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更新日:2025年3月25日

泉区 センタートップ

根白石市民センター

〒981-3221 仙台市泉区根白石字杉下前24番
電話番号: 022-379-2108 
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始

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令和6年度 元気キッズ~かむりっこひろば~

令和6年度 元気キッズ~かむりっこひろば~(開催レポート)

2025年2月28日

第3回「いぎなり飛ぶ紙ヒコーキ作り」

第3回は令和7年2月15日(土曜日)に「いぎなり飛ぶ紙ヒコーキ作り」を開催いたしました。講師には、これまでも元気キッズ事業や凧作り教室などで大変お世話になっている実沢工房の菅原晃氏をお迎えして、前半は折り紙ヒコーキ作り、後半は飛行大会として開催いたしました。

子どもたちの前には5種類の型紙が用意され、1種類目と2種類目は全員で同じ形のヒコーキを折りました。ヒコーキは出来上がる度に試験飛行をして、翼を少し曲げるなどして微調整し、真っ直ぐ飛ぶように、あるいは長い時間ふわりと飛ぶように仕立て上げるようにしました。3種類目以降は好きな折り紙ヒコーキを折り、時間の許す限り製作や調整に励んでもらいました。同伴している保護者の方々も一緒に折りながら、子どもたちがヒコーキを完成させられるようにリードしたり見比べたり楽しんでいました。

作り終えた折り紙ヒコーキを持って、会場を広いホールに移して飛行大会をしました。自分で作ったヒコーキを何度か飛ばして、それぞれのヒコーキの特性をつかんでもらいます。飛行距離のチャンピオン、飛行時間のチャンピオン、着陸地点(的当て)のチャンピオン、それぞれを決める飛行会の時には自分でヒコーキを選んで飛ばしてもらいました。飛行距離では初めての折り紙ヒコーキ作りだったにもかかわらず15mを超える記録も生まれました。

飛行距離や時間などの記録を狙うための形をした折り紙ヒコーキだけではなく、翼が羽ばたいているように見える折り紙ヒコーキなどユニークな形も用意され、参加した子どもたちは熱心にヒコーキ作りに取り組み、そして思いっきり飛行させることができた講座となりました。子どもたちがメインの講座でしたが、同伴参加されているお父さんお母さんの紙ヒコーキ作りにかける熱量も非常に高かった(!)講座でもありました。1から自分が作り上げたヒコーキを飛ばすこと、調整してみること、もっと飛ぶようになることなどの体験を、参加者同士の交流にもなった今回の講座で楽しく感じてもらえたのなら幸いです。

第2回「夏休みの親子バス遠足」

第2回は8月6日(火曜日)に「夏休みの親子バス遠足」を開催いたしました。仙台市環境局が実施する「ワケルくんバスで行く!環境施設を見る会」事業を利用させていただき、この中で根白石地域の環境施設を見学できることから、地域の施設を学ぶ機会に加えて、いつもは同級生と行く遠足を親や兄弟など家族と行くことで家族内での交流や絆を深める機会としてもらうことを趣旨に開催いたしました。中には夏休みということで、県外から仙台に長期滞在中の小学生兄弟が仙台在住の祖父母とともに参加してくれたりもしました。

市民センターに集合した参加者の皆さまは早速バスに乗り込み出発し、環境局職員の方から環境施設のこと、資源回収やリサイクルのことなどの説明を受けながら、最初の目的地である葛岡工場へ向かいました。葛岡工場の施設見学では家庭ごみがどのように処理されて行くのか、また資源回収されたものがどのように取り扱われているのかを学びました。普段は間近で見ることの無いごみクレーンの大きさに圧倒される子どもたちの感動(親も感動)、タイミングよく収集車が来場してごみピットに収集物を降ろす作業を見ることができたときの喜びなども共有できた見学となりました。その後は工場内で「ごみ分別講座」に挑戦し、各グループ内で悩みに悩んだり話し合ったりして身近なごみの分別先を考え、答え合わせで驚きや発見の連続となる挑戦となりました。

続いて隣接の葛岡リサイクルプラザを見学し、ごみと資源、まだまだ使える不用品とリサイクルのことなどを学びました。

葛岡工場とリサイクルプラザで学んだ後は再びバスに乗り、根白石地域に戻って、(株)仙台リサイクルセンター内にお部屋をお借りして「お弁当タイム」。参加者各自に用意してもらった遠足弁当を親子で食べてもらいながらの昼休憩を取りました。

午後は、地元・根白石にある施設、(株)仙台リサイクルセンターの見学でした。資源ごみの説明と施設見学、そして再度の分別チャレンジがありました。施設見学では分別回収された資源ごみが再生原料にまとめられる様子などを見ることができました。ここでは子どもたちだけではなく親からも「地元にこのような工場があるとは思わなかった。」「近くてもこのような機会を得ないと見ることができず貴重だった。」という声が聞かれ、環境のことだけではなく自分たちの住む地域を学ぶことにもつながりました。

バスは市民センターに戻って「夏休みの親子バス遠足」は終了しました。市民センターのすぐ近くではちょうど「根白石民俗七夕まつり」が開催されていて、沿道に多くの七夕飾りが出されていました。こちらの見学は任意でご案内させていただきましたが、足を運ばれた親子・ご家族の姿を見ることができました。

子どもたちが見学や体験を通じて笑顔を輝かせ、その場に親や家族を伴い共有できた感動が、良い学びとも相まって忘れられない機会となり、よい思い出となってくれたのなら幸いです。

第1回「田んぼ周りの生きもの調べ」

令和6年度の根白石市民センター「元気キッズ~かむりっこひろば~」は、全3回のうち応募定員を超える参加申込を頂いた第1回「田んぼ周りの生きもの調べ」を皮切りに、むかい*いきもの研究所の向井康夫氏を講師にお迎えして8月2日(金曜日)に開催されました。7月下旬以降は最高気温が猛暑日を記録したり、天候が不安定だったりしましたが、開催当日は気温も高過ぎることなく天候も安定し、仙台の真夏らしい天候となりました。

市民センターに集合した子どもたちは、始めに講師から今日の目的と予定を説明され、期待感いっぱいの足取りで近隣の田んぼに向かいました。途中の所々で講師より水稲や田んぼ周りの生きものの説明を受けながら採集ポイントに到着し、小一時間ほどの生きもの探し。時には親や講師の助力を得ながら、水中、陸上、空中と網を振って奮闘していました。

田んぼ周りでいきものを採集した後は、市民センターまで一時的に持ち帰って観察しました。カエル、エビ、ミズカマキリ、シジミ、ヤゴ、トンボ等々、様々な生きものたちを観察することができました。特にカエルの見分け方については、講師である向井先生オリジナルのフローチャート資料を見て特徴分けしていくとカエルの種類が分かり、子どもたちだけではなく一緒に参加した親も一緒になって夢中で調べていました。また同じく、向井先生オリジナルの照明付き自作ルーペで観察する生きものの特徴や体表面の美しさには参加した皆さまから歓声が上がるほどでした。

根白石ならではの自然あふれる環境で、田んぼのことと生きもののことを体験として学んだ一日、観察した生きものたちを元の場所にリリースして、地域の環境を親子で楽しく学ぶ機会となりました。