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更新日:2025年3月29日

青葉区 センタートップ

三本松市民センター

〒981-0912 仙台市青葉区堤町3-23-1
電話番号: 022-274-3955 
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始

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令和6年度 三本松老壮大学

「令和6年度 三本松老壮大学」講座レポート

第10回

写真:R6老壮大学の様子1

写真:R6老壮大学の様子2

 

日時:令和7年3月12日(水曜日)10時から11時
会場:三本松市民センター 体育館

内容:実技「ニュースポーツ体験~ボッチャ&モルック」・閉講式
講師:青葉区中央市民センターまちづくり推進部 木村慎吾氏・市川仁氏

子どもからお年寄りまで誰もが取り組めるスポーツ2種類を短時間で体験しました。ボッチャはどれだけボールを的に近づけるか競うシンプルなルールです。一方モルックは、2チーム以上による対戦で、モルックという木の棒を投げて、数字が書いてある木の棒(スキットル)を倒します。倒れたスキットルの内容によって点数を加算していき、先に50点ぴったりになった方が勝ちとなります。参加者36人が8チームに分かれて対戦し、初めてでルールがわからないという戸惑いもあるなかでのチャレンジでした。コツがつかめてくると面白くなり、拍手や歓声が聞こえてきました。
最後に、伊勢館長から、1年間の振り返りと令和7年度もまたお会いしましょうという閉講の挨拶があり、令和6年度の三本松老壮大学が修了いたしました。

◆受講生の感想~アンケートより~◆
・体力もあまり必要とせず交流できるスポーツでした。
・はじめてやってみたが、たのしくできた。

第9回

日時:令和7年2月5日(水曜日)10時から11時
会場:三本松市民センター 会議室兼調理実習室

内容:講話「朗読を愉しみましょう」
講師:元仙台放送アナウンサー 浅見 博幸 氏

「難しく考えることは無いですよ。しゃべる・話すことは身体に良いのですよ」という先生からのお話の後、宮澤賢治の作品「狼森(おいのもり)と笊森(ざるもり)、盗森(ぬすともり)」の朗読が始まりました。シーンとした会場に先生の声が響き、目の前に森の景色が広がり、物語が展開していきました。次は、いよいよ受講生の番です。まずは、「アエイウエオアオ、、、」とお口の体操です。姿勢を正して、腹式呼吸で滑舌の練習をしました。最後に、宮澤賢治の作品「雨ニモマケズ」にチャレンジ!先生の後に続いて、読んでいきました。
雪がちらつき、最高気温2度のこの日、参加された31人の方々、ありがとうございました。先生の朗読を愉しみ、ご自分で声を出してみることも体験していただきました。

受講生の感想~アンケートより~

  • 腹式呼吸で声を出すのを意識しました。朗読をする機会は初めてです。とても良かった。声を出してお口の体操をやってみたいと思います。
  • 朗読を拝聴し、とても感情豊かで光景が浮かび、素晴らしかったです
  • 普段話をする機会がないので、良い訓練になりました。
  • 寺子屋の生徒になった気分でした。久しぶりに素直な自分になりました。

第8回

日時:令和7年1月8日(水曜日)10時から11時
会場:三本松市民センター 和室(1)

内容:演奏会「新春お箏の調べ」
演奏者:箏曲三絃生田流宮城社大師範 橘 寿好 氏

新しい年を迎え、29人の受講生が新年のあいさつを交わしながら会場に訪れました。プログラム1番は「春の海」、次は「六つの変奏による さくら」「みだれ」「鳥のように」と橘寿好先生の素晴らしい演奏が続きました。曲の解説や楽器の説明をはさみ、受講生はそれぞれの曲により深く親しむことができました。後半は半澤千恵子先生とお二人での演奏で「星に願いを」「愛のあいさつ」「ユーモレスク」の3曲。洋楽やクラシックの曲をお箏で楽しむことができました。古典の継承と共に新しいスタイルでの日本伝統音楽の魅力を感じる演奏会でした。新年が皆様にとって幸多き一年になりますように。

受講生の感想~アンケートより~

  • 年の初めに日本の伝統文化、お箏の演奏を聴けて幸せでした。至福のひと時、ありがとうございました。橘先生の技能の巧みさと語りのうまさに感心しました。
  • 初めて箏の生演奏を聞くことができて、すばらしいの一言です。
  • ディズニーの曲からクラシックまでお箏で演奏できるのには驚きました。新鮮で楽しかったです。
  • 父親が尺八をやっていたので子供の頃はよくお箏の演奏を聴いていました。とても懐かしく感動しました。
  • 日本の伝統音楽の発展のために頑張ってください。

第7回

日時:令和6年12月11日(水曜日)10時から11時
会場:三本松市民センター 会議室兼調理実習室

内容:講話「簡単!誰でも薬膳」
講師:ヒノマル舎 日野 友美 氏

「口に入るものすべてが体の為になるものであり、『薬になるお膳』を『薬膳』と捉えましょう」という説明から始まりました。スーパーマーケットにある食材すべてがお薬で、じゃがいも、玉ねぎ、人参、豚肉、マグロ等を例に、その効果を学習しました。じゃがいもは疲れ・消化不良に、豚肉は滋養強壮・潤い不足・血の不足に効果があります。また、冬に食べたい旬のお薬食材には、咳を解消して消化をを助ける大根、疲労回復やむくみ防止には黒豆等があり、りんごや柚子には自律神経を整える作用も期待できることがわかりました。受講生は、いつも食べている食材の薬効を知って、薬膳をより身近に感じたようです。
普段の食事に、旬の食材を加えてみたり、その土地の物を食べたり、その日の体調に合わせた食材選びを楽しんで、体の内側から元気になれますように。

受講生の感想~アンケートより~

  • 普段の食生活で良いと感じました。まんべんなく食べて、旬の野菜を摂るようにしていきます。
  • 食材の特性について参考になり、よくわかりました。
  • 自分の体と相談して、食材を選び、食べたいと思います。

第6回

日時:令和6年11月13日(水曜日)10時から11時
会場:体育館

内容:講話・実技「人生100年時代の足の健康づくり」
講師:ココカララボ 小山田美由紀氏

看護師であり、医療フットケアスペシャリストの講師から、長く元気に過ごすための毎日のフットケアを学びました。

  1. 裸足になって、自分の脚をチェックします。「巻き爪」などの変形がないかの爪のチェック、「たこ」や「うおのめ」、カサカサ、むくみ、しびれなど、皮膚と足全体を観察しました。
  2. 足の指の間に手の指を入れて、足の甲や足の裏をストレッチ。足の指も左右に、ぐるぐると動かしてみました。
  3. 新聞紙1枚をぐちゃぐちゃにして手でまるめ、足の指できれいに開き、足全体でトントンとアイロン掛け。最後に足の指で小さく小さくたたみます。
  4. 靴ひもは、中間部分で足の甲にフィットするようにしっかり結びましょう。歩きやすさが変わってきます。

足のトラブルがあると、だんだん歩かなくなり筋力や活力の低下につながります。フットケアの大切さを知り、今日からできるお手入れを学ぶことができました。

受講生の感想~アンケートより~

  • 足が暖かくなりました。足の悩みがいっぱいでした。
  • 足指の健康体操、最高でした。家でもやってみたいと思います。
  • 靴のはき方、勉強になりました。いつも中央をきつくしばっていたので。
  • フットケアが大事だと知りました。
  • いつまでも歩けるように毎日心掛けていきたいです。

第5回 館外学習

日時:令和6年10月9日(水曜日)10時から11時30分
会場:仙台市博物館

内容:親鸞聖人生誕850年 特別展「親鸞と東北の念仏-ひろがる信仰の世界ー」の講話・見学
講師:仙台市博物館 大内 直樹氏

仙台市博物館は、令和6年4月に改修工事を終えて、再開館しています。床の絨毯、座席の布も真新しく、明るさを放っているホールの中で、特別展の概要についてお話を聴きました。
国宝「親鸞影像」からうかがえる親鸞の特徴、親鸞の遺骨を墨と一緒にすって描かれたと言われている骨墨御影。親鸞筆の教え「教行信証」、教えを広めるためにひらがな交じりで書かれた「三帖和讃」など、特別展の見どころを予め教えていただくことで、展示物に対して関心を高め、じっくりと見ることができました。
また、この特別展を開催するにあたって浄土真宗各派の本山や東北各県の寺院などに伝わった貴重な文化財を調査し、これまでにないスケールでの展示を実現できたというお話に、「驚きました。うちは浄土真宗なのですが、歴史も知ることができました。良かったです。」と感想を述べる参加者もいました。

第4回

日時:令和6年9月11日(水曜日)10時から11時30分
会場:三本松市民センター 会議室兼調理実習室

内容:臨床美術会体験「さつま芋の量感画」
講師:東北福祉大学地域創生推進センター 仙台元気塾 クリニカルアート講師 古瀬 布美子 氏

猛暑続きの夏、秋の訪れが待ち遠しい中で、秋を感じるさつま芋を手に取り、オイルパステルで色をぬっていきました。まずは、中身の色、次は外側の色。どんどん重ねていきます。

溝になっているところをひっかいてみたり。

ベビーパウダーをふりかけ、指でなじませ、ティッシュペーパー軽くこすっていくと、あら不思議です。油絵のような質感が表れました。形を丁寧に切り取って、台紙に貼り、和紙で飾り付け、サインを入れて出来上がり。上手も下手も関係なく誰もが楽しみながら作品作ることができるアートの世界を体験しました。

参加者27名の作品を先生が展示してくださいました。かすかに流れている音楽を耳にしながら、森の中の美術館にでもいるようです。10月13日に開催される三本松市民センターまつりでも展示いたします。ぜひ、ご覧ください。

受講生の感想~アンケートより~

  • 先生のアドバイスで、考えていたよりも立体感のあるさつまいもが描けて満足でした。
  • 中身に外側を着せて行くのが、おもしろかった。
  • 何十年振りに絵を描きました。とても楽しかったです。
  • 何も考えず夢中になる時間を過ごしました。頭がスッキリしました。
  • 楽しく製作できました。各々の個性が色々でていて素晴らしかった。

第3回

日時:令和6年7月10日(水曜日)10時から11時
会場:三本松市民センター 会議室兼調理実習室

内容:公益財団法人 仙台市医療センター 仙台オープン病院 地域医療連携室 共催事業
地域健康講座「ウォーキング-歩き方、靴の選び方-」

講師:茂庭台豊齢ホーム 主任理学療法士 菊地 良 氏

三本松老壮大学は、5月に50人でスタートし、現在の在籍人数は47人です。そのうちの42人(89%)が出席して、ウォーキングについて学習しました。ウォーキングは、いつでも、どこでも、手軽に楽しめ、多くの効果が得やすい有酸素運動です。「ポイントは、1.顔をあげて遠くを見る。2.腕を後ろに振るイメージ。3.いつもより少し大股で歩く。の3点」「始めるのに遅いということはありませんよ」とのこと。

また、高齢者の靴の場合、一般的な靴の選び方のポイントのほかに、➀つま先が上がっている形状。2.軽量であること。3.靴の開口部が広いこと。4.リウマチによる変形や外反母趾などの足の疾患にあった靴を選ぶことが大切だと分かりやすく説明していただきました。

受講生にとって「フレイル予防のための運動~ウォーキング~」は関心の高いテーマです。有意義な学びができました。

受講生の感想~アンケートより~

  • 非常に参考になった。毎日ウォーキングしているので、歩く姿勢に注意して頑張りたい。
  • 靴の選び方、いつも困っていた。今日はありがとうございました。
  • 説明がわかりやすい。指導されたことを留意しながら実践していきたい。
  • 自分の歩き方が間違っていることに気づいた。
  • いつもサンダルで歩いていたので、今後は靴をはいて散歩したい。

第2回

三本松老壮大学6月12日講座の様子1

三本松老壮大学6月12日講座の様子2

日時:令和6年6月12日(水曜日)10時から11時30分
会場:三本松市民センター 会議室兼調理実習室

内容:講話「おいしく元気に!フレイル予防~筋肉維持に必要な栄養を取り入れよう~」
講師:公益財団法人 宮城県栄養士会 管理栄養士 遠藤敦子 氏

加齢に伴って生じる心身機能の低下の状態をフレイルといい、健康と要介護状態の間にあります。「早めに対策を取れば健康に戻れますよ」という講師の言葉に、受講生38人は学習意欲がアップ。フレイル予防の3つの柱「栄養、身体活動、社会参加」のうち、今回は「栄養」について学習しました。

さて、何をどれくらい食べたらいいのでしょうか。まずは、自分の朝食・昼食・夕食を思い出して「食事記録シート」に記入し、たんぱく質は赤色、炭水化物・脂質は黄色、ビタミン・ミネラルは緑色のシールを貼ってみました。次に「さあ、にぎやかにいただく(10食品群チェックシート)」に〇をつけました。毎日7点以上が目標です。これで自分の食事バランスが見えてきました。手のひらで量を計る「手ばかり栄養法」も教えていただき、大体の目安も把握できそうです。

最後に、冷凍食品や缶詰等の便利食材やおすすめレシピも教えていただきました。受講生は隣の人と話をしたり、講師に気軽に質問してフレイル予防「栄養編」に取り組むことができました。

受講生の感想~アンケートより~

  • 色々な方法で栄養についてチェックできることが良くわかった。
  • ちょっとしたヒントがあり、助かりました。今日からやってみたいことも多く、家庭で話したい。
  • 今塩分を控えての食事づくりに頑張っているところです。色々参考にしながら、励みたいと思います。
  • 一人暮らしなので、今後もバランスのとれた食事を工夫していきます。

第1回

三本松老壮大学第1回

三本松老壮大学第1回

日時:令和6年5月8日(水曜日)10時から11時15分
会場:三本松市民センター 体育館

内容:開講式・講話「地域の魅力を発掘する~堤町周辺編~」
講師:地元学応援団/奥州・仙台魅力発掘研究所 佐々木 伸 氏

令和6年度の三本松老壮大学には50名の受講申込みがあり、39名が出席してスタートしました。開講式の後は、佐々木伸氏をお迎えし、豊富な資料と写真をスクリーンに映し出して、分かりやすくお話しいただきました。

初めに「台原丘陵から安養寺丘陵は古くから粘土の産地で、陸奥国分寺、多賀城の瓦の供給地で窯跡も残されています。堤町は奥州街道の出入り口で仙台七崎のひとつ、鹿島崎は眺望の良い場所です。藩政時代には足軽の内職で陶器がさかんに生産されてきました。」と三本松・堤町の特徴をお聞きしました。

次に、地元の堤町天神社も古い歴史をもっていること。この周辺には平泉藤原氏の時代から歴史を紡いでいる小萩塚、小萩観音、長命荘天満宮、白水稲荷神社などがあること。したがって、三本松・堤町は歴史的にも魅力的な地域であることが分かり、受講生もうなずいておりました。

最後に、天満宮と菅原道真との関り、東北の天満宮と仙台の天満宮を紹介していただき、地元の魅力を別の視点から発掘することができました。

受講生の感想~アンケートより~

  • 堤町周辺わかりました。榴岡天満宮を見学に行って見たいです。
  • 「こちふかば においおこせよ うめのはな あるじなしとて はるなわすれそ」懐かしい歌を思い出しました。ありがとうございます。
  • 地元の天神社を大事にして行きたいです。
  • ドン・キホーテ屋上駐車場から見える神社が白水神社と知り、一度訪ねてみようと思いました。白+水=泉、興味深いお話でした。
  • 地図を使った説明が良かった。