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タイトル:真美沢公園の四季

真美沢公園の四季 第十四回 ミズヒキ

2022年9月4日

真美沢公園は、以前あった八乙女の広域の水田地帯に向けて3段のため池があった里山が連なる地域に、仙台市北部を住宅地として団地が切り開かれた中で里山とため池といったセットで残されたと思われます。最後まで残されたため池の水を利用していた水田も商業地や住宅地に変わり、里山とため池が、自然豊かな地域資産として残されています。

第十四回 ミズヒキ

紅白のコントラストが目を引く小花、飛び出した二本のかぎ針で引っかかり遠くに運ばれる

英名:Jumpseed

 

 ミズヒキは、多年草でタデ科イヌタデ属の草本。日本全国の山地や低地の林縁や林下、特に日陰にひっそりと咲かせています。茎は直立しまばらに枝を分け、高さ4080cmにもなります。葉は茎全体につくか小形の個体では茎の上部に集まります。開花は811月頃。花は総状花序で、茎頂や葉腋から長さ2040cmになる花穂を出し、それに小花がまばらに咲きます。祝儀などで使われる水引きそっくりに、茎の先に、上から観ると赤く、下から観ると白い様が、上下でコントラストよく観察できるのが、名前の由来とのこと。英名の由来は、種をとろうと花柄を手でしごくと、実がノミのように弾け跳ぶことや、種子の先端の鉤状の部分が動物などにひっかかった際に、ジャンプして近場に種を撒き散らすところからついているという。

 葉は茎全体につくか小形の個体では茎の上部に集まり、長さ515cm、幅49cmの楕円形〜広楕円形で、葉の先は鋭形、基部は広いくさび形をしています。初夏の頃にたまに、葉に「八」の字の模様(鼻緒のような模様)が入ります。葉柄は短く、上部の葉はほとんど無柄、托葉鞘は膜質、褐色で、表面と縁に毛があります。

 開花期は811月頃で。写真にあるように上下で赤と白のコントラスト際立つ小花が特徴です。咲き始めの時に上から見おろすと赤く見え、下から見上げる、或いは逆さにすると白く見えるのが印象深いです。別々に見せられたら同じ花のつぼみだとは気付かないでしょう。

 

 花は総状花序で、茎頂や葉腋から長さ2040cmになる花穂を出し、それに小花がまばらに咲いている様子を最初の写真で観ていただいています。萼は4裂し、雄しべはふつう5個。そう果はレンズ状の卵形、鈎状になった花柱以外は、(赤と白の色の染まった花びらに見えますが、果皮と呼ばれる)萼(ガク)に包まれ、長さ約2.5mm。小花の色は、上半分は赤色、下半分は白色で、アップで観るとコントラストよく目立ちます。ほんと小さな花なので近づいて観ないと気付かずに通り過ぎてしまいそうです。

 

 ちなみに、茎も含め全体を上から観ると赤く、下から観ると白いのが確認でいます。咲く際の規則性はぶれないようです。木陰などの暗い場所に育つので、目立たない花ですが、わび、さびの世界に通じるのか、茶室の脇などに植えられたり、一本刺しにして飾られたりするとのことです。

 このミズヒキも、動物や人間を通じて生域を広げてゆく「ひっつきむし」と呼ばれている種のひとつです。上の写真にあるようにかぎ針状のモノが見えます。こちらは花が咲いているときには雌しべだったものが、花期を終えて飛出し、さらに二つに裂けて枯れて、それがかぎ針のようになって、引っ付くといった仕組みです。引っ付く力はあまりありませんが、ちょっと引っかかって、すぐに外れて、それでも、少しは移動してそこで次世代へ命をつなぐ。ミズヒキならではの戦略なのでしょう。

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