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更新日:2025年3月25日
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市民企画講座「地域の宝さがし!石碑から学ぶ大沢の歴史」
10月27日、11月17日、12月1日の全3回開催しました。
2023年12月1日
10月27日第1回目。芋沢地域に点在する石碑を訪ね、石に刻まれた文字を丁寧に一つ一つ確認しました。昔の人々はどんな目的で石碑を立てたのか、刻まれた文字は何を伝えているのか、当時の人々の暮らしに思いを馳せながら、地域を歩きました。
光の加減で、文字の読み取りの難易度も変わってきます。参加者の皆さんは、熱心に文字の判読に挑戦していました。
11月17日第2回は館外学習の予定でしたが、あいにくの雨のため予定を変更し、1回目のふりかえりを中心に、館内での学習会を行いました。
12月1日第3回は、大沢市民センターから往復で1時間程度の、近い場所に点在する石碑群3か所を、徒歩でゆっくりと回りました。文字の大きさ、彫りの深さ、文字以外の記号のような形、石の形状などを、丁寧に観察しました。後半、センターに戻り、石碑の文字の判読できた部分の答え合わせをしながら、館外学習のふりかえりを行いました。講師の熊谷富代子先生から、石碑から読み取れる当時の人々の暮らしや生業、信仰、道しるべとしての石碑の役割、また村の組織「講」についてなど、様々な角度から地域の歴史についてお話をしていただきました。石碑は区画整理などの影響で元の場所から移動され、一か所に集められている場合が多くありましたが、石碑が現在まで地域内で守られていることは、昔の人々の知恵や願いが、地域で受け継がれていることを実感できました。
参加者からは、「住居から30分ほとの近いところなのに、初めて訪れました。先人の歴史、行動がすごいと思いました。」、「前よりも石碑をじっくり観察するようになりました。自然、災害と密接に結びついて石碑があることがわかりました。さらに観察してみたいです。」などの感想をいただき、地域の歴史についてもっと学びたいという熱意を感じることができました。大沢の魅力をこれからも地域の方々と共有し、住民同士のつながりを深めるきっかけになればと思います。
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