おとなの食育　日本酒に親しむ

おとなの食育　日本酒に親しむ（第3回）講座を開催しました。

第3回　「日本酒を楽しむ」

　　

第3回最後の講座では、いろは横丁の「並行複発酵屋　かけはし」の店主であり、利き酒師の資格を持つ小野寺さんを講師に迎え、日本酒の楽しみ方を実践的に学びました。はじめに、講師から唎酒師の話し、燗酒の話し、全国の日本酒の話しなど基礎知識や味わい方について分かりやすい説明があり、全国各地の日本酒について紹介がありました。地域ごとの特徴や風土による違いを知ることで、日本酒の多様性を感じる内容となりました。受講生から日本酒の保存方法や「辛口・甘口とは？」などについてもたくさんの質問が挙がりました。次に、日本酒に合う酒肴の試食を行い、料理と日本酒の相性を実際に味わいました。受講生からは「家庭でも料理と合わせて楽しみたい」といった感想が寄せられました。

最後に、冷酒と燗酒の利き酒体験を行い、飲み比べを通して味や香りの違いを体感しました。「日本酒がさらに好きになった」「楽しみ方が広がった」「燗酒に挑戦してみたい」「とてもステキな講座でした！日本の食文化、奥深いですね」との声もあり、満足度の高い講座となりました。

全3回の講座を通じて、日本酒を文化として捉える理解が深まり、次回の開催を期待する声も多く聞かれるなど、日本酒の魅力を身近に感じていただけた講座となりました。

全3回の講座を支えてくださった講師の皆様、ご参加いただいた受講生の皆様、ありがとうございました。

第2回　「蔵元を訪ねる」

　

　11月22日（土曜日）10時より、待ちに待った「蔵見学」を実施しました。
今回ご協力いただいたのは、第1回の座学でもお世話になった浦霞醸造元 佐浦さんです。

この日は塩釜に青空が広がる素晴らしい朝。
開催時間よりずっと前から、受講生の皆さまが外で楽しそうにお待ちくださっており、その期待感が伝わってきました。

講座は、総括杜氏の小野寺さん、進行を務めてくださった冨谷さんのご案内でスタートしました。
まず動画で酒づくりの概要を学んだ後、いよいよ蔵へ。震災当時のお話を交えながら、お酒がどのように造られていくのかを、工程ごとにとてもわかりやすく、丁寧に説明していただきました。

見学中には受講生から次々と質問が飛び、その一つひとつに小野寺さんと冨谷さんが笑顔で答えてくださる、和やかな雰囲気が続きました。
途中で2グループに分けていただいたことで、受講生が無理なく間近で蔵を見学できるように配慮されており、その気遣いに多くの方が感心されていました。

「こんなに丁寧に案内していただけるとは思いませんでした」「お二人の説明がとても優しくて、ますます浦霞のファンになりました！」といった感想が寄せられ、受講生の満足度の高さがうかがえました。

お酒の醸造工程への理解が深まったのはもちろんですが、杜氏の方々、そして社員の皆さんがお酒に真摯に向き合う姿勢に触れ、心が震えるような感動を覚えた一日となりました。

　第3回は「日本酒を楽しむ」をテーマに、壱弐参横丁の並行複発酵屋　かけはしさんからお酒に合う料理のレシピ紹介・試食や利き酒体験を行います。
どうぞお楽しみに！
 

 

 

第1回　「日本酒を知る」

　　

　

　10月25日（土曜日）14時から「おとなの食育　日本酒に親しむ」第1回を開催しました。講師は昨年創業300周年を迎えた浦霞醸造元佐浦さんから、総括杜氏（とうじ）の小野寺邦夫氏とマーケティング本部企画部長 冨谷氏のお二人をお招きし、初心者向けの日本酒入門編講座を行いました。この日のために超多忙な講師のお二人は何度も打ち合わせやメールでの照会を行い、受講生の方に満足していただこうと準備を進めてきました。講座当日、日本酒に興味を持たれた受講生が期待に満ちあふれた面持ちで席に着きました。講師から日本酒の製造工程および製造方法の違い・分類の説明を受け、最後に純米酒、純米吟醸、純米大吟醸酒それぞれの違いを利き酒で体験しました。講師からたくさんの資料と普段は目にする機会がない酒米をシャーレに入れて実物を見せていただきました。受講生から「実際に酒造りに関わっていらっしゃるお二人の貴重なお話しでした。」「日本酒について今まで知らなかったことが聞くことができて、有意義な美味しい時間を過ごすことができました。」「開講時間を長くして欲しかった！」など感想をいただきました。
　第2回の「蔵元を訪ねる」ではいよいよ塩釜の佐浦さんの酒蔵を見学します。受講生は前日から「納豆」「ヨーグルト」の飲食は控えてご参加ください。おいしい新酒を守るためにご協力をお願いします。