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更新日:2025年3月25日

泉区 センタートップ

高森市民センター

〒981-3203 仙台市泉区高森6-1-2
電話番号: 022-378-9950 
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始

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令和6年度 「高森塾」講座レポート

令和6年度「高森塾」講座レポート

2025年2月28日

第9回 2月28日

令和6年度最後となる「高森塾」が開催されました。今回は2部構成で行い、第1部では佐藤実治(なおはる)さんをお招きし「スプリングコンサート」と題してヴァイオリンの演奏を行いました。
おなじみの歌謡曲からクラシック、ジャズなど多彩な楽曲の演奏に加え、ヴァイオリンを伴奏に受講生全員で歌う場面もあったほか、受講生のみなさんの声を会場内で録音し、ヴァイオリンの演奏を重ねるなど、趣向を凝らした楽しいコンサートとなりました。
講座アンケートには「素晴らしい演奏で心が癒された」「感動した」「来年も来てほしい」などの声が多く寄せられ、音楽を通して豊かな時間を過ごすことができました。

第2部では閉講式を行いました。受講生の皆様は、高森市民センター館長による閉講の挨拶に頷きながら、これまでの「高森塾」での学びに思いを馳せているようでした。

5月にスタートし、全9回開催された「高森塾」を最後まで無事に開催することが出来ましたのも、受講生の皆様のご協力のおかげです。令和6年度「高森塾」を受講いただきまして誠にありがとうございました。

第8回 1月24日

第8回目の「高森塾」は「ハッピースマイルコンサート」と合同で開催し、合計69名の方にご来場いただきました。
今回は「宮城野雅楽会」より3名の神職の方々をお招きし、「鳳笙(ほうしょう)」「篳篥(ひちりき)」「龍笛(りゅうてき)」を用いて雅楽の演奏をしていただきました。
演奏された曲は、①楽器の音程・音高を整える「平調音取(ひょうじょうのねとり)」、②唐の太宗(唐朝の第2代皇帝)が貞観(627~649)の末ごろに作ったとされる「五常楽の急」、③民謡の黒田節の原曲とも言われている「越殿楽(えてんらく)」、④インドを起源とする天竺楽のひとつである「陪臚(ばいろ)」が雅な音色で奏でられました。
また、演奏の合間に、楽器や曲目についてだけではなく、雅楽が語源となっている言葉についての解説もあり大変充実した内容となりました。楽器や譜面を間近に見ながら質問できる時間も設けられ、講座アンケートには「近くで楽器を見たり、解説をしてもらえて良かった」「生演奏で雅楽を聴く機会はなかなか無いので貴重な体験であった」「今回の講座を毎年の恒例にしてほしい」などの声が多く寄せられました。

第7回 12月20日

仙台市文化財課の髙橋氏をお招きし、伊達政宗公晩年の居城であった若林城についての講話を行いました。当日は寒い日となりましたが、39名の方々にご参加いただきました。
若林城が使用されていたのは8年程度で、政宗公死後は廃城となり「古城(ふるじろ)」と呼ばれていたこと、仙台城二の丸の「大台所」「焼火間」「上台所」は若林城から移築した建物であることなど、調査の結果判明したことを解りやすく解説してただきました。
また、発掘調査で出土した「軒丸瓦(のきまるかわら」「軒平瓦(のきひらかわら)」や皿などの展示もあり、実際に手にとって貴重な遺物を見ることもできました。
講座アンケートには「出土品に直接触れることができて楽しかった。」「若林城の歴史が学べて良かった」などの声が寄せられたほか、休憩時間や講座終了後に講師に熱心に質問をする姿も見受けられました。

第6回 11月22日(金曜日)

第6回目の「高森塾」は、仙台市介護予防月間の一環として(公社)宮城県栄養士会と共催し、「栄養学からみたフレイル予防」と題した講話を行いました。

「フレイル」とは、加齢に伴い身体の様々な機能が低下し健康障害を起こしやすくなった状態を言い、身体的な低下だけでなく、精神的・心理的低下や社会的低下などが関連しているといわれています。今回の講座では「フレイルは」生活習慣と大きく結びついており、栄養・運動・社会参加などを見直すことが予防につながることを学びました。

また、宮城県民は1日あたりの塩分摂取量が日本一多く、そのため高血圧や動脈硬化のリスクが高くなっているという話がありました。
受講生からの「普段の食事を作る際、塩分をグラム単位で計りながらは作れない。どうしたらよいか?」という質問に対し、講師からは「塩分を細かく計りながら作るのは難しい。みそ汁ならば、出汁を効かせていつもより少しだけ味噌の量を減らすなど、今食べているものから少し減塩してみるというところから始めてみてほしい」という回答がありました。

今回学んだことを日々の生活に少しでも取り入れ、「フレイル」とは無縁の健やかな毎日を過ごしたいものです。

第5回 10月25日(金曜日)

第5回目の高森塾は、シナプソロジーを取り入れた軽体操を行いました。
まず最初にシナプソロジーについて講師より説明がありました。シナプソロジーとは「右と左で違う動きをする」など、「普段やりなれない動きで脳に適度な刺激を与え、脳を活性化させるメソッド」のことだそうです。出来る・出来ないではなく、その過程が大切との話がありました。
説明の後、早速身体を動かしながらシナプソロジーを体験しました。講師の軽妙な語り口とともに、自分の意志通りになかなか動いてくれない身体に思わず笑いがもれ、終始和やかな雰囲気で講座は進みました。
最後にイスを使ったストレッチや筋肉を緩める方法を学び、今回の講座は終了です。受講生のみなさんには今日学んだことをぜひご自宅でも実践していただき、ますます健やかな毎日をお過ごしいただきたいと思います。

第4回 9月27日(金曜日)

第4回目の高森塾は、移動学習としてスリーエム仙台市科学館を見学しました。現地集合・現地解散でしたが、35名の方々にご参加いただきました。

まず最初に1F「市民の理科室」で仙台市科学館職員 門脇 駿氏より展示物についての解説をしていただきました。最近新しく展示に加わったものや、より楽しく展示物を見るためのポイントなどを解りやすく教えていただきました。
仙台市科学館はゾウの骨格標本を全国で一番多く所有していること、干潟のジオラマでは本物の生きたカニを放って飼育していることなどを聞くと「オー」と歓声も上がり、普段では聴くことのできない科学館のバックヤードの話に皆さん興味深々でした。
解説を聞いたあとは、3F・4Fの展示エリアに移動し自由見学です。「マルハネカレハカマキリ」「パンダメダカ」など珍しい生き物のの展示もあり、魅力的な展示物の数々を熱心に見学されていました。

第3回 7月26日(金曜日)

第3回目の「高森塾」は「気候変動による災害リスクの増大」をテーマとして、宮城県地球温暖化防止活動推進員の西本正文氏をお招きし、地球温暖化が進むと何が起きるのか、自分たちに何ができるのか?ということをお話していただきました。
今まで自然界で起きてきた変化に比べると、直近100年における気温上昇スピードが速すぎること、そして、それは人間の活動に起因するところが大きく、このまま温暖化が進むと災害リスクの増大につながるということを確認しました。また、温室効果ガスを減らす「緩和策」と、起きてしまう「困ること」に備える「適応策」というものがあり、私たちの生活の中で取り組める対策についても併せて学ぶことができました。
講座アンケートには「小さくても自分のできる所から実践していきたい」「地球温暖化が進むと大変なことになると実感した」などの声が寄せられ、地球温暖化について改めて考えるきっかけにしていただけたようです。

第2回 6月28日(金曜日)

第2回目の「高森塾」は仙台文学館 学芸室長 渡部直子氏をお招きし、「井上ひさしの生涯と作品」と題してご講話いただきました。
話は井上ひさしが幼少の頃に始まり、母・マスの子育てに奮闘する苦労話や、仙台文学館館長時代のエピソードなどを、貴重な写真映像もふんだんに盛り込みながら紹介していただきました。渡部氏によるわかりやすくも軽妙な語り口に、会場ではしばしば笑いも起こり、あっという間の90分でした。
講座アンケートには「詳しく丁寧な内容で非常に良かった。また聴く機会を作ってほしい」「井上文学の面白さの根源がわかった気がする」「講話を聴いて井上文学に興味が出た。早速作品を読みたい」などの声が寄せられ、受講生の皆様の井上文学に対する興味関心が益々深まったようです。

第1回 5月24日(金曜日)

令和6年度 最初の「高森塾」が開催されました。
昨年度は高森市民センターが大規模改修工事の影響で約1年間休館していたため「高森塾」も行っておりませんでした。約1年振りの開催ということもあり、今回は定員を大幅に上回る多くの方々にご応募いただきました。ありがとうございました。
当日は開講式からスタートし、館長より受講生の皆さまにご挨拶をさせていただきました。
つづく講話では東北大学名誉教授 戸島貴代志氏をお招きし「てつがく、してみる?~立ちどまって考えてみよう」と題しご講話いただきました。
「生きる意味」という少し難しい題材でしたが、講座アンケートには「日頃思っていたことに解答が出たように思う」「とても面白かった。もっと聞きたい。」などの声が寄せられ、受講生のみなさまには大変興味深く今回の講話をお聞きいただけたことがうかがえました。