日(土曜日)10時00分~11時30分

今回は「親子で学ぶ防災」と題し5組11名の親子の参加のもと、地域の仙台市地域防災リーダー(SBL)5名の皆さまを講師にお迎えし行いました。

始めに親子で”サバ飯作り”に挑戦です。アイラップという耐熱で特殊なラップを使い、洋風炊き込みご飯と簡単だし巻きを作りました。ただ材料を混ぜて茹でるだけなのですが、ガスが止まりきれいな水が無くても調理ができることに、感心しながら取り組んでいました。

続いて、親子で防災クイズに挑戦しました。子ども達は、いろいろな災害の場面で「どう行動するのが一番安全か」を考えながらクイズを答えていました。

保護者は、大人版のクイズに挑戦。難しい問題に苦戦もありましたが、講師の解説に聞き入り真剣に取り組む様子が印象的でした。

次に、自宅で簡単に作れる段ボールトイレ作りのデモンストレーションを行いました。皆さん、段ボールが簡単に簡易トイレに変形していくことにびっくりしていました。しかも丈夫な簡易トイレの作り方は、大変好評でした。

最後は、仙台防災VR体験を行いました。仙台市安全協会の皆さんから、機器の説明を受けVRカメラを装着します。今回は、地震災害時に歩いて避難する状況をバーチャルで体験しました。子ども達は、凄い迫力にびっくりし、保護者も東日本大震災を想い出して、互いに防災に対するモチベーションアップに繋がっていたようでした。

第1回目「東日本大震災を振り返り、今後の防災・減災に生かす」

開催日:7月9日(土曜日)10時00分~11時30分

今年2月に開催予定で、新型コロナウイルス感染拡大の為、中止となっていた東日本大震災関連の講座を開催しました。

第1部は、「東日本大震災時の避難所の状況について」と題して、仙台市郡山小学校校長の小崎 功二氏をお迎えしてお話しを頂きました。

小崎校長先生は、震災当時、長町小学校の教頭として避難所の開設から運営、閉鎖まで携わりました。大混乱の中で、昼夜を問わず避難所を切り盛りした貴重な経験やお話しに、参加者は真剣に聞き入り今後に生かす決意を新たにしていました。

第2部は「震災の記憶と教訓を今後に生かす」と題して、東北大学災害科学国際研究所准教授の柴山 明寛氏のお話しを頂きました。始めに行った、津波避難を想定した高台移動シミュレーションゲームでは、移動途中でどのような行動を選択するかで避難時間が変わってくる、自分の命を守るためいち早く避難行動に移ることの大切さを改めて学びました。また11年前の東日本大震災とは、どのような災害だったか、建物への被害などについても学術的な面からお話しを伺いました。

柴山先生は、東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」の活動もしており、今回の講話でも「大災害の経験や教訓を伝承することが大事」そして、私たちも正しく伝えていく大切さを改めて感じる講座となりました。

講座開催に併せて、太白区文化センター・ミニギャラリーに於いて「東日本大震災の写真パネル展」も開催し、多くの方々にご覧いただくことができました。