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更新日:2025年12月27日

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「高森塾」仲間とともに学び続ける、豊かな人生!
令和7年度「高森塾」講座レポート
2025年12月28日
第7回「伊達政宗のまちづくり―城下町仙台のヒミツ」


令和7年度高森塾第7回は、ブラ木村でおなじみ「ジモトアーカイブせんだい」理事の木村浩二氏をお招きし、伊達政宗公のまちづくりについてご講話いただきました。
「仙台城」と名付けた政宗公の思いや、広瀬川がつくりだした河岸段丘台地の勾配を利用し、町中に多目的用水として「四谷用水」を配した土木技術の高さ、侍屋敷(〇〇丁)と足軽・商人・職人の町屋(〇〇町)を分けた街区配置についてなど、仙台の地形や地質を活かした巧みな町づくりについて、大変わかりやすく解説していただきました。
当日は45名の参加がありましたが、NHK「ブラタモリ仙台編」でナビゲーター役を務めた際のエピソードも織り込みながらの軽妙な語り口に、すっかり木村ワールドに引き込まれた様子で、皆さん熱心にメモを取りながら話に聞き入っていました。
また、講師より2036年(政宗公400回忌)を目指し、現在仙台市を中心に動いている取り組みについて紹介がありました。仙台藩初代藩主であり仙台62万石の礎を築いた政宗公の生涯を描いたNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」が1987年に放送されましたが、政宗公の物語を再び全国に届けようという動きです。詳しくは下記のリンク(別ウィンドウで開きます)からご確認ください。
伊達政宗公の大河ドラマを誘致する会事務局(仙台市観光戦略課内)(外部サイトへリンク)
【受講生の感想】
政宗公のまちづくりを知りたいと思っていたので、大変興味深く拝聴した。政宗公の(基本となる)思いなども詳しく知ることができ嬉しく思った。
講師の説明が分かりやすく理解が深まった。
仙台に住んでいても知らないことが多く、今日の話を聞いてとても勉強になった。
あっという間の90分だった。ものすごく良かった。仙台にぴったりの題材だった。パート2も期待したい。
第6回令和7年度仙台市介護予防月間公益社団法人仙台市薬剤師会共催「介護に関する薬の知識薬局薬剤師の活用法」


令和7年度高森塾第6回は、仙台市介護予防月間と連携し、公益社団法人仙台市薬剤師会と共催で開催しました。
マリーン調剤薬局薬剤師の飯塚知慈先生を講師に迎え、「介護に関する薬の知識薬局薬剤師の活用法」をテーマに講話をしていただきました。
講話はまず、薬物療法と副作用の早期発見についての内容から始まりました。病識を持つことの大切さや、正しい服薬の方法や服用タイミングの注意点について説明されました。また、薬の影響で起こりうる副作用について説明があり、日常のちょっとした変化が薬の影響であることもあるため、早期発見のためにも、変化に気づいたら医師や薬剤師に相談することが大切であることを学びました。
また、副作用によっては認知症のような症状になることがあることや、認知症を改善するための最新のお薬に関する情報についても解説されました。
服薬支援やかかりつけ薬剤師制度に関する項目では、様々な服薬支援の制度についてや、薬の一包化をはじめとした薬局薬剤師の活用法、かかりつけ薬剤師制度について知ることができ、受講生の方々も「そんなことも相談していいんだ」と、薬剤師に相談することの大切さを実感された様子でした。
認知症は特別な病気ではなく、誰でもかかる可能性があること、服薬等によって症状が改善できる可能性があること、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、安心して相談できる医師や薬剤師の存在が重要であること、などを知ることができた講座となりました。
【受講生の感想】
薬に関する話がわかりやすくためになった
これまで受診することもなく日常生活を過ごしてきていますが、後期高齢者になってこれからの予防について学習させていただきました。
専門的な事も出てきて、少し難しかったですけど、ためになりました。
服薬の具体的な方法、副作用などを知ることが出来た。また、色々の制度や認知症の薬、予防、かかった時には・・・など知ることが出来たので良かったです。
薬の副作用について気になっていた為、良かったです。健康サポートしていただける薬局、薬剤師の大切さを感じました。
第5回「移動学習3GeV高輝度放射光施設ナノテラス見学」


令和7年度高森塾第5回目は、移動学習として、東北大学青葉山キャンパスにある「3GeV高輝度放射光施設ナノテラス」の見学を実施しました。
青葉山駅を過ぎ、真新しいキャンパスの中を抜けると、突如として大きな施設が目に飛び込んできます。
まるで近未来から飛び出してきたようなこの施設こそ、2024年4月1日に運用開始した「3GeV高輝度放射光施設ナノテラス」です。
出入口はセキュリティのため閉じられているので、係員の方に開けてもらい、ロビーへ。
奥にある近未来的な雰囲気のエレベーターが目に飛び込んできて、期待が高まります。
その後、係員の方に案内され、ナノテラス内を見学することができる大きな窓のある部屋で、ナノテラスについて解説を伺いました。
「放射光とはなにか?」といったお話から、「ナノテラス」内の構成や、国内や海外の放射光施設の現状まで、専門的な話をわかりやすく解説していただきました。
それらのお話の中で、ナノテラス(nanoterasu)の「テラス(terasu)」は、なぜ「terrace」ではなく「terasu」なのかも、知ることができました(ナノの世界を照らす。また、日本神話で世の中を照らす「天照大御神」のようにこの施設で行われる研究やその成果が、世界の学術や産業にも豊かな実りをもたらして欲しいという願いから)。
質疑応答の時間には、受講生の皆さんからも積極的な質問が飛び出し、充実した講座となりました。
【受講生の感想】
放射光について何となくしか分からなかったが、やや分かりました。
ぼんやりしていたことが、わかりやすい説明で少しわかった気がします。
非常に参考になった。
むずかしいがとても勉強になった。
むずかしかった。しかし、この様な施設が宮城にあるというのはすばらしい‼
個人ではなかなか見学する機会が少ない施設を見ることができ大変良かった。
第4回「いま話そう未来へのバトン~相続と不動産登記~」


令和7年度高森塾第4回「いま話そう未来へのバトン~相続と不動産登記」が、9月26日(金曜日)に高森市民センター第一研修室で開催されました。
今回は約2か月ぶりの高森塾となりましたが、50名の方が参加くださいました。
講師には、みらいえ相続グループから相続アドバイザーの加藤慎先生をお迎えし、相続の手続きや不動産登記についてご講話いただきました。
まず最初に、相続に関する基本的な流れについて、分かりやすい解説が行われました。相続手続きにはそれぞれ期限が定められていることや、その期限を守る必要性について具体的に説明があり、受講生の皆さんも熱心に耳を傾けていました。
続いて、遺言書の有無によって手続きの進め方が大きく変わることが紹介され、遺言書の役割や準備の大切さを知ることができました。また、専門家に依頼した方がよい部分と、自分で対応できる部分の違いについても整理され、実際に相続にかかる費用の目安や、よくある誤解についても丁寧に解説されました。
講座の最後には質疑応答の時間があり、受講生の方々は積極的に質問し、それぞれの理解を深めていらっしゃいました。
受講生の皆さんにとって、相続を単なる手続きとしてではなく、人生設計の一部として捉えるきっかけとなる内容でした。
前回の講座の内容と併せ、相続や終活を考えることは、今後の自分らしい人生へとつながると同時に、残される家族への思いやりにもなるということを感じさせられる講座になりました。
【受講生の感想】
分からなかったことやいいと思っていたことが違っていて参考になった。
相続についてはとても大事なことと認識させられました。
一度だけのセミナーではなかなか理解しにくいと思われました。ついつい後回しにしていましたが、勉強が必要と感じます。
難しかったです。
より詳しく知りたいと思った。
講師の方の話し方がソフトで丁寧な言葉遣いで聞き取りやすい。資料も他の講師より良かった。(文字の大きさなど)
第3回「備えあれば憂いなし。昨今の墓じまいと終活事情」


令和7年度高森塾第3回「備えあれば憂いなし。昨今の墓じまいと終活事情」が、7月25日に高森市民センター第一研修室で開催されました。
講師に株式会社ごんきやの山田和佳子先生をお迎えし、様々な供養の方法やお墓の種類、エンディングノートの書き方について、ユーモアを交えながら分かりやすく詳しく、解説していただきました。
終活とは「死に支度」ではなく、「”生き”支度」であるということで、「これからの人生を自分らしく生きるための活動」であるという言葉がとても印象的でした。
エンディングノートの書き方では、ただノートに向き合うだけではわからない書き方のコツも教えていただきました。また、お墓や供養については、具体的なメリットやデメリットまで詳しく解説していただきました。
受講生からは、「断片的にわかっていた事柄を包括的に理解できた」との声もあり、漠然と知っていたことについても、より具体的に学べた講座となりました。
【受講生の感想】
説明がとても丁寧で、分かりやすく、参加をしてとても良かったです。
終活を改めて少しずつ始め、子に迷惑をかけないようにしたいと思った。
心がかりでしたが、何だか安心しました。
自分にも必要と改めて認識した。
エンディングノートを活用して、これからの残りの人生を積極的に生きたいと思いました。
第2回「みんなで歌おう!楽しく奏でるハーモニー」


令和7年度第2回目の「高森塾」が、6月27日に高森市民センター第一研修室で開催されました。
今回のテーマは、歌とピアノ「みんなで歌おう!楽しく奏でるハーモニー」でした。合唱サークルの講師やソプラノ歌手としてもご活躍中の星久美子先生を講師としてお招きし、和やかな雰囲気の中でのびのびと歌声を響かせました。
まずは発声練習を行い、参加者全員の声がしっかり出始めたところで、星先生のピアノ伴奏に合わせて、昭和歌謡を歌いました。
最初は遠慮がちだった方も、徐々に声量が増し、みなさん力強く元気な声でハーモニーを奏でました。
中盤では、宮城県出身で有名な歌手のエピソードや昔の仙台にまつわるお話も紹介されました。皆さんそれぞれの青春時代がよみがえり、懐かしさとともに星先生の軽妙なトークに笑顔があふれるひとときとなりました。
普段は歌に自信がないという方も、みんなで声を合わせることで自然に声が出て、歌う楽しさを実感されていました。講座の最後には「楽しかった」「こんなに思いきり声を出すのは久しぶりだった」という声が多く寄せられ、皆さん元気をもらって帰路についたようでした。
【受講生の感想】
大きな声で思いっきり懐かしい歌を歌い、ストレス発散になりました。
オンチもドオンチと夫に言われてましたが、今日は大きな声で歌いました。
先生のお話が楽しかったです。
歌い方、声の出し方、姿勢など、とてもタメになった。
歌が苦手な私でも参加しやすい形式で良かったです。
第1回「講談の世界へようこそー講談で知る伝説と人物ー」


令和7年度第1回の「高森塾」を高森市民センター多目的ホールで開き、70名の塾生が集いました。
高森市民センター館長の挨拶で開講し、今回講師にお招きした宝井講談修羅場塾名取の講談師、村田琴之介先生から、講談の持つ魅力やその特徴、落語などの他の話芸との違いなどの講話をいただき、古典講談「青葉の笛」と創作講談「人生の金メダル」を読んでいただきました。
聴衆を笑わせることを目的に会話で進行する落語に対して、講談はまるで歴史の一場面を見てきたかのように読むとの言葉通り、まさに「青葉の笛」では、熊谷直実が平敦盛の美しさに息を吞む様子や、泣く泣く首を討ちとる悲哀を大いに感じることができました。
また、「人生の金メダル」では、宮城県出身の偉大な柔道家である神永昭夫のオリンピックの名場面とその後の人生がドラマティックに読みあげられました。
受講生の方は、講談に初めて触れる方が多かったそうですが、今回の講座をきっかけに興味をお持ちになられた方が多くいらっしゃいました。
【受講生の感想】
初めて講談を聞く機会を得た。講談の歴史発展も含め楽しく聞けて良かった。
張りのある声すてきでした。
ふだん聞きなれない講談で少々とまどったが、話が進むにつれて内容も良く、楽しく聞く事が出来ました。
合戦の講談は言葉が難しかったが、解説していただいたのでよく分かった。神永選手の演目はストーリーが臨場感あふれていて聞きやすかった。
これからも色々と講談を聞いてみます。
