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更新日:2026年3月13日

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令和7年度ながまち老壮大学 文化教養コース
5月15日「仙石線の話」
講師:仙石線元運転士 坂本 俊樹 氏
仙石線の元運転士、坂本さんをお招きし、仙石線についてお話いただきました。
仙石線の前身は私鉄の宮城電気鉄道(宮電)。開業は1925年。1944年に国有化され仙石線となります。2025年に開業百周年を迎えました。
宮電の誕生には細倉鉱山が関わっているそうで、鉱山の余剰電力対策として電気鉄道をつくるということになったそうです。
東日本大震災を耐えた奇跡の車両M16のお話も印象深いものでした。
仙石線の歴史や、運転士さんならではの貴重な体験談に、受講生の皆さん、熱心に耳を傾けていました。
6月19日「やさしい天文学と夏の星座」
講師:天文ボランティア うちゅうせん 永井 秀男 氏
長く天文ボランティアとして活動されている永井さんに天文学の知識をわかりやすく教えていただきました。
地球の直径を30cmとし、太陽を太白区中央市民センターに置いた時の惑星の距離は次のようになるそうです。
水星は宮沢橋、金星は三神峯公園、地球が仙台駅、火星は大学病院、木星は槻木駅、土星は白石市。
このように身近な例を用いながらお話しされる永井さんから、天文学の楽しさが伝わってくる講座となりました。
7月17日「地域の中の文化財 十八夜観世音堂 “おかんのんさま”」
講師:仙台市博物館 酒井 昌一郎 氏
広瀬橋の近くにある十八夜観世音堂。
そこにある木造菩薩立像(おかんのんさま)が8世紀から9世紀にかけて制作されたことが2007年に明らかになりました。
その後、仙台市有形文化財、宮城県指定有形文化財に指定され、「おかんのんさま」は、現在、仙台市博物館にいらっしゃいます。
「おかんのんさま」の発見に携わった酒井さんにその経緯や仏像の特徴等をお話しいただきました。
受講生の皆さんにとって、地元のお宝について認識を新たにする、いい機会になったようです。
9月18日「地元の老舗 九重本舗玉澤」
講師:九重本舗玉澤 専務執行役員 近江 剛史 氏
古くて懐かしい「九重」、今話題の「霜ばしら」。これらの銘菓をつくる工場が太白区郡山にあります。
地元の老舗として、専務の近江さんをお招きし、お話を伺いました。
四代藩主綱村公の招きに応じ、近江から仙台に移り創業したのが、1675年のこと。
現在の和菓子業界は好調とは言えない状況にあり、その中で伝統を守りつつ時代に見合った和菓子をつくるように努力されているそうです。
私たちがおいしいお菓子を口にするまでには、その裏には様々なご苦労があることを知ることができました。
10月16日「誤嚥って何だろう」
講師:仙台オープン病院 看護師 根岸 久美子 氏
講師は看護師の根岸さん。
まずは食べることの基本、嚥下(のみこむこと)の仕組みについてお話いただきました。
その嚥下がうまくいかないと(誤嚥)、食べ物や唾液が気管に入り誤嚥性肺炎を招くことになります。
さらに、誤嚥を予防するための調理法も教えていただきました。
意外だったのは、刻み食が危険なことです。小さく刻んだ方がいいように思えるのですが、喉にへばりついてしまい、誤嚥を招くそうです。
きちんと食べることが生きるうえで大事なことを、あらためて思い知る講座となりました。
11月14日「健康教養コース合同 秋のクラシックコンサート」
小畑 実織 氏(フルート) 須藤 遙 氏(ヴァイオリン)
千葉 絵里子 氏(ピアノ) 沼澤 希浦 氏(ピアノ)
今回は健康教養コースとの合同コンサートです。
ワクワクさせるピアノ連弾の「こうもり序曲」でコンサートは始まりました。
その後、ヴァイオリン・ソロやフルート・ソロ、ピアノ・ソロやピアノ連弾、すべての楽器の合奏など、盛りだくさんで充実した音楽を楽しむことができました。
楽器に関する豆知識なども間にさしはさまれ、終始、和やかな雰囲気に包まれたコンサートになりました。
演奏曲
「こうもり」序曲:ピアノ連弾
「私のお気に入り」:フルート、ヴァイオリン、ピアノ
「サウンドオブミュージック」:フルート、ヴァイオリン、ピアノ
「主よ人の望みの喜びを」:ピアノ
「タイスの瞑想曲」:ヴァイオリン、ピアノ
「日本のうたメドレー」:フルート、ピアノ
「上を向いて歩こう」:ピアノ
「瑠璃色の地球」:ピアノ連弾
「演歌メドレー」:フルート、ヴァイオリン、ピアノ
「花は咲く」:フルート、ヴァイオリン、ピアノ連弾
12月25日「寄席・落語の楽しみ方2025」
講師:魅知国定席 花座 席亭 白津 守康 氏
花座の席亭、白津さんをお招きし、寄席や落語のお話をしていただきました。
落語家の団体や寄席の仕組みを教えていただいあと、ご自身、席亭を務める花座の話。
花座は2018年に開場しました。
その際、落語芸術協会会長の桂歌丸さんにご尽力いただいたそうです。
震災の避難所をまわる活動や寄席を維持するご苦労のお話に受講生の皆さん、感心されるとともに、合間に挟まれるなぞかけに大笑いするという楽しいひと時を過ごすことができました。
1月15日「すべての道は都に通ず 街道の移り変わりと長町宿」
講師:ジモトアーカイブせんだい 理事 木村 浩二 氏
まずは街道のお話。
奈良・平安時代の東山道、中世の奥大道(おくたいどう)、江戸時代の奥州街道について教えていただきました。
奥州街道は若林城築城後、参勤交代のために田町~荒町~河原町ルートがあらたに設定されたそうです。
奥州街道に置かれた長町宿は出羽方面、閖上方面にも至る交通の要所でした。
南北に細長い長町宿は北長町と南長町に分かれていたそうです(現在の長町1丁目と3丁目の間が境界)。
街歩きの達人、木村さんのお話から、あらためて地元長町が歴史的に重要な役割を果たしていたことを知る講座となりました。
2月19日「鎌倉・南北朝時代 太白区周辺の歴史散歩」
講師:東北学院大学文学部 教授 七海 雅人 氏
前回に続き長町の歴史のお話です。
今回は七海さんに中世の長町地域についてお話いただきました。
中世の長町地域は名取川をはさんで南北に北方(きたかた)と南方(みなみかた)分かれ、長町地域は名取郡北方に属していました。
鎌倉時代の名取郡ですが、幕府の有力者(初代侍所別当和田義盛、幕府実力者三浦義村、執権北条時頼)が領主となります。
それだけ、この地が重視されていたことを物語ります。
大河ドラマに登場するような歴史上の有名人の名が出るたびに、受講生の皆さんから感心する声が出ていました。
仙台の中世の歴史はあまり語られることがないのですが、中世史の専門家の七海さんのお話は受講生の皆さんに強い印象を与えたようです。
