令和6年度 「高森塾」講座レポート
2024年9月27日
令和6年度「高森塾」講座レポート
2024年9月27日
【第4回 9月27日(金)】
第4回目の高森塾は、移動学習としてスリーエム仙台市科学館を見学しました。現地集合・現地解散でしたが、35名の方々にご参加いただきました。
まず最初に1F「市民の理科室」で仙台市科学館職員 門脇 駿氏より展示物についての解説をしていただきました。最近新しく展示に加わったものや、より楽しく展示物を見るためのポイントなどを解りやすく教えていただきました。
仙台市科学館はゾウの骨格標本を全国で一番多く所有していること、干潟のジオラマでは本物の生きたカニを放って飼育していることなどを聞くと「オー」と歓声も上がり、普段では聴くことのできない科学館のバックヤードの話に皆さん興味深々でした。
解説を聞いたあとは、3F・4Fの展示エリアに移動し自由見学です。「マルハネカレハカマキリ」「パンダメダカ」など珍しい生き物のの展示もあり、魅力的な展示物の数々を熱心に見学されていました。
【第3回 7月26日(金)】
第3回目の「高森塾」は「気候変動による災害リスクの増大」をテーマとして、宮城県地球温暖化防止活動推進員の西本正文氏をお招きし、地球温暖化が進むと何が起きるのか、自分たちに何ができるのか?ということをお話していただきました。
今まで自然界で起きてきた変化に比べると、直近100年における気温上昇スピードが速すぎること、そして、それは人間の活動に起因するところが大きく、このまま温暖化が進むと災害リスクの増大につながるということを確認しました。また、温室効果ガスを減らす「緩和策」と、起きてしまう「困ること」に備える「適応策」というものがあり、私たちの生活の中で取り組める対策についても併せて学ぶことができました。
講座アンケートには「小さくても自分のできる所から実践していきたい」「地球温暖化が進むと大変なことになると実感した」などの声が寄せられ、地球温暖化について改めて考えるきっかけにしていただけたようです。
【第2回 6月28日(金)】
第2回目の「高森塾」は仙台文学館 学芸室長 渡部直子氏をお招きし、「井上ひさしの生涯と作品」と題してご講話いただきました。
話は井上ひさしが幼少の頃に始まり、母・マスの子育てに奮闘する苦労話や、仙台文学館館長時代のエピソードなどを、貴重な写真映像もふんだんに盛り込みながら紹介していただきました。渡部氏によるわかりやすくも軽妙な語り口に、会場ではしばしば笑いも起こり、あっという間の90分でした。
講座アンケートには「詳しく丁寧な内容で非常に良かった。また聴く機会を作ってほしい」「井上文学の面白さの根源がわかった気がする」「講話を聴いて井上文学に興味が出た。早速作品を読みたい」などの声が寄せられ、受講生の皆様の井上文学に対する興味関心が益々深まったようです。
【第1回 5月24日(金)】
令和6年度 最初の「高森塾」が開催されました。
昨年度は高森市民センターが大規模改修工事の影響で約1年間休館していたため「高森塾」も行っておりませんでした。約1年振りの開催ということもあり、今回は定員を大幅に上回る多くの方々にご応募いただきました。ありがとうございました。
当日は開講式からスタートし、館長より受講生の皆さまにご挨拶をさせていただきました。
つづく講話では東北大学名誉教授 戸島貴代志氏をお招きし「てつがく、してみる?~立ちどまって考えてみよう」と題しご講話いただきました。
「生きる意味」という少し難しい題材でしたが、講座アンケートには「日頃思っていたことに解答が出たように思う」「とても面白かった。もっと聞きたい。」などの声が寄せられ、受講生のみなさまには大変興味深く今回の講話をお聞きいただけたことがうかがえました。
ここまでが本文です。