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タイトル:真美沢公園の四季

2022年6月9日

 真美沢公園は、以前あった八乙女の広域の水田地帯に向けて3段のため池があった里山が連なる地域に、仙台市北部を住宅地として団地が切り開かれた中で里山とため池といったセットで残されたと思われます。最後まで残されたため池の水を利用していた水田も商業地や住宅地に変わり、里山とため池が、自然豊かな地域資産として残されています。


第壱回 アカマツ

地滑りなどの攪乱が起こった跡の明るい場所に真っ先に定着し生長する先駆種

英名:Japanese Red Pine

 

真美沢公園の主な樹木はアカマツです。アカマツの林に小動物や野鳥により、コナラやアオダモなどの様々な広葉樹がもたらされたと思われます。以前はタヌキが、おそらく今でもハクビシンなのかもといった目撃情報があります。そして様々な野鳥がさえずる里山でもあります。第壱回は、そのアカマツを取り上げます。

 アカマツは、地滑りなど攪乱が起こった跡の明るい場所、日当たりの良い尾根筋や、表土の流れた岩山などによく見られ、土壌のやせたところや乾燥地でも陽の当るところであればよく育成する陽樹。つまり、生育に多くの光を必要とするため、ある程度成長して、アカマツの森林となった中では、若い樹は生育できないため、コナラなどの広葉樹に入れ替わるとされています。まさに真美沢公園のアカマツも、松枯れで伐採された切り株を観ると150年から200年ほどの森林となっていて、そこに広葉樹が育つといった姿が観られます。

 

アカマツは、高さ30m、幹径1.5mにもなる常緑針葉高木で、日本産のマツの中で最も広い範囲に分布し、天然状態では日本の本州、四国、九州に分布とされています。アカマツ林を見ても、その呼び名のとおり、樹皮が赤っぽい松なので、和名で「赤松」と書きます。

松は、アカマツとクロマツの総称で、縁起の良い木の代表です。それは、松が長生きの樹であること。季節が変わっても一年中、青々とした緑を保ち続けることから、めでたい木とされ、神を「待つ」とか、緑をた「もつ」から来たなどの説があるとのこと。さらに、黒黒とした樹である黒松を雄松(男松)としたときに、アカマツの葉がクロマツに比べ軟らかいことから女性を連想させるため雌松(女松)との別名もあります。

 松の花は、花びらを持つ花ではありません。雌雄同株といって、4~5月にかけて、新枝の基部に円柱形の淡黄色の雄花が多数つき、花粉がいっぱい詰まっています。一方、雌花は赤紫色の小さな松かさ形で、枝の先端に23個付きます。受粉は、雄花にいっぱい詰まった花粉が風によって運ばれて受粉します。なんでも花粉には風船のような袋がついていて風に乗りまくって遠くまで飛び、雌花のりん片の隙間から入り受粉します。写真には、今年の春、受粉した雌花の下に、1年前に受粉したマツカサが観えます。マツは種子ができるまで一年半も費やします。

 

 樹皮は赤みの強い褐色であり鱗状に薄く剥がれ、次第に亀甲状に縦の割れ目がはっきりしてきます。アカマツの生育地はおおまかには内陸部、対してクロマツは海岸部と、生育地のすみ分けができているとのこと。

 松かさや松ぼっくりといわれているのは、マツ科植物が樹木に付ける果実のこと。晴れて乾燥している日は開き、雨の日には閉じることをご存じですか。秋になると、松ぼっくりの開いた隙間に実った種子が、風を受けて飛んでいきます。雨の日は固く閉じて、種が飛ばないようにしています。

 

アカマツは、秋の味覚の王様であるマツタケがとれることでも有名です。アカマツとマツタケの関係は共生・・・。樹木が…植物が生きるためには、窒素やリンなどの養分が必要ですね。しかし、アカマツが生えている地は、冒頭にご説明したように、痩せ地で養分が不足しているとされています。そこで、アカマツはマツタケ菌と手を結び、養分を供給してもらうお礼に光合成でつくった栄養などを分け与えていることで、貧しい土壌でも生育できるたくましさを身に着けたのです。

ちなみに、民間伝承による「マツタケが取れるアカマツ林の条件」はというと・・・標高は400mまでで、尾根からの傾斜の緩いところが良いらしく、尾根筋の両側10mほどの範囲がよく出るという。アカマツ年齢は5060年がマツタケの出盛りで、100年以上の林は採れない。気象的に梅雨時から雨が多い年、8月に夕立が多い年は、マツタケが多く出るなどとまとめられていました。・・・つまり真美沢公園の里山は、残念ながらマツタケは採れないとなりそうです。

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